「政治を国民の手に」国民会議

政治を国民の手に取り戻すために、腐りきった菅政権や検察、裁判所などの実態、権力と癒着したマスコミの横暴を暴きます。

小泉を国賊と批判する安倍ブレーン

2007年01月02日 | Weblog
安倍総理がもっとも信頼し彼の基本的思想の柱となっているブレーンの1人に国際政治学者の中西輝政がいる。彼は小泉政権のポピュリズム政治を徹底的に批判しており、世間が拍手喝采した小泉の訪朝についても「法治国家としての日本の有り様」を大きく毀損した歴史的汚点であると痛烈な批判をしている。

訪朝での最大の問題点は、日朝首脳会談の下交渉に犯罪組織である朝鮮総連に大きく依存し、かつその下部組織である朝銀に1兆円を超える資金注入をしたことである。かつて小泉の師である福田赳夫が日航機ハイジャック事件で人質を救うため超法規的措置としてテロリストの開放や資金を渡したことと同じことが行なれた。

さらに北朝鮮に「経済制裁はしない」という言質を与えたり、個人的「弱み」を持ち出される危険を省みず北朝鮮側通訳だけを交え金正日と別室で会うなど欧米では「国家への反逆」の嫌疑さえ云々されることをやっている。訪朝後小泉の支持率は急回復したが、もし人気稼ぎのためにやったとしたら国賊的行為と言われても仕方が無い。

中西はまた「小泉政治」について未熟な民主主義を逆手にとって世論操作を図り政権を維持してきた究極の「ポピュリズム政治」とも批判する。安倍も小泉内閣の時代から心底では小泉のやり方に批判的であった。もし安倍が歴史に残る総理を目指すのならば、マスコミの批判や支持率低下を気にせずに小泉政治と決別することが必要であろう。