日本語の挨拶は、「今日は」が代表的です
これは、意味を紐解いていくと、お天気の(お日様の)具合は、如何でしょうか?ということになります。
我が国日本は、古くから農耕を中心として栄えてきましたから、お天気は、日常生活にとって、とても大切です。
そして、お天気と同じように大切にしてきたのが大地です。
日の光や、雨や夜露を受けて、しっかり大地に根を張り育つ作物
先祖代々受け継いできた大地を大切にし、我々消費者に美味しく安全な作物を届けてくれる生産農家
農業が機械化されようが、大規模集約農業になろうが、わたくしは、農作物の生産者の方々をずっと信用してきました。
もっと正確に言えば、「疑う」なんてことは、頭の隅にもありませんでした。
わたくしたちが口にする国産の農作物は、危険だなんて一度も思ったことがありません。
それは、例え畑や田んぼが生産者の方の所有物であろうとも、神が与えたもうた大地に感謝し、綺麗に耕し、自然の力を借りて農作物を育てていく姿勢があったからです
日本が高度成長期に入ろうとしている昭和33年には、こんな歌が生まれました。
かあさんの歌 倍賞千恵子
こんな素朴な方々が営んでいる農業に対して疑いを持つなんてことは、ゆめゆめ思えないことです。
しかし、昨日こんな記事を目にしました。
==引用==
2011年5月20日 13:35 (J-CASTニュース)
生茶葉を乾燥させた「荒茶」の放射性物質検査を、厚生労働省が1都13県に求めたのに対し、静岡・神奈川・埼玉・栃木などの各県が要請を拒否するという異例の事態になっている。
静岡県の川勝平太知事は2011年5月18日、消費者に無用の混乱を招くとして検査の拒否を表明。神奈川県なども、暫定規制値の改定が行われるまで検査に応じない方針を明らかにしている。乾燥によって重量が減ることから、荒茶では生茶葉より放射性物質の濃度は上昇するが、厚生労働省は生茶葉の状態と同じ1キロあたり500ベクレルを暫定規制値に設定している。これに対する産地の反発が広がっているためだ。
なお20日の時点で、神奈川・茨城・栃木の3県の生茶葉から規制値を超える放射性物質が検出されている。
==ここまで==
紙面からは、生産農家の意思であるのか、一旦出荷された農作物の流通課程に関連する業界の意思なのかは、読み取れませんが、検査に応じないという事態になれば、農作物を安心して口に入れることは出来なくなります。
今後は、秋に米やその他の作物が収穫されたときにどのように対応しようというのでしょう。
わたくしは、今イタリア・ミラノで生活をしていまして、時々日本食を食べたくなることがあります。
しかし、ミラノでは、中国人が経営するアジアンマーケットで食材を買わなければなりませんので、中国製のものは、極力買わないようにしています。
食品添加物や残留農薬の問題と、生産過程における品質管理が劣っているから、食べるのには危険だからという理由です。
今日本政府が、空気中の放射線量の規定を大幅に緩和し、お茶等の農産品の検査をしなという見解を出すなら、日本の食材は、中国産かそれ以下の評価を受け、世界中から相手にされなくなるばかりではなく、日本国内ですら買わない消費者が増えることでしょう。
しかも、地産地消と称して、福島及び近郊の農作物を学校給食に用いることは、子供の健康被害を増やすことに他なりません。
大人は、食材を選べても、それが学校給食に用いられれば、子供は選択の余地なく食べさせられてしまいます。
日本政府は、一刻も早く覚醒して、国民特に子供達や妊婦の安全を守るべきです。
農作物も積極的に放射線量を測定することが、国際的な日本の信用を回復する唯一の道です。
そして、測定された放射線が規制値以下であっても、全て公表すべきです。
仮に単位質量当たり、500ベクレルが規制値である場合、499ベクレルは公表しなくても問題ないのでしょうか?
風評被害と実害は、実は表裏一体であり、火のないところに煙は立たないとも言います。
是非可能な限り検査を行うと共に、全ての検査データの公表をしなければなりません。
その上で、生産農家が経済的、精神的な実害を受ければ、東電なり国が補償すれば済む話だと考えます。
生産農家救済とは、汚染された農作物を購入し食べることではなく、被害の程度に見合った金銭補償をすることこそが一義的に求められ事で、そうすることによって、日本の食の安全性を維持していくことが可能となるのではないでしょうか。
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