ジルとうなぎの 風に吹かれて気ままにキャンプ

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キャン友さんがリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを積んだ

2020-02-16 |  サブバッテリー

キャン友さんがうちと同じ12.8V 400Ah (5.1KW)リン酸鉄リチウムバッテリーを積んだ。

1個が3.2Vのユニットで14.3kg×4で57.2kgと大型のLiFePO4だ。

これがいいのはバッテリーとしての電圧は鉛に比べて少し高いが、ソーラーやオルタネーター充電、そしてすぐれもの充電器が使える事。

キャン友さんの初めての大掛かりな作業の画像が送られて来る。

 

 

設置場所は既設の鉛バッテリーとの置き換え。

まずは重い鉛バッテリーを撤去して固定枠を取り外す。

LiFePO4のサイズに合わせて木枠を固定してLiFePO4を設置する。

 

 

周囲に配線スペースも必要なので、寸法的にはあまり余裕がない。

ショートしないように電極には保護キャップを被せている。

LiFePO4は両側から厚手のアルミ板等で両側から挟んで長期的に膨れないようにしたいがそのスペースも取れそうにない。

 

 

LiFePO4が固定できたら配線を行う。

 

 

セルの電圧が分かるようにリポメーターの取付け。

裏は配線が露出している。

ショートしないように何かケースに入れる工夫が必要だろう。

 

 

 

これはリポメーターをデジタルテスターで校正した後。

電圧からすればバッテリーの残量は250~300Ah弱くらい。

 

 

次は床下収納を撤去して、走行充電リレーのコントロール配線を引き出してバッテリー室へ取り込み。

 

 

床下収納を撤去するとメインバッテリーが見える。

メインバッテリーのすぐ上にリレーボックスがある。

 

 

それを開けると200Aの走行充電リレーが顔を出す。

このリレーのコントロール線を室内に引き込む。

 

 

バッテリー室へ取り込んで新設のリレーにつなぎこむ。

 

 

これが新設のリレーと電圧コントローラー。

LiFePO4を充電中に、ある一定の電圧になったらリレーをカットして充電を停止する。

リレーにつなぎこむのはソーラーパネルからコントローラーへいくケーブルと走行充電リレーのコントロール信号。

 

 

バッテリーの横にリレーを設置する。

 

 

ちなみにLiFePO4の低い方の電圧はバッテリープロテクターで12.0Vに設定されている。

 

 

 

充電テストは、安定化電源とエンジンを掛けてオルタネーターからの両方で充電する。

LiFePO4は電圧が少しだけ高いので入りにくい。

電源の電圧は14.6Vで充電。

 

 

オルタネーターとDC電源の両方で充電中。

 

 

満充電近くなるとそれまでほとんどバラつかなかった各セルの電圧に差が出て電流が減って来る。

LiFePO4の電圧変化はあまりないので、電圧だけでは残容量の把握が難しい。

満充電近くなると、セルがバラツキだすので、そこを充電終了とすればいい。

 

 

セルの電圧がバラつきだしてから、停止直前の様子。

セルのカットオフ電圧の3.65Vを超えないように注意する。

セルがバラツキだしてからカットオフに達するまでの時間と充電量を把握するためにここまでテストした。

普段はもっと下の電圧でコントロールするほうが楽。鉛バッテリーのように満充電にこだわる必要はない。

 

 

これをもとにリレーのカットオフ電圧を設定して常用使用とすればいい。

セルの電圧がこのようにバラついても1時間もすればどれも均一になって電圧が揃う。

この方法も8セルくらいまでは大変安定して大丈夫だが、10セルを超える場合はBMSやバランサーを取付けたほうががいい。

 

快適化やトラブル事例はこちらに沢山あります。

 

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コメント (27)
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