ダンス以前 》》》

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2020-09-11 | HOME

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DANCE IZEN 

はじめまして!

私は、住む土地を変えながら、

フィールドワークを介して創作活動をしています。

表現媒体は、写真、カラダ、音などです。

ダンス以前というのは、

ダンスをする以前にそもそも人はなぜ時に凶変したり、

ふるまいを変え、場所によって態度を変えるのか?

6、7歳の頃に抱いた人の行動に対する不思議であったと記憶しています。

 

人の変容する姿は、恐ろしく、でもどこか滑稽で、二面性のある人を観察してみたり祭りの場で変わりゆく活気ある男性の姿を怖いもの見たさで覗きに行った日に目にした情景は、今でも鮮明に脳裏に焼きついています。どこか怖いけど、魅力的。しかし、言葉にしてしまったら消えてしまいそうな領域…

 

そんなことを気にしていたら人の動きに興味を持つようになり、今の作品テーマにたどり着きました。

 

作品テーマは、静かな糧 です。

表向きには現れない人知れず静かに、だけど淡々とそこにある人の生活の糧、心の糧になるような瞬間を作品化しようと試みています。小さな町や限界集落、職人の多く暮らす村に出かけ歩き回りながら、体に訴えかけてくる音を集めています。

 

 

 

 

集めるのは、音だけではなくその土地に住む人らの仕草、働く姿勢、佇まいを観察して集めます。人の生活音に耳をかたむけ、目みは見えない人の気配や場の雰囲気を記録します。土地によっては、中期間滞在することになることがあります。その期間中には、日常生活を共にしたり、継承される祭りに参加したりして鉾の取り扱い、踊りを覚えたり、季節労働に汗を流すこともあります。

 

 

 

とにかく、たくさん歩き回り、人と話す機会をもうけ、見聞きしながらその土地を吸収するかのごとく

毎日を過ごします。

                               

 

ときに、その土地がその土地であるために

不可欠な素材をみつけると実験的に一緒に動きます。

 

 

こうしているうちに土地がこちらに馴染んでくれたら、

カメラとレコーダーとマイクを持って歩き回る日々をはじめます。

歩き疲れたら、ひと休みもします。

これは、沖縄滞在のときに現地を歩き回っていたら休憩場所にうってつけと紹介してもらった滝の麓

ローコー行きつけとだけあって最高でした。

こういった場所に出会えるのもフィールドワークの醍醐味なのかもしれない(幸)

 

このようにして、歩き回り場に身を置いたときに、体に訴えてくる音がある程度たまったら

その土地のテーマソング、自分にとってその土地がその土地であるための音をつなぎ合わせ

土地の音風景を制作します。

 

ちなみに、

今までに暮らした土地の音⬇︎

https://soundcloud.com/xbzbbsusg4o

 

そうでした。

2018年に幸運にも、

このような活動をまとめる音作品制作の機会に恵まれました。

それがこのブックレットとして誕生しました。

 

作品ノート 

制作支援は、Gifu Indies Design Sessionsさん。

http://gids.jp

 

***

こうした活動の延長線上にて

地域おこし協力隊さん、地域で古くから商いを営む方や子どもの集う学童クラブのスタッフさん、学校の美術や英語の先生、はたまたローカルアーティストらと”風景を味わうイベント”をつくりあげるようになりました。

ダンスマッパーになろう!

 

 

 

体のワークショップ

町や村には、歴史溢れる素敵な空間がどこかにひっそり隠れています。

その場所で体をうごかすワークショプをするようにもなりました。

新しい土地に住むようになると、そんな場所探しからはじまるのも楽しみのひとつになり、慣習になってきている気がします。

自分本位でこの場所に身を置きたいから、滞在中にお借りして稽古をし、どんな動きがこの建物からは生まれてくるか実験したり、

 

体のリセットやトレーニングをワークショップ形式にやる機会を生まれました。

         

 

学童クラブや学校の父母会へ お邪魔することもあります。

鴨川、寺院、誰かの居間、お気に入りの場所、みんなでいつか踊ってみたかった場所など

WSをした場所はどれも印象に残るものです。

 

講師業

大学や公共施設において講師業を引き受けるようにいつしかなりました。

ダンスを一生続けていくために沢山のボディーワークやメソッド、ワークを体験した結果、

自分の信念と体、価値観にしっくりくる教育者に出会いました。

Dr. Moshe Feldenkraisです。

彼は、学び方を学ぶ教育環境をつくりあげ、生徒が自らの行動により己に気付き、

あらゆる環境に柔軟に行動する能力を磨くプロセスを生み出した方です。

 

2006年から指導をするようになり今では、指導歴14年。

大学院では、フェルデンクライス•メソッドと身体表現の可能性について研究する機会を得ました。

その延長線上で心理学やリハビリテーション、福祉、発達教育に従事する方々に指導する活動が生まれています。

 

興味のある方は、

http://blog.goo.ne.jp/felcafe/ の活動記録をご覧いただきお問い合わせください。

 

 

 

外国人アーティストとローカルコミュニティーの交流

海外生活を長くしたことを機に、現地の様々な媒体で表現するアーティストとのつながりがあります。

外国人アーティストを招いた日本(京都、埼玉、岐阜県等)での公演、イベント制作をするようになりました。こども達にアーティストを合わせたい!というお母さんらともイベントを企画します。

 

 

衣装つくり

わりかし、

古着、特に日本の着物が好きで形を変えたり、羽織り方を工夫したりしながら衣装を手がけます。

母が和裁をしていたことも幸いし、着物リメイクの専門家さんらと相談しながら進めます。踊る風景と主題に合う色味の組み合わせを楽しんでいたけるようになれたらと日々精進。

 

 

 

 

 

 

 

創作舞踊/奉納舞

様々な土地にて暮らしてきた結果。。。

人の心の宿る地域の歴史的な有形無形の文化財や文化芸能に心を寄せるようになりました。

いや、もともとそういったことを気にしていたからフィールドワークに行くようになったのか。

いずれにせよ、

一つの取り組みが2019年2月にスタートしました。岐阜県揖斐郡大和神社の宮司さまと出会ったことがきっかけなりました。神社では、太鼓の儀復興を予定しており、太鼓に合う神舞を創作する運びとなりました。まだまだ2年目が終わったばかりのひよっこの活動ですがこのような思いを共にする同志との出会いや活動の始まりって、なんだかグッときますね。

 

 

すべての活動の願いは、いついつまでも人の住むこの世界に

表現文化のある暮らしが続きますように。

それに尽きるんだ。

 

2020年

現在は、埼玉県でフィールドワークを始めました。

農作業をしながら、コロナの収束を待ちつつ、またフィールドワークにくりだせる機を伺っているところです。1日も早く、一人一人が安心して暮らし、働き、表現する日のくる日を願って。

 

引き続き、

みなさんへ向けて表現文化の研究、活動、実践の場について発信します。

身体芸術や表現全般に関する気になる催しの情報発信から、身体/舞踊教育学に対する思い、

また時に芸術、表現文化の分野に興味のある方に向けたワークショップ、プロジェクト等を開催します。

 

その折りには、

公共に広く募集、参加を呼びかけますので気軽に遊びに来てくれたら嬉しいです。

 

■ページ作成/管理:小林三悠

JAPAN

Somatic education, Feldenkrais and ART in Life_ダンサブルな暮らし

BFA in California Institute of the ARTs, choreography and stage management

Hawaii Feldenkrais method Professional Training, Maui, Hawaii, 2004~2008

MFA in Kyoto Woman's University, Cultural Art Expression and Human development

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