「政治を国民の手に」国民会議

政治を国民の手に取り戻すために、腐りきった菅政権や検察、裁判所などの実態、権力と癒着したマスコミの横暴を暴きます。

安倍内閣は支持率を気にするな

2007年01月30日 | Weblog
安倍総理は通常国会で堂々と所信表明演説を行ったが内閣の支持率は低迷している。恐らく小泉パフォーマンス内閣に喝采していたB層(自民党が先の郵政選挙で定義した低レベルの主婦層&子供・シルバー層のこと)が、与党に気配りする安倍内閣を物足りなく感じるようになり支持しなくなったのだろう。

安倍内閣の本当の問題点は論功行賞人事のつけが回ってきたことである。なるべく早期に内閣改造と実力のある補佐官を任命し官邸の主導権を発揮するべきだ。特に重要な安全保障担当補佐官にはハト派の久間防衛相とタカ派の麻生外務相の間を調整し、首相に国家戦略を助言できる福田康夫や加藤紘一のような大物を据えるべきである。

ところで民主党も相変わらず内部の意見対立で女性に人気が無く支持率は依然低迷している。一方宮崎県知事選挙では素人のそのまんま東が政党の支持を受けた候補を破り当選した。どうやら国民は安藤前知事のように泥にまみれたプロの政治家を嫌い、小泉のように中身はなくても格好よく「独断専行」する政治家を望むのだろうか。

しかし米国民は当初、ブッシュ大統領の始めたイラク戦争を圧倒的に支持しておきながら、米兵の死者が増大したからといって今になって反対している。大胆で行動力がある指導者は下手をすると国家をとんでもない方向に導いてしまう恐れもある。安倍内閣は支持率に一喜一憂せず、地道に一歩一歩実績を積み重ねることであろう。