( 写真は昔のものです )
周りに語る人がいないので孤独な趣味モデルガン。
モデルガンはエアーガンやガスガン、電動ガンと違い弾の出ないトイガンを言います。
言わば走れない車、飛べない飛行機。
その道具の基本的な機能が無い模型。
食品サンプルのようなものかも。
でも、実物大の模型です。
実物大模型と言うのはあまりありません。
フェラーリの実物大模型、戦艦大和の実物大模型など無いでしょ。
模型には想像力が必要になります。
質感、重量感は大事、材質が制限されましたが、最近は重いプラスチックも出来てかなり実物に近い重さも再現されるようになってきました。
むしろ金属製の時代より内部機構の正確さ、表面処理などは今のほうが良いです。
改造は出来ない構造(改造を考える人は邪道、正統派のモデルガンマニアの仲間ではありません)になっていますし、規制がきつくなるだけですから。
と、言う訳で リバレーター が届きました。
梱包も再現との事で、木のスペーサーが入っていたり、エジェクション用の木の棒も付属(銃口に閉鎖部品が入っているので使えませんけど展示用として)雰囲気は良いです。
思ったより大きさと重さを感じます。
当時メジャーだった45ACP(45口径でその当時の代表的なオートマチックピストルのM1911と同じ弾丸です)の銃なのでチャンバーは補強された構造、装弾するメカも忠実に再現されています。
多くの部品はプラスチックですけどヘビーウエイトを採用していて重さはほぼこの程度だったのじゃないかなと言う感じ、グリップした感じは想像よりがっちりでした。
ライフリングの無い2.5インチ程度の銃身(バレルですけど当時の正式名称はチューブ)なので射程距離や正確さには欠けますがレジスタンスなどが近距離で使用することを想定していた銃なのでまったく丸腰よりあると無いとでは心強かったのではないでしょうか。
第二次世界大戦の終わり頃、数か月で100万丁製造され部品数はわずか23個で構成されています。
実銃は溶接が多くて分解できないようですけど、モデルガンは分解できるようになっているので部品点数は多いです。
実銃はグリップ内部に予備の弾が10発程度入ったようですけど、モデルガンはこの部分にトリガーガードから続いたウエイトが入っているので2発だけ入ります。
フランスを中心としたレジスタンスに空中投下する為、ですけど実際は中国への供給が多かったようです。
もともと使い捨ての銃なので終戦後はスクラップになったり海洋に箱のまま大量投棄されたとか。
チープな構造ゆえに名銃(迷銃)として残っているのです。
こういうの好き。
装弾はハンマーを兼ねた銃身後ろの部品(コッキング ノブ)を引いて回し、リアサイトを兼ねた部品を引きあげて装填、リアサイトを戻してコッキング ノブを回転して戻すとコッキングされていてトリガーを引くとファイアリングピンが組み込まれたコッキング ノブが前進しプライマーをたたき発射する仕組み。
なるほど でした。
モデルガンを楽しむには豊かな想像力が必要なのです。
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昔、モデルガン愛好家協会と言うのがありました。
正しくモデルガンを楽しもうと言うもので当時 瀬能河童さん が代表をやってたかな。
たぶんどこかに会員証があるはず。
会費は無く申請したら会員証がもらえると言うものだったと思います。
今は弾の飛ぶエアーガン、ガスガン、電動ガン全盛時代。
これらも好きですけどモデルガン愛好家としては外観が正確に再現されていてもちょっと違うんですよね、これが。
色んな事件があり、規制がどんどんかけられていたころ、改造可能な構造の金属製(当時デリンジャーや銃身が別部品になっているオートマチックが良く改造されていたかな? 正統派のモデルガン愛好家にとっては迷惑千万な話ですけど)が銃口を完全閉鎖し白か黄色に塗装しないと所持禁止になって一時ほんの少しの間ですけどテレビドラマでも黄色い銃が使われていたのを覚えています。
黄色(金色)に塗れってモデルガン愛好家にとって屈辱です。
人形はすべて粘土で作り、顔はすべて真っ赤に塗ること などと言うのと同じですよ。
その後MGCからプラスチック製のハイウエイパトロールマン(S&W M28 を参考にしたと言われますけど実銃では無いモデル)と言う回転式の銃が売り出され、刑事ドラマなどみんなそれを使っていた時期もありました。
それがそれまでもおもちゃではありましたがプラスチックを使ったモデルガンの始まりだったと思います。
でも、今思うと昔の金属際モデルガンは構造も形状も今のモデルガンに比べると正確ではない部分も多かったように思います。
もっともその頃も高価でとても子供のおもちゃでは無かったです。
今はリボルバーや銃身一体で改造出来ないルガーP08や回転式の一部のモデル以外はプラスチック製が主流、でもヘビーウエイトプラスチックも登場し、仕上もリアルになっていて構造や形状も正確に再現され仕上も良くなって数万円します。
数十万円と言うのもありとても子供のおもちゃどころではありません。
モデルガンは弾の出ない形状や質感、重量感を楽しむもので、内構造もできるだけ正確に再現され言わば実物大の模型。
銃身も改造されないように色んなインサートが入っています。
ただ銃は発射しなくても形状だけで恐怖を与えるものです。
銃の所持が許されている国だったらおもちゃと言えど持っているだけで撃ち殺されても仕方ないでしょう。
日本が銃の無い社会で良かったと思います。
ただ、これらは私にとって大事なお宝ですけど残ったものにとっては面倒なガラクタです。
私が大事にしていた事を思って、買取してくれる業者もあるから高価で奇麗なものは大事にしてくれる人に渡ったら良いのにと思ったりしています。
生きている間は手元に置いて、ひそかにニンマリしますけど。
今回の リバレーター 高かったですけど買って良かったです。
たぶんすぐ売り切れてしまうでしょう。
箱も当時の復刻で、木製のエジェクションロッドや梱包用の木製スペーサー、当時の絵だけの取扱説明書など展示しても良い仕様。
こりゃあもったいなから気楽に遊べんなと思うのでした。
若い頃は開けたらすぐ遊んでいましたけど、最近買ったままでしまっている物が多くなっています。
オリンピックの中継を観ていますが、寝るとき何だかがっかりするなと思いました。
日本人が出ている競技であまりにメダルメダルと言い過ぎ、期待を最大まで上げて届かないとがっかりします。
盛り上げているつもりなんでしょうけど、競技として結構良い成績なのにメダルに届かないとまるで敗者のように感じてしまいます。
ちょっとスポーツの報道、考えたほうが良いんじゃないのかな。
メダルでも金の人は当たり前ですけど間違いなくうれしいでしょう、銀の人は金の人に負けた悔しさが残り、銅の人はメダルに届いたとうれしい。
あまりメダルにこだわらないほうが良いんじゃないのかな、出るだけで多くの人から勝ち抜いて出ているんだもの、出ているだけで あんたらは偉い!
報道の音声もうるさいし、映像もいろんな角度、速度で撮影してあるのですから音声を消して観ようかなと思うほどです。
終わりまで金メダル、金メダルとハードルを上げていくんでしょうね。
競技者にとって期待されると言うのは大変なプレッシャーだろうな。
自分でここまで頑張れたと思うより、メダルを取れなくて申し訳ないと思ってしまうんじゃないのかな。
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期待 で思ったのですけど、まじめでいつも人に親切にしている人がたまたま気が付かなかったらボロクソ言われるのに、ぐれた人がちょっと席を譲ったりしたら感動される、ハードルは低いほうが楽ですね。
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( 追記 )
今朝は4時過ぎに下に降りました。
ニャンさんは椅子にいて今日も おはよう おはようとよく言いました。
おやつをあげて今は椅子でブランケットをかけて寝ています。
何か食べないと寒いので白菜、豚肉、魚肉ソーセージ、餅を入れてラーメンを作ってお腹に押し込みました。
給水とトイレを済ませて今日は可燃ごみの日なのでまとめて玄関先に出しました。
今日は午後1件横田基地の西側にある現場の基礎検査。
木曜日は雪の予報!
あちらの都合で夕方1件入っているのです。
雪だとバイクは命がけ、出来れば降りませんように、降っても積もりませんように。