板東しょうごの「ふるさと三木に帰れる町に!」

一度三木から離れた若者が、ふるさとに帰ろうとしても、仕事がないから帰れない。若者がふるさと三木に帰ってこれる町にしたい!

質疑・一般質問の原稿

2016-06-14 17:36:00 | 市政報告

6月14日(火)は6月議会3日目で通告した議員の質疑並びに一般質問がありました。

私は朝一番目の質問となりました。

質問原稿をアップします。なお、実際の発言は一部異なっている部分もあるかもしれませんのであくまでも原稿だと理解していただきたいと思います。

 


 はじめに、三木市保育教諭等就学資金貸与条例の制定についてです。

 この条例は、保育教諭等の勉強をしている学生に対して、免許取得後、市内の認定こども園等に勤務する意思を持っている方に月額25,000円、2年間で最大60万円を無利子で貸与し、5年間働くと返済を免除しようとするものです。

 一番の狙いは、三木市の待機児童者を解消するための政策だと思われます。必要な政策だと思いますが、この条例案を見てみますとあまりにも市内の認定こども園で働くことを誘導しすぎるように感じます。

 他の自治体の保育士等に対する奨学金制度を見てみましても3ヶ月以内に全額返還を求める制度は珍しいと思います。2年で保育教諭の免許が必ず取得できるわけではありません。市内のこども園等に採用される保証もありません。採用されても家庭の事情などで5年に達せずに退職することもあります。

 

 また、市内には認定こども園以外にも子育て支援に欠かせない施設があり、これらの施設には保育教諭等のマンパワーが必要になってきます。今三木市で近々の課題は、認定こども園の職員を増やすことなのかも知れませんが、そこに偏りすぎるとその他の子育て支援に将来影響が出るのではないかと思うのです。

 2点お尋ねします。

 1点目に、修学資金の返還についてですが、60万円もの金額を3か月以内に一括返還することを求めていますが返済期間として3年―5年以内とすべきと考えますがいかがでしょうか?

 2点目に、市内には、認定こども園以外に保育教諭等の資格を必要とする施設が例えば事業所内保育施設であったり、各地域のアフタースクール等民間・公立双方にあり、それらの施設に勤務する場合は免除対象とならないのかお尋ねします。

 

次に、一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。この質疑は、次の質問項目である一般会計補正予算のうち幼保一体化による給与条例の一部改正に関する予算478万円と同様の内容ですので一括して質問させてもらいます。

 まず、この条例は3月議会において、否決された行政職の給与体系から教育職給与体系へと変更して提案されています。しかしながら、神戸新聞の5月1日の記事からは「3月に提案した行政職給料表への統一をベースに」交渉したことがわかります。交渉過程において、方針の転換があったと思われます。

 そこで1点目の質問です。行政職の給与体系にこだわっておられたのはなぜだったのかお尋ねします。

 2点目の質問です。行政職の給与体系と教育職の給与体系ではどう違うのかお尋ねします。

 3点目の質問です。教育職の初任給はいくらなのかお尋ねします。

 

 次に、三木市一般会計補正予算(第1号)のうち事業集6ページに記載のある保育士確保対策6181万円についてお尋ねします。

 この予算の大半を占めるのが民間認定こども園運営助成事業で保育教諭処遇改善補助金4875万円です。昨日の同僚議員に対する答弁により、対象人数が250名であることがわかりました。しかし、4875万円から250名分を割ると一人当たりの年間支給額19.5万円となります。それに12か月で割ると1.5万円になると思ったのですが一月あたりに1万6250円となってしまいました。どうも計算式が違うようです。

 1点目ですが、民間認定こども園運営助成事業の保育教諭処遇改善補助金4878万円の算出根拠についてお尋ねします。また、公立の嘱託職員賃金として保育所426万円、認定こども園197万円、幼稚園197万円の算出根拠も合わせてお尋ねします。

 2点目ですが、民間園・公立園それぞれのアルバイト、パート職員への処遇改善はないのかお尋ねします。

 

 次から、一般質問です。

 1番目に、幼保一体化計画についての質問です。希望する園に入れなかった人が約190人いるということで新聞報道や3月議会でも話題となりました。3月3日時点での待機児童の実態についての答弁もありました。その後どのように改善されているのか気になるところです。

 

 1点目に、現在の待機児童の状況についてお尋ねします。

 3月議会において泉議員の質問に対する答弁として、園区ごとの追加入所調整済みの方、第1希望で待つ方、第2・3希望で待つ方、どの園でも可能で待つ方、がそれぞれ何人おられるのかお尋ねします。そして、3月議会では年齢別の人数に対する答弁がありませんでしたので、各園区の年齢別の人数についてもお尋ねします。

  

 2点目に、来年度の児童予測についてお尋ねします。

 

 3点目に、消費税増税延期による保育料無料化の財源についてお尋ねします。他の施策への影響が気になります。基本的な考え方をお尋ねします。

 

 この4月から別所幼稚園と別所保育所を統合して別所認定こども園が開園しました。改修工事が終わってからも想定外な問題も多くあるようです。初めての試みですから失敗もつきものですが来年から緑が丘、吉川でも認定こども園へ移行することから良かったことも、悪かったことも教訓化して生かす必要があると思います。

 4点目に、別所認定こども園の教訓についてお尋ねします。

  

 一般質問の2番目に、職員倫理審査会について質問します。

 

 非公開にしていた理由を「慰労会2次会案内メールに関する議論が議事録に盛り込まれており警察の捜査に影響を及ぼす恐れがあり、捜査が入っていることが分かるから」と新聞報道では釈明をしています。しかし、どの部分が捜査に影響を及ぼすというのか明らかにされていません。

 そして、公開された議事録を見てみると、事務局である井上副市長は審査会の事務局である企画管理部長として参加していますが議論を誘導している部分が多数あるように思うのです。本来事務局は議論を誘導することがあってはならないと思うのです。

 

 そこで1点目に、改めてお聞きします。なぜ議事録が非公開だったのかお尋ねいします。そして、非公開にすべきだった部分は何処だったのかお尋ねします。

 

 2点目に、審査会での事務局の役割についてお尋ねします。

 

 一般質問の3番目に、ごみ問題について質問します。

 

 まずごみステーションのカラス対策についてです。ごみステーションにカラスがたかって、生ごみを食い散らしているところがあります。そのような問題を解決するために自治会からダストボックス購入に対する助成を求める声も聞いてます。

 三木市はごみネット網の助成もしながら対応されていますし、そのようなステーションではごみを回収した後に、塵取りとほうきで掃除をされてから次のステーションに移動されているのを見たことがあります。頭の下がる思いです。

 しかし収集車が来るまでに、カラスは網の中のゴミを引き出して食い散らしています。その近所を通る人は不快な思いをするわけです。

 そのごみステーションにごみを出す人がそうならないように対応するのが当然です。自治会や隣保組織がしっかりしているところはその対策も講じておられると思います。しかし、組織がない、或いは組織がしっかりしてないところで問題は発生していると思われます。

 そして、ごみを出す人は自分の出したゴミがカラスに食い散らされているとは思っていない可能性もあります。

 日本一美しいまちを標榜する三木市として気持ち良いごみステーションの環境をつくる必要があると思います。

 1番目の質問です。三木市においてカラス被害の現状とその対策についてお尋ねします。

 

 

 

 次に、ごみ削減対策についてです。

 三木市のごみの総量は毎年平均すると減少傾向にあるようです。しかし、年度ごとに見てみるとばらつきがあるようです。ごみを減らすには、日々の広報や啓蒙活動が何よりも大事だと思います。三木市において、広報・啓蒙活動を強化すればごみは、まだまだ削減出来ると思います。

 また、以前より懸案になっている、事業系のごみをどのように減らしていくのかが課題となっていると思います。

 

 そこで、2点目の質問です。これらの点を踏まえて、三木市の現在のゴミ削減対策についてお尋ねします。

 

 以上、一回目の質問を終わります。