クイーン・エリザベス初寄港 乗客２千人、秋田満喫

英国の豪華客船「クイーン・エリザベス」（９万９００トン、全長２９４メートル、乗客定員２０８１人）が２２日午前８時ごろ、秋田港に初めて寄港した。乗客約２千人は、竿燈妙技やなまはげ太鼓の演奏で出迎えられると、桜が見頃を迎えた観光地などへ繰り出した。

　　　秋田魁新報より一部抜粋（2019年4月22日 掲載2019年4月22日 更新）

秋田港に初寄港したクイーン・エリザベス

秋田港クルーズターミナルで開かれた初寄港記念式典で、佐竹敬久知事は「県民を代表して皆さんを歓迎する。角館の武家屋敷や、ユネスコ（国連教育科学文化機関）無形文化遺産に登録されたナマハゲなどの伝統行事、豊かな自然を満喫してほしい」とあいさつ。サイモン・ラブ船長らに本荘ごてんまりや秋田犬の縫いぐるみなどを贈った。
　観光客はクルーズ列車やバスに乗り込んで観光地へ。思い思いの時間を過ごした後、午後５時ごろ秋田港を離れた。
　ツアーは横浜港発着の１０日間の日程で、金沢、韓国・釜山など計７港を巡る。エリザベス号は来年４～９月に３回、２１年４月にも秋田港に寄港することが決まっている。