世の中にイタリアンのレシピが溢れていますが、あまり触れられていないソフリットを確認しておきましょう。
ソフリットとは、煮込み料理のソース(スープ)ベースです。
分かりやすく書くと、カレーの飴色タマネギのような存在で、お肉やお豆を煮込んで行く際には、欠かせないものです。
その基本になるものは、お野菜3つ
タマネギ、ニンジン、セロリ
この3種類のお野菜をみじん切りにして、オリーブオイルでじっくり炒めます。
さきほどカレーの飴色タマネギと書きましたが、イタリアンの場合は、そこまでは必要ありませんが、中火よりやや弱めの火で、じっくりと約10分程度火を入れていきます。
全ての野菜がかなりしんなりすればOKです。
スーパーでは、ソフリットという表示で、みじん切りにしたお野菜のミックスが売られていますが、3つの配合のバランスがあまりよくないのと、荒みじんにしか切っていませんので、とても使いにくいのです。
それぞれのお野菜のバランスは、タマネギ大1/2コに対して、ニンジン中くらいの太さのもの5cmとセロリが大ぶり1枝
ウリちゃん的には、これがベストバランスだと思います。
そしてみじん切りは、包丁でやるなら、かなりしつこく小さく切らなければなりませんが、フードプロセッサーでガーっとやってしまうのが簡単
ニンジンとセロリは、適当な大きさに切ってFPで細かくし、取り出したところにタマネギも適当な大きさに切ったものを入れて細かくしていきますが、やりすぎとタマネギジュースになってしまいますから、こちらは様子を見ながら、5秒もあれば綺麗なみじん切りになります。
ソフリット1つで出来上がりの味に大きく影響しますが、イタリアンのレシピでここまで詳しく書いたものはないように思います。
その都度ソフリットを作るのが面倒なら、まとまて作って1回分に小分けして、冷凍保存も可能です。
今日は、パスタ・エ・チェーチというヒヨコマメ(エジプト豆)を煮込んだ料理のベースになります。
レシピでパンチェッタとソフリット双方を使用する場合は、パンチェッタをじっくり炒めてからソフリットの材料を加えてさらにじっくり炒めて行きます。
パンチェッタ+ソフリット+ワインの場合は、ワインは最期に加えて、ワインの水分がほぼ全て飛んでしまうまで煮詰めます。
(今日の画像は、この3つが入っています。)
ちょっと面倒なような気もしますが、文章ですと長くなってしまいますが、実際に調理してみるとそうでもないです。
次回のイタリアン煮込み系には、是非お試しください。
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pasta e ceci 挑戦してみます!
まだ結婚前のうら若き頃、会社の上司の奥様のご自宅でイタリア料理を教わっていました。6人程度で。まだまだイタリアン・レストランが少なかった頃です。
ウリさんも日本に帰国したら、ご自宅でお料理教室なんて如何でしょう。きっと口コミで広まって何年待ち・・・なんてことになりそうです。
茹でる時間は、圧力鍋で40分、普通のお鍋で1時間半程度です。
お豆は、お水だけで炊いて柔らかくします。
炊きあがったら、お豆の半量に煮汁を加えながら全体的な緩み加減を見ながらFPかミキサーで撹拌してペースト状にします。
このペースト状にしたものを別に用意しておいたソフリットに加えて、トマトソース少量と残りのお豆を加えてさらに20分ほど炊いてください。
この全体を合わせた時に塩・胡椒で味を調えます。
詰まりすぎるようなら、お豆の煮汁を加えて緩めますが、煮汁が足りないようなら、お水でもOK
パスタは、タリアテッレを手で適当な大きさに千切って茹で、ちょうどいい固さになれば、全体を合わせます。
難しくありませんが、やや手間がかかります。
素朴で美味しい中央イタリアのマンマの味
最後に・・・特別w
パスタを混ぜる寸前に1つプロ伝授の隠し技
小さめのフライパンにオリーブオイルを温め、ニンニクとローズマリー、セージを入れて、香りがたてば、そのオイルをお豆さんのお鍋にジューっ加えます。
(フィルターを通して、オイルだけ入るようにしてくださいね)
こうするとお料理全体に香りとツヤが出ます。
今、esselungaでceciとベーコンを買って来て、ウリさんのレシピで作ろうとこちらのページを開いたところです!
今晩の夕食には無理ですね・・・・・。
レシピありがとうございます。
このお豆さん固いんです・・・
きょうの夕食には、間に合いましたか?
トスカーナやウンブリアはお豆の料理が豊富で美味しいです。
ファジョッリも同じようにできます。
普通の鍋と圧力鍋の中間のような鍋だったので、ceciは一時間程でふっくり煮上がりました。
ソフリットとペーストceciの割合は適当でしたが、美味しく出来上がりました!
いかんせん、ceci一袋全部煮てしまったので、ペースト状にしてから半分冷凍にしました。因みに今日の夕食もceciです(笑)。
それにしてもこのメニュー、ヘルシーで美味しくてとっても気に入りました。
遠い昔、イタリアのキッチンでは、蒔や石炭を燃やしてお湯を沸かしたり調理していました。
冬場は、これがお家全体の暖房にもなります。
そこで、日がな一日、この調理器具というのか暖房器具の片隅で時間をかけて煮ていく訳です。
ばあちゃんの味ってところでしょうか・・・
うぅ500g全部・・・ww 大胆ですねぇ~