#095：サンゴ礁の権利 4

　「サンゴ礁の権利」の4項目です。

・ダイビング、シュノーケル、船舶による直接的な破壊

　ダイビング中にサンゴを折ってしまった経験は、きっとどなたもお持ちだと思います。サンゴを壊すのは、別に人間に限ったことではなく、サンゴ礁に棲む他の生き物もします。問題なのは、その頻度です。頻度が高いと、自然に再生できなくなってしまいます。サンゴが綺麗だと人気のポイントにダイバーが多く入ると、折られてしまうサンゴも増え、サンゴが駄目になってしまったこともあります。

　シュノーケリングでは、知らずにサンゴの上に立ってしまうという例が後を絶ちません。

　船舶による最も多い被害は、アンカーによる破壊だと思います。大きな船がサンゴ礁に船底を当てる、当たらないよう海底を掘る、というのも破壊です。

　環境が良ければ、成長の早いサンゴ(1年に10cm位伸びる)は元に戻ります。しかし、破壊を続ければ、戻らなくなるのは誰が考えても明らかですね。