板東しょうごの「ふるさと三木に帰れる町に!」

一度三木から離れた若者が、ふるさとに帰ろうとしても、仕事がないから帰れない。若者がふるさと三木に帰ってこれる町にしたい!

6月議会が閉会しました

2013-06-22 12:04:44 | 市政報告
昨日、平成25年6月(第319回)定例市議会が終了しました。一連の流れを書くことにします。詳細の報告は後日書くつもりですが・・・。



今回の議会では市長提案の内容は多少の議論はありましたが、大きな争点はありませんでした。
今回出された議案の内容は以下の通りです。
三木市議会提出議案平成25年6月定例市議会

「第35号議案三木市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は課税漏れの裁判において三木市側が敗訴となったが、訴訟費用を新たに市民の税金から支出したことに対する道義的責任を市長として果たすため、訴訟費用相当額を市長報酬からカットするというものです。不思議な議案で違和感を感じましたが今回のみということで賛成をしました。

本会議の質疑では「国の雇用創出事業として、起業後10年以内の企業等における新たな雇用機会の創出のための経費の追加〔5,000 万円〕」について行いました。事業そのものは面白いとは思いましたが、実際に市内で手を上げる事業者がいるのか?他市の状況も調査し質問をしました。


本会議の質問は三木新党2名(泉、堀)、公政会1名(大西)、公明党1名(松原)、日本共産党2名(大眉、板東)が行いました。
質問通告書の内容は以下の通りです。
三木市議会の質疑・一般質問平成25年6月定例市議会

一般質問の内容は各会派から「統合病院への直通バス」に関する質問がなされました。「いじめ条例」についても3会派から質問がなされました。「神戸電鉄粟生線」「中小企業振興条例」について2会派から質問がありました。

私が行った質疑と一般質問は以下の通りです。

第36号議案 平成25年度一般会計補正予算
(1) 起業支援型地域雇用創造事業について

一般質問1 中小企業振興条例について
(1) 審議会委員の構成
 ア 市民の審議委員がいないことについて
 イ 中小企業者がいないことについて
(2) 市内総生産を5年間で5%アップの目標と中小企業の振興
 ア 平成24年度市内総生産額はいくらか
 イ 5%アップさせると生産額はいくらになるのか
(3) 中小企業支援ネットワーク事業の内容と進捗状況
(4) ビジネスプランコンテストの進捗状況
(5) 住宅リフォーム支援制度
 ア 利用状況とその評価について
 イ 活用を促進する手立てについて

一般質問2 防災計画について
(1) 計画(案)は文書化しないのか
(2) 1次避難所の役割について
(3) 行政の責任と自治会の役割について

一般質問3 公共交通について
(1) 走る公共施設としての公共交通の認識
(2) 公共交通網計画
 ア 公共交通網計画(案)の文書化について
 イ 今後の路線充実による予算規模について
(3) 直通バス
 ア 利用者見込みについて
 イ 停留所までの移動手段について
 ウ 途中下車できない不便さについて
(4) 神戸電鉄粟生線
 ア 粟生線通勤カムバック補助制度の状況について
 イ 志染駅から粟生方面の減便について

一般質問4 病院事業について
(1) 社会保障制度改革国民会議の議論(「紹介状なし1万円」案)について
(2) 市民病院における逆紹介について


今回の質問は項目が多かったので、時間配分を気にしすぎたようです。時間通りに終わったのですが、聞いている側からすると何が争点なのか良く分からなかったというご批判を頂きました。また、今後の課題です。


総務文教常任委員会が6月14日(金)1日間で行われました。


教育委員会部門では三木山総合公園内に体育館総合体育館を建設する案が報告されました。

体育館の件は5月の中旬にある方から「今度新しく体育館出来るらしい」という話を初めて聞いて、担当課長に事情を聞いた時にはとぼけられました。その後に、私が聞いた人に「そんな話は出てないそうです」って言っていたら大恥をかくところでした。

その後ウワサでは「市長が何かの会議の席上で体育館つくる!って言うてもたらしいで。」という話をきいて合点が行きました。

体育館そのものは必要なものだと思いますが工事費12億6000万円が妥当なのか、建設が今なのか、市民合意はどの程度出来ているのか。今後の動向を見ていく必要があります。


まちづくり部関連では直通バス関連の問題で議論が紛糾しました。

大西委員(公政会)がこの間これまでのバスの補助要綱にかかわる契約書の有無について追求をしてきました。当局は「そのようなものない」と言ってきたものが、「行政上の契約書はあるが民法上の契約書はないという意味だった」と釈明しました。

本来、行政当局は議会に対して市民にも分かるように説明をする義務があります。にもかかわらず、言葉じりで議員が求める事実を知らせないことが多々見受けられます。そのことについて副市長は今後分かりやすい説明に努めることを明言しました。


総務文教常任委員会関連で4件の請願が審議されました。
原発からの撤退を求める請願、神戸電鉄に対して粟生線を志染駅以西について1時間2本以上に増便する協議をすすめることを求める請願について賛否が別れました。

「原発からの撤退を求める請願」はこの間1年以上継続審査になっていたものですが、今回あらたに出された「脱原発依存と再生可能エネルギー政策の実現を求める請願」が出てきたことにより「原発からの撤退を求める請願」について可否同数で委員長裁決で不採択になりました。同様の内容だから両方採択すべきという意見と同様の内容だが程度に差がある等の理由で不採択とすべきという意見が分かれました。

「神戸電鉄に対して粟生線を志染駅以西について1時間2本以上に増便する協議をすすめることを求める請願」は市民の大きな声があることから採択すべきという意見と、現在行っている支援フレームを崩すことになるから不採択とすべきという意見にわかれました。こちらの請願には三木新党のある委員から採択すべき立場をとり可決されました。


本会議最終日には市長から出された全ての議案が全会一致で可決しました。


また、新たに各派共同提案で提出した「日本酒で乾杯条例」が可決されました。

また、請願についても4件の請願が全て可決されました。「原発からの撤退を求める請願」と「神戸電鉄に対して粟生線を志染駅以西について1時間2本以上に増便する協議をすすめることを求める請願」は三木新党と公明党が反対、公政会、日本共産党が賛成の態度を取りました。しかしながら三木新党の議員1名が賛成にまわり両請願とも可決されました。


本当にドラマの多い議会だったと思います。


最後に6月議会が議案が少なかったという理由で議会報告会を行わないことなったことは残念で仕方ありません。
コメント (1)
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