腎不全でも美味しいご飯を

おはようございます！毎日のお楽しみごはん。
セント君はまだ腎不全初期段階で食欲はいつも通りでも、ビリー君はセント君に比べて
少し病気が進んでいますから日によって食欲不振、嘔吐もごくたまにあります。
鍼治療を始めてから、たまにあった嘔吐下痢の頻度は間違いなく少なくなりました。
でも好き嫌いも多いし、まず食べてくれなきゃ始まりません。

今日は多少細かい事をリポートしますが、
腎不全でもけして難しくなく、美味しく楽しくごはんやってますよー的な
事を書こうと思いますので、普通食の方はスルーしてね。


タンパク質を抑える事こそ基本になっていますが、そもそも何故なのか？
タンパク質がエネルギーとして吸収された後に尿素窒素などの老廃物が出来て、
それを排出するのが腎臓だからです。その腎臓が壊れているんですから負担をかけないようにと
タンパク質を抑えるわけです、、が！
同時に大事なのが老廃物を溜め込まない、効率の良い質の良いタンパク質を取る
という事です。なんたって大切なエネルギー源なのですから。

単にタンパク質といっても色々だからです。
よくワンごはんと言えば鶏ササミと聞きますが、
ササミは鶏の部位の中でもタンパク質が多い。
そりゃそーだ、あたしもダイエット月間は筋肉を増やすのにササミを食べるものね。
我が家でよく使う手羽はタンパク質はササミの3分の2程。
因みに牛や豚のバラは鶏ササミの半分程ですよ。
これがどの位の量かと言えば手羽50グラム当たり8.8グラムのタンパク質。
（カロリーSlism参照しています。）
腎臓疾患の子が1日に必要な最低限タンパク質は
体重1キログラム当たり2.2グラムといわれていますから
9キロのセント君は19.8グラムタンパク質が最低ラインで必要ということになります。
ワンご飯には他に穀物など微量にタンパク質が含まれるものもありますから
例えば手羽100グラムで17.6グラムのタンパク質となり、後は他の食材で摂取するとしても
手羽100グラムって結構な量ですよ。実際こんなに食べさせていません。お野菜もたっぷりだしね。

だからそんなにめっちゃ肉ーーっ！ってしなきゃ、神経質になる事もないです。
かといってタンパク質にも老廃物を作りにくい質の良いもの、
アミノ酸スコアの高いものとそうでないものがありますからよく吟味して。
意外と卵とかチーズとかは優秀だそうですよ。
あとはお野菜をバランスよくとって、スープたっぷりにするのは水分をたくさんとって
老廃物を溜め込まないようオシッコをたくさん出すようにです。
加えてビリー君は尿道、膀胱結石もありますのでとにかく水分はたくさんとっています。


それから制限しなきゃならないものにリンがあります。
カルシウムとのバランスが大事なのですが詳しくは省きますね、
リンを吸着するサプリをビリー君は使っています。最近はあまりにも漢方薬の量が多くて
このサプリを、ちょっとお休みしていたのでセント君にもどうぞー、というわけで。

これですー、レンジアレン。
腎臓病は治るということが無いので残っている腎機能に負担をかけることなく
進行させないようにするという考えで毎日過ごしています。
ちょっと大変そう、、って伝わっちゃったかな。
でもシニアと暮らすみなさんは少なからず色んなことを
日頃からケアされているのではないでしょうかね。
何が正解でとかは多分ないと思います。
うちの子ビリー君も、保護犬のセントちゃんも、我が家に一緒に暮らしている限りは
出来ることをしてあげたいと思っています。

推定年齢ではありますが15歳と同じ歳、
そしてたまたま腎不全という同じ病気を患ったふたり。
時に励ましあいながら お互い調子どう？ みたいな会話しているのかな。



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