「政治を国民の手に」国民会議

政治を国民の手に取り戻すために、腐りきった菅政権や検察、裁判所などの実態、権力と癒着したマスコミの横暴を暴きます。

反グローバリズム

2007年01月01日 | Weblog
明けましておめでとうございます。いよいよ本年は自民対民主の政治決戦の年ですね。よりよい生活を実現するためにもしっかりした選択が求められます。今年もどうぞ宜しくお願い致します。

さて冷戦崩壊後、唯一の超大国になった米国はユダヤ流合理主義に基づくグローバリゼーションを世界中で推し進めてきた。特に最近はインターネットが世界を激烈な競争の渦に巻き込みグローバル化を加速している。ところがこれに対し欧米政府のグローバル化に反旗を翻す数千のNGO、NPOが百数十カ国で生まれ巨大組織へと成長している。

何故、このような反グローバル化の流れがでてきたのだろうか。グローバル化は世界をめまぐるしく変化させ、人々に過大なストレスを与え犯罪やモラルの荒廃を生み出す。そこで自分達の生活や習慣がグローバル化によって変質させられることを恐れる多くの人々を立ち上がらせたのであろう。

グローバル化推進の総本山である国際通貨基金(IMF)は発展途上国を救済する際、その国の文化や宗教、伝統に配慮しないで性急な市場経済化を押し付けていると非難されてきた。日本でも小泉改革によって金融や市場のグローバル化が急速に進み倒産やリストラの頻発、大企業や金持ちしか生き残れない格差社会が現実のものになり始めた。

そういった中でグローバル化社会からはじき出された人々の間で農業に回帰する動きや自然を求める人たちも増えている。ITで効率性を追求するグローバル社会の次にくるのは人間性を復活させる社会なのかもしれない。グローバル化を叫ぶ政治家には「人間を大事にする」ことが政治の原点であることを再認識してもらいたい。