「政治を国民の手に」国民会議

政治を国民の手に取り戻すために、腐りきった菅政権や検察、裁判所などの実態、権力と癒着したマスコミの横暴を暴きます。

風雲急を告げるペルシャ湾

2007年01月03日 | Weblog
2006年12月23日、国連安保理でイランの核開発を規制する決議案が採択された。決議案はロシアと中国が反対した軍事制裁は盛り込まれないまま全会一致で決議された。しかしイランは国連決議を無視して濃縮用遠心分離器を増設しウラン濃縮を続けると表明、このままではイランは1年以内に核を作れるようになるだろう。

米政界の超党派による「ベーカー委員会」はブッシュにイランと和解するよう勧告していた。だがブッシュは核武装しつつあるイランを威嚇するためペルシャ湾へ2隻の航空母艦を中心とする部隊を派遣する。さらにイラクの治安回復のために2万-3万人の兵力を増派すると発表したが、実はこれは米軍のイラン攻撃への準備という見方もある。

チェイニー副大統領は6月までにイラン攻撃を実現させたいと考えている。またイスラエルは今夏のヒズボラとの戦争が未決着のまま停戦に至って以来「夏までにはヒズボラと再び戦争せねばならなくなる。そのときにはシリアやイランとも戦争になることを覚悟せねばならない」として軍事費予算を急増させている。

先日、日本を訪問したヨルダンのアブドラ国王は「中東にとって07年は非常に重要な年である。半年の間に和平が実現しないとイスラエルを含む中東全域が破滅的な結末を迎える」と述べている。いよいよイラン攻撃が目の前に迫っているように見えるが、その時安倍政権は米国の言うままにまた自衛隊をイランに派遣するのであろうか。