板東しょうごの「ふるさと三木に帰れる町に!」

一度三木から離れた若者が、ふるさとに帰ろうとしても、仕事がないから帰れない。若者がふるさと三木に帰ってこれる町にしたい!

行政視察報告 その2 弘前大学との地域づくり連携事業について 

2012-07-25 16:50:30 | その他
7月11日(水)、行政視察2日目は青森県弘前市に行きました。視察内容は「弘前大学との地域づくり連携事業について」と「地域公共交通を守るための施策、取組について」でした。

弘前大学との地域づくり連携事業

多分視察希望者は関西国際大学或いはその他の大学との連携事業を模索されてるのでこのような視察項目になったのではないかと思います。

学校サポーター実習という制度は、弘前大学教育学部4年生の中で大学で選抜された者が、市内の小中学校で基本毎週1回(終日)、年間20日以上を基本として、学生が実践教育を受けることで、大学にとっては学生が実践を経験出来る機会を持つことができて、行政(教育委員会)にとっては各現場の小中学校での個別指導や学校行事等のサポートをしてもらうというものです。

私は、「(2週間程度の)教育実習とどう違うのか?」と質問をさせてもらいましたが、「弘前大学教育学部は自前の付属小中学校をもっているので実習の機会はあるが、付属の児童生徒は実習慣れをしている。実際の付属の学校以外の学校で長期間実習することで付属の学校で経験出来ない生の実習を体験できる」という趣旨の回答でした。

実践としては非常に面白い取組みをされていると思います。しかし、現在の三木市において、「学校サポーター実習」を取り入れる予定があるとも聞いてないし、議会から良い制度だから導入すべきだとあえて言うべきものでも無いと思います。勿論現場の中で導入すべきだという声があるのなら別ですが…。

今回視察に行くに当たって具体的な連携事業の内容を聞くのではなく「弘前大学と弘前市の連携に関する協定」に至った経過等を聞くべきではなかったかと思います。


行政視察報告 その1 秋田県能代市「教育環境整備として学校統廃合と木材を多用した施設整備について」

2012-07-23 12:09:40 | その他
7月10日(火)~12日(木)にかけて行政視察に行ってきました。

7月10日秋田県能代市は秋田県北西部に位置して、H18年に能代市と二ツ井町が合併した町でH24年3月末現在59,204名、24,524世帯、面積は426,740平方kmの町です。資料によると昭和40年に二つの自治体の合計が85千人をピークに50年から平成にかけて7万人台、平成10年代には6万人台となり平成23年には6万人を切る状況にあるようです。

視察項目は、教育環境整備として学校統廃合と木材を多用した施設整備についてです。

12の小学校が統廃合により4つの小学校となっています。

印象的だったのは、あくまでも地域の要望による統廃合で、教育委員会や行政による上からの統廃合は行っていないとのことです。

共産党の立場として統廃合と言えばあまり良い印象はないですが、合併を望んでいない地域については合併を行っていませんとのことでした。

また、小学校から中学校の進学がそのままスライドする地域では小中の併設校となってるのも特徴的だと思いました。ここでも、あくまでも地域の要望に基づいてこのような形を取っていますとの説明でした。


次に、木材を多用した施設整備ということで、私たちが訪問した二ツ井小学校は全面的な木造校舎(※といっても一部鉄骨造)で木の香りがする立派な校舎でした。

能代市は古くから、秋田杉の集散地として製材、木材加工業が盛んで、木材産業は市の基幹産業の一つとなって栄えてきたことから「木都」にふさわしいまちづくりを進めているとのことです。

木材産業への経済波及効果と木のぬくもりと安らぎのある快適な居住環境を創造しようとの考えから学校だけでなく、可能な限り今後の公共施設整備にあたっては木造・木質化での建設整備を行うことを基本としているとのことでした。

産業と小中等教育との連携という事がキーワードになるかと思いますが、わが町三木市で小学校・中学校教育の中でどのように金物が使われてるのかもう一度調べる必要があると思っています。

その上で、波及効果も必要ですが、道具を使ったものづくりによる教育効果といことも大事なのかなと思っています。