闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

白・オレンジ・黄帯審査

2007年06月04日 | 道場日記

 6月3日(日)無事審査も終え、センセー達はただいま会議中です。朝から晩まで本当に師範はじめ指導員の皆さんは強靭な精神力をお持ちです。
 午前中の審査は、文庫道場では一般部は最近の元気者、カトウさん一人を除いて全員が少年部でした。そしてほとんどが低学年と幼稚園児ばかり。怒るのも忍びないほどの可愛さです。そして言葉どおり右も左もわかりません(笑)。受けれるかどうかも本当にぎりぎりまで決断が難しかったです。小さいけれどやる気は充分。しかし身体の力や集中力が続きません。それでも少しずつきちんとできることが増えてきて・・・センセーも私もついにんまりとしてしまう場面も。みんな終わったらいい顔してたなぁ~。がんばったもんね。初めての審査本当にお疲れさまでした。ご家族の皆さんもご協力ありがとうございました。サオリはお熱がでちゃって残念だったけど、またがんばろう!
 午後のオレンジ帯審査組は、少年部ばかり4名。それぞれによいところがあるものの気合が表に出にくいタイプのみんな。夕方からの黄帯さんの審査で師範がいきなり「大きな声で返事もできないくらいなら審査など受けるな」とおっしゃっていましたが、帯が高くなると不得意では許されなくなってくるので、今から頑張っておこうね。青帯さんになれたら、そこからはじっくりになると思うから、いくら小さくてもいろいろな部分を自分で気づき、直していかなければならないので。強くなりたければ、せんせーの話を一生懸命きいて、返事をする!これ基本だから。まさか・・・お家でもおかあさんがなにか言っても返事もしないんじゃなかろうね~?いくら強くってもそんなの絶対駄目だからね~。でも4人とも組手ではそれぞれ持ち味を出せてよかったんじゃない?これまた審査を終えた皆の顔は誇らしげでした。
 そして・・・17時からの黄帯審査。文庫からは緑帯取得を目指す5級の二人が受審しました。ひとりは、とにかくねあかの少年部ヒロトが厳しい駄目出しをものともせず、お母さんの送迎のかいあって頑張りぬきました。気持ちが空回りして、肩におもいっきり力が入ってしまうヒロト(まだまだ可愛い3年生)。文庫少年部の中では、緑帯は絶対にとりたい帯として定着しつつあるのかなぁ・・・。絶対に受審の許可を取ろうと頑張っていたその意欲にはホント脱帽です。何より自分の意志を今回は強く強く感じて、せんせーがとってもこだわっていることでもあり、とっても大切なことだなとあらためて感じました。気持ちってホント大事ですね。
 もうひとりの受審者は中学生のマサツネです。小学校高学年で入門して、中学に入って一般部に移行し、部活とも両立させ、自分のペースでこつこつ頑張っている姿は本当に感心させられていました。そこから1年、よい大人達に見守られ、受け入れられながら、いつの間にか当たり前のように一般部に参加し、時にはハードな組手にも混じり、試合にも出て、合宿も全関東のスタッフも参加して、今年の4月には「新中学生が一般部に参加するので頼んだよ」とお願いできるほど逞しくなってくれました。今回の審査の前には毎日のようにマサツネとすれ違い、声をかけるとまっすぐに頑張っている様子が伝わってきました。「大変だよね~。でも先輩方はこの難しいことをやってきたのかと思うと尊敬するよね~。」と話すとにっこり笑って「押忍」と応えてくれました。稽古の中で型や移動は勿論のこと、一般部の皆さんにかけ組手にも協力してもらっていました。やれるだけのことは精一杯頑張った、そういう思いが、緊張はしているものの審査前のマサツネにはみなぎっていました。
一般部の方に相手をしていただいて、向かっていっている今日のマサツネは本当にかっこよかったです。これからももっともっと強くてかっこいい男になってね。


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