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写真歳時記≪まさとしの一日一首≫――写真と短歌で綴るコラボ作品

きょうも生きた、泳いだ、自転車漕いだ。
その一日を、フォト短歌に仕立てる。
写真歳時記≪まさとしの一日一首≫。

やっぱり、この人の存在が……

2016-01-26 09:07:12 | 日記
キリストは真にわれらを救えるか 混沌の世に遠き導き
(in Dechani Monastery, Cosovo)      まさとし

≪神≫とは、どういう存在でしょうか?
あるキリスト教信者が、私にこう答えてくれました。

――"The higher being
than human being."

「人間を超える存在」

神は常に人間を超えているので、地上ではなく、天にいます。
だからこそ、ゴシック教会の尖塔は、あのように競い合って
天へ天へと向かって、より高く聳えています。

神は人間ではないので、人間にはその姿が見えない。

そこで、キリスト教徒は、≪神の子≫という概念をこしらえ、
人々の目に映る Jesus Christ なる存在を創りあげた。

Jesus は布教のたびに迫害を受け、ついには磔刑に処せられた。
だが、奇跡が起こり、Jesus はこの世に復活した。

どんな宗教にも奇跡譚はなくてはならないもので、それでこそ、
「ありがたい」と信者に思わしめる効果がある。

キリスト教における奇跡を信じるか信じないかは別として、
きょうびのような混沌とした「明日が見えない」世界にあっては、
だれしも心のなかに何かしら「信じられるもの」が欲しいと
願うのは当然です。

さあ、イエス・キリストは、あなたをどこに導いてくれますか?

壁、壁、壁――そして天井にもフレスコ画

2016-01-25 08:31:49 | 日記
千以上フレスコ画あり大聖堂 セルビア正教美術の宝庫
(in Dechani Monastery, Cosovo)      まさとし

1999年、セルビアからのコソヴォ独立運動が始まった。

NATO(北大西洋条約機構)軍によるセルビア爆撃で、
2008年、コソヴォはセルビアからの独立を果たした。

結局、旧ユーゴスラヴィア(南スラヴ国)の解体により、
コソヴォを最後に、7つの国に分裂した。

元々、民族・宗教・言語・文化の異なる集合体だった
ので、ユーゴの崩壊は歴史の必然ともいえる。

さて、世界遺産「デチャニ修道院」は、セルビア正教
の由緒ある大聖堂のフレスコ画が有名で、これを視る
のがバルカン半島3国の旅の大きな目玉。

ただし、コソヴォの国民の9割はアルバニア人で、
イスラム教徒なので、宗教上の理由から攻撃される
恐れがある。そこで、デチャニ修道院は、イタリア軍
の警備・監視下にある。

●今回の旅で、ここだけが聖堂内の撮影を許された。
もちろん、フレスコ画を傷めないように、no flash で。

次に行ったペーチ/ペーヤ修道院でも、マケドニアの
聖クレメント教会でも、聖ソフィア教会でも、すべて、
撮影禁止!

これから行く人は、デチャニ修道院で「ここを先途」と
フレスコ画を撮りまくってください。

私は思うのだが、写真を撮るために外国旅行をしている
者にとって、「撮影禁止」ほど酷い措置はない。ごちそう
を並べておいて、「食うな!」と言われているようなもの。

撮影禁止の真意は、フレスコ画の保護にあるのだから、
「No flash」という条件付きで、どうしても撮影したい者
には、有料(たとえば5ユーロ程度)で許可したらどうか?

きょうび、そういつまでも「撮影禁止」をかたくなに続ける
意味はない。頭の切り替えが必要ではないか。




これがまあ首都空港かプリシュティナ

2016-01-23 07:59:31 | 日記
これがまあ首都空港かプリシュティナ ほかに駐機はわずかに二機よ
(in Prishtina, Cosovo)                まさとし

きわめて閑散とした、コソヴォの首都空港。
日本のローカルな空港と変わらない。

この写真をみて、いま夕方だと思いませんか?
じつは、朝の9時。

でも、深夜日本を発ち、イスタンブールに現地時刻で
早朝に着き、寝不足のままコソヴォにやって来た。

いま、日本時刻でいえば、時差の8時間を加えて、
夕方の5時。気持ちとしては、明らかに夕方――。

これから、旅の観光初日の、ながいながい一日が
始まる。実際には、まるまる二日分になるのだが……。

にこやかなパパと、3カ月の子と

2016-01-22 09:13:13 | 日記
にこやかに愛嬌ふりまく若きパパ 3カ月の子もイケメンの顔
(on board of Turkish Airlines from Istanbul to Prishtina)
まさとし

若いパパに訊いてみたら、彼はセルビア人だった。
もし、コソヴォに住んでいるとしたら、セルビア人は少数派。
コソヴォの国民の9割は、アルバニア人だから。

それにしても、彼はおどろくほどにこやかだった。
こんなに温和で、人当たりのやわらかな男性はめずらしい。

背は185cmはありそうなマッチョで、ハンマー投げの
室伏広治選手に雰囲気がよく似ている。

3カ月の赤ちゃんも愛くるしい。奥さんも美人だった。
このファミリーに幸多かれと祈りたい。