今日から混乱しやすい調査対象について書きたいと思います。
最初は地域による差です。幾つかご紹介します。
(1)パイプウニ
パイプウニは太平洋・インド洋に広く分布し、日本でも紀伊半島より南に分布しているウニです。葉巻のような太い棘を持っています。この棘の断面は、まったくの丸ではなく、若干三角形になっています。特に棘の先端は三角錐に近い形をしています。
ところが、小笠原のパイプウニは、棘全体が三角錐になっており、他の海域のものよりも棘が太くありません。かつては別種と考えられており、異なる学名と和名が使われていたくらいですから、素人からみたら、別のウニに見えてもおかしくありません。この小笠原タイプのパイプウニの写真が出ているハンディ図鑑をお持ちの方が、講義の中で混乱されることが時々あります。
小笠原のリーフチェックに参加しない限りは、小笠原タイプのパイプウニについてきちんと知っていなくても大丈夫ですよ、と説明させていただいています。
最初は地域による差です。幾つかご紹介します。
(1)パイプウニ
パイプウニは太平洋・インド洋に広く分布し、日本でも紀伊半島より南に分布しているウニです。葉巻のような太い棘を持っています。この棘の断面は、まったくの丸ではなく、若干三角形になっています。特に棘の先端は三角錐に近い形をしています。
ところが、小笠原のパイプウニは、棘全体が三角錐になっており、他の海域のものよりも棘が太くありません。かつては別種と考えられており、異なる学名と和名が使われていたくらいですから、素人からみたら、別のウニに見えてもおかしくありません。この小笠原タイプのパイプウニの写真が出ているハンディ図鑑をお持ちの方が、講義の中で混乱されることが時々あります。
小笠原のリーフチェックに参加しない限りは、小笠原タイプのパイプウニについてきちんと知っていなくても大丈夫ですよ、と説明させていただいています。