いや~我ながら変なタイトルで恐縮です
イタリア語は、スラングだらけで、おチンチンを意味する CAZZO (発音はカッツォ)という単語を、平均的なイタリア人男性(そんなのいるのか?)だと1日に10回以上言ってますね
もちろん無意識で言ってるんだとは思います
いや~!なんてこったい
なんだこりゃ
えー!思い出せない
ちっくしょ~
水道の水が出ない
停電になった
暑い
寒い
とにかく、枕詞のように、なんにでも CAZZO CAZZO
これがシチリアに来ると、MINCHIA!(発音はミンキア)に変わるだけで、やっぱりみんなMINCHIA MINCHIA言っております。
イタリア語には、男性名詞、女性名詞があるってことは皆さんご存じだと思います
多くの場合男性名詞(単数形)は、O(アルファベット・オー)で終わり、女性名詞(単数形)は、A(アルファベット・エー)で終わるのが一般的
なので男性のシンボルを表す単語 CAZZOは、なんとなく自然な感じがするのですが、MINCHIAだとAで終わっちゃうので、ちょっと変な感じがします。
では、タイトルの「おチンチンいただっきま~す」ですが、パレルモにある有名なレストランの店名
本来の訳は「腹減ってたまんね~」あるいは「ものすごい食欲」か「いっぱい食ってやる!」が正しいと思われます。
まあ、語感で想像してくださいね
あ!!語感ですよ股間じゃありませんからね
さて、パレルモに来ると100%リピーターになる程安くて美味しいレストランがここです。
イワシのパスタなんて最高、生のお魚(カルパッチョ等)も新鮮そのもの
イワシのパスタは、シチリアを代表する家庭料理で、シチリアのマンマ(お母さん)の味といえば、このパスタなのですが、難しくはないけど、ちょっと面倒なレシピで、イワシがベースになっていてレストランでは単価の設定を低く抑えなければならないこともあり、なかなかお目にかかることがないのです。
夕食時間に外のテーブルでしたから、光量が少なくて、あまり綺麗な画像じゃなくてゴメンなさい
一応ざっとレシピを書いておきますね
ミラノに戻ったら画像入りで詳しく書きます
難しくはないけど、ちょいと面倒くさい でも美味しいですよ~
材料 3~4人分
パスタ ブカティーニという穴あきパスタ 300g
イワシ 生のままで500gくらい
フェンネル 生の葉と茎の部分 60gくらい
(イタリアの皆さんは、おなじみ フィノキエット・サルバーティコ 緑色のやつね)
干しぶどう 大さじ3 ぬるま湯でもどす
松の実 大さじ3 フライパンで軽くから煎り
サフラン 少々
オリーブオイル 大さじ3
ニンニク 1片
アンチョビ 1~2枚
イタリアンパセリ みじん切り少々
カリカリパン粉 パン粉1カップをフライパンでオリーブオイル小さじ1と砂糖小さじ1/2で、薄く色づきカリッとするまで炒ります(3分くらい)
作り方
生フェンネルを20分程茹で、ゆで汁にサフラン少々をれ、そのお湯でパスタを茹でていきます
パスタは、ブカティーニという穴あき(中空)のロングパスタを用います
ソースに時間を取られますので、フェンネルだけ最初に茹でで、パスタはソースの進行具合を確認して、茹で始めましょう
(ウイキョウとサフランが手に入らない場合は、普通にお湯で茹でるだけでもOK、ブカティーニがない場合は、太めのスパゲッティ)
フェンネルは、取り出し、小口にザクザクと切っておきます
イワシは、手で腹開きにして内臓と骨と頭と背びれを外して、薄い塩水で2度ほど洗い、しっかり水気を切ります
(イワシ→7回洗うと鯛になると言われますが、7回も洗うバカはいません)
フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、オイルにニンニクの香りが移れば、イワシを皮目からさっと焼いて、お皿等に移しておきます
生フェンネルが手に入らない場合は、イワシを焼くときにフェンネルスパイスを少々加えましょう(フェンネルは乾燥スパイスとしてスーパーマーケットで手に入ります)
厚めのお鍋に白ワイン50ccを入れ、沸騰させアルコール分を飛ばします
ワインの量がだいたい1/3まで煮詰まれば、フェンネルのゆで汁150ccとアンチョビ少々を入れて、小口切りにした茹でたフェンネルに干しぶどうと松の実を入れて、沸騰したらイワシの焼いたものを入れ、ざっと混ぜて塩少々を加えて味を確認したらソースの完成
お好みでトマトペースト少量と、タマネギのスライス少々を加えてもよいでしょう
アルデンテに茹でたブカティーニとソースを合わせて、カリカリパン粉をかければできあがり
シチリアのパンは、こんな感じで、白ごまが乗っかってます。
外側カリカリで中はもちもち~
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