「政治を国民の手に」国民会議

政治を国民の手に取り戻すために、腐りきった菅政権や検察、裁判所などの実態、権力と癒着したマスコミの横暴を暴きます。

救世主の再降臨と中東大戦争

2007年01月04日 | Weblog
キリスト教徒が多い米国民の半数は「間もなく地上で善と悪の大戦争が起き、キリストがこの世に再降臨しその後千年王国が出現する」と書かれた聖書のヨハネ黙示録を本気で信じている。キリスト教原理主義者であるブッシュはかつて神の啓示を受けて悪の枢軸の1つであるイラクとの戦争を決断したと言われている。

ところでイランのアハマディネジャド大統領はニューヨークの国連総会で「キリスト教やユダヤ教を含めた全世界が、マフディやキリストが再降臨した後の至福の時代を待ち望んでいる」と演説した。実はイスラム教にも「この世の終わりとなる大戦争の中で「マフディ」と呼ばれる救世主が再降臨し悪者と戦って勝利する」という思想がある。

「マフディ」が出現するときの状況についてコーランは「バグダッドやクーファ(イラクの都市)の空が炎に包まれ、家々が破壊され、多くの人々が死に、絶え間ない恐怖に襲われる」と予言している。イラク戦争では、まさにこのとおりの状況が起きており「もうすぐマフディが出現する」とイスラムの人々が確信するのは無理もない。

イスラム教はキリスト教と親戚関係なので終末思想の内容が似ていてもおかしくないが、お互いに「自分の方が善であり、相手が悪」と考えていることが厄介だ。また米国とイランの権力者が「再降臨のために戦争が必要」と思っているため中東大戦争が始まるというシナリオは現実味を帯びてくる。