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第15回 神戸電鉄粟生線活性化協議会 傍聴録

2013-02-08 20:07:16 | 神鉄粟生線問題
今日昼から市役所に行くと玄関入ったところで「神戸電鉄粟生線活性化協議会 14:00~」とあり、昼からするつもりの仕事をやめて協議会の傍聴に行きました。

はじめに「平成24年度4月から12月の粟生線・全線輸送人員の対前年増減率等」の資料説明が神戸電鉄の三津澤委員からありました。内容は前回(10月)以降も連携計画の輸送人員目標に届いていない旨の報告です。このままいくと平成24年度の輸送人員は672万人で連携計画の目標数値は730万人で58万人少ないこと。その他にもいろいろ資料をもとに説明があったが要は粟生線の乗降人数が減っていること。他の路線に助けてもらっていること。などの内容説明だったと思います。

その上で、今後策定する第2次連携計画の目標が達成できなければ更なる費用削減の検討・実施が必要で場合により支援スキームの見直しにも影響があるという説明でした。

改善する施策として「通勤定期利用転換促進支援制度」の導入とサポータズくらぶ会員による積極利用を上げその二つの施策で6割超をカバーする必要があるとのこと。しかも収支改善計画に織り込んでいない費用として電気料金の値上げと消費税増税による影響についていっておられました。


次に協議会の取組状況の説明がありました。「シニアパス」の発売は右肩上がりに増えておりH23年1月-3月期には479枚だったものがH23年10月-H25年1月が1092枚とふえているそうです。

一方で「粟生線-三宮平日昼間&土休日お得きっぷ」の販売はH24年10月分が741枚、11月分832枚、12月分902枚、1月分1020枚と増えてはいるが採算ラインの1200枚に届いていないとのことでした。2月3月で1200枚に届くかどうか様子を見ていきたいとの話でした。

私は、最初のお得きっぷ発売時はH24年3月1492枚、4月1024枚、5月957枚と減っていたこと、昼間の減便の影響を踏まえると私が思っていた以上に良かったのではないかと思っています。ただ、1000枚より1200枚の採算ラインまで右肩上がりが続くのか3月までの試験発売ですが、もう少し試験期間を延長すべきではないかと思います。


次にサポータズクラブの入会状況ですが2777人と目標の5000人には半分の到達となります。内訳は神鉄関係者949人、自治体関係者777人一般沿線住民680人一般沿線外371人です。沿線の入会者が全体の25%、沿線地域の入会者数は地域内世帯数の1%弱ということです。(数字は資料から)

議論の中でサポーターズクラブのメリットがない等の意見があり、一方で特典ではなく残したいという思いの人に会員になってもらいたいという話がありました。

私は、サポーターズクラブに特典はなくても少なくとも残したいという気持ちを何かの形に出来る組織である必要があると思います。今度2月23日(土)に自由が丘公民館で行われる「サポーターズクラブの集い」はその一つなのでしょうが今後の取り組みが必要だと思います。


次に議事として「粟生線通勤Come Back補助金制度」の実施について説明がありました。要は現在粟生線以外の通勤利用者が粟生線に乗り換えた場合6ヶ月定期を購入した場合、6ヵ月後に半額を助成するというものです。

委員会からは慎重意見がいくつか出ましたが、告知期間も考えると今回の協議会で承認してほしいということで、ある委員の言葉を借りると「ごり押し」した形で今日から施行されるようです。

私としては委員が納得していない形ですすめられることは問題だと思っています。また、中長期的には通勤利用者の減少は今後も通勤者自体が減る傾向にある中で歯止めであっても増加につながるものではないと思っています。

しかし、内容自体は短期的と割り切ると面白い施策だなと思っています。通勤利用者が減る中でその歯止めをかける施策として注目したいと思っています。また、通勤者だけでなく通学者まで適応を広げてはどうだったのかなと思いました。



最後に、次期の「神戸電鉄粟生線活性化 地域公共交通総合連携計画(案)について協議されました。

委員の意見として今度新しく出された「駅を中心としたまちづくりの推進」という方針について具体的でない等がありました。


次回の神戸電鉄粟生線活性化協議会は以下のとおりです。

日時 3月29日(金)10:00~13:30
場所 三木市役所 5F会議室

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