今日は金曜日、「インフルエンザ流行レベルマップ」「新型コロナの都道府県別の感染状況」「人口当たりの新型コロナの感染者数の推定値」が発表になる日です。
先ずはインフルエンザ流行レベルマップ(NIID)から行きましょう。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html
https://kansen-levelmap.mhlw.go.jp/Hasseidoko/Levelmap/flu/new_jmap.html
2023年第39週の定点当たり報告数は9.57(患者報告数47,346)となり、前週の定点当たり報告数7.09よりも増加した。都道府県別では沖縄県(25.93)、千葉県(19.56)、大分県(19.55)、山口県(19.39)、東京都(16.58)、宮崎県(16.31)、神奈川県(15.05)、熊本県(14.91)、埼玉県(13.98)、愛媛県(13.84)、徳島県(12.32)、茨城県(11.99)、福岡県(11.91)、長崎県(10.23)、佐賀県(9.85)、兵庫県(9.74)、静岡県(9.60)の順となった。39都道府県では前週の報告数よりも増加し、8都道府県では前週の報告数よりも減少した。
定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約33.3万人(95%信頼区間:30.9~35.6万人)となり、前週の推計値(約25.8万人)よりも増加した。年齢別では、0~4歳が約2.9万人、5~9歳が約7.4万人、10~14歳が約7.1万人、15~19歳が約4.6万人、20代が約2.7万人、30代が約2.5万人、40代が約2.9万人、50代が約1.6万人、60代が約0.9万人、70歳以上が約0.7万人となっている。また、2023年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約99.1万人となった。
全国の保健所管轄区域で、警報レベルを超えている区域は13か所(10都道府県)で、注意報レベルを超えている区域は171か所(32都道府県)であった。
基幹定点から報告された、インフルエンザによる入院患者数は252例であり、前週(227例)から増加した。40都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(7例)、1~4歳(43例)、5~9歳(58例)、10代(30例)、20代(5例)、30代(9例)、40代(9例)、50代(5例)、60代(12例)、70代(33例)、80歳以上(41例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2023年第35週~2023年第39週)ではAH3亜型が69件(70%)、AH1pdm09が27件(28%)、B型2例(2%)の順であった。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
まとめると、インフルエンザ感染は前週よりも33%増えていた。沖縄県がワースト1、関東、九州などでも感染が拡大している。感染者は若い方中心で、20歳未満が66%を占めている。そして流行っているのはインフルエンザA型。
我が奈良県は、まだ、真っ白です。
我が坂根医院でも1日1人から5人程度の方にインフルエンザA陽性認めます。B型は今シーズンは未だゼロです。
インフルエンザとコロナ同時陽性の方も今シーズンは未だゼロです。
第39週 (9月25日~10月1日) の坂根医院での陽性者数は16人(新型コロナは13人)でした。
いつも全国の先駆け?となってくれている沖縄県を見てみましょう。
那覇市、八重山地方が真っ赤(警報レベル)ですね。旅行に行かれる方は注意してください。新型コロナは鎮静化していますが・・・
インフルエンザも新型コロナも、一気に広がって感染者が急に増えたり、重症化する方が増えたりすると医療崩壊を来してしまいます。
社会生活を普通に営みながら、可能な範囲で感染拡大を抑止していきましょう。
それがウィズコロナ時代の生き方です。