わぉ!変なタイトルですね(笑)
タイトルの説明をする前に、今日(15日)は、聖母被昇天祭と呼ばれるカトリック圏の祝日に当たります。
日本でも各カトリック教会において特別ミサが行われるのですが、終戦記念日と旧盆と重なり、ニュースソースにしにくいという理由で、このことを知っている日本人はあまりいません。
知り合いから仕事の依頼で、ミラノ北部の人口8千人あまりの小さな町に行ってきまして、彼の職業が司祭であることから、午前中にちょっとミサに付き合わされた訳です。
バカンス真っ最中でもありますから、ミサは閑散としているのかと思いきや・・・
補助椅子が必要なほど三々五々町のあちこちから人が集まってきます。
司祭が入場し、アーメン、アーメンと合唱をしてミサが始まります。
穿った見方で申し訳ないですが、司祭の話にちょっと飽きたかなと思うタイミングで、賛美歌が挟み込まれるプログラムは、なかなかどうして上手くできてるなと思うのです。
で、パイプオルガンの前奏に導かれ、否応なしに賛美歌の合唱
何番だったか忘れましたが、当日使用される賛美歌は、あらかじめ決まっていて、教会には、五線譜と歌詞がプリントされた紙が用意されていますから、知らなくても歌えるんですね。
はい。わたくしもちゃんと歌いました。(割と大声でw)
賛美歌ですから、グレゴリオの影響は受けているものの、破綻のない展開で音楽は進み、最期はやはりアーメン終止で終わります。
音楽に詳しい方ならお分かりでしょうが、終止(しゅうし)とは、音楽用語で、音楽の段落の終わりのことで、いくつかの終止形が楽典(音楽の法則)で決められています。
完全終止、不完全終止、半終止、アーメン終止等々ありますが、詳しい解説は省略しますね。
チャンチャン!って感じで終わる楽節のことです。(ゴメン・・・省略しすぎだろ・・・)
まあ、賛美歌は概ねアーメンで終わりますから、これをアーメン終止と呼ぶのですが、IVの和音(ファ・ラ・ド)などからIの和音(ド・ミ・ソ)に移行して終止するものです。
古典的な楽曲の最後に用いられることが比較的多いです。
(この場合の古典的と言うのはバッハやヘンデルの時代)
ポップスは既に飽和状態と言われ、なにかしら人様と違ったことをしないと真似した言われることが多く、わざと終止形を変えてみたりすることが多いので、終わった感じがしないで欲求不満(笑)になったりすることがありますが、賛美歌はやはり気持ちの良い予定調和なのでした。
アーメン
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