60年代ファッションを振り返って見る!というようなタイトルで、ミラノでイラスト展が行われます。
まあ、特筆すべき内容でもありませんが、こうしてイラストを眺めてみると、60年代は、ロックや映画がファッションにもたらした影響って大きいですね。
勿論ビートルズは絶対に外せませんし、ローリングストーンズやスティービー・ワンダーもそうです。
イギリスの影響はかなり大きいですね
次いでアメリカ
デザイナーズブランドという言葉が世に出る1つ前の時代です。
この時期イタリアでは、退廃的という不健全な気風が世に溢れだし、それを象徴する映画が La Dolce Vita (ラ・ドルチェ・ヴィータ 甘い生活)です。
映画のタイトルだけならそこに退廃的な雰囲気を感じることはありませんが、本編の流れは、主人公のジャーナリスト「マルチェッロ」が指針やモラルを失った現代人の不毛な生き方のお手本のようなことをやらかします。
このマルチェッロの衣装を真似たサングラスにダークスーツ、靴はオーダーのハンドメイドスタイル(風)がイタリア中で見られました。
それまでのファッションの流れは、オートクチュールコレクションの影響を受けて、やや簡素化されたスタイルが裾野に広がって行くものでしたが、ここに忽然と現れたのが、ストリートからのムーブメントです。
それは、ミニスカートでありヒッピースタイルでありモッズルックです。
日本でもこのモッズ(男性ファッション)が業界を席巻するようになったのは、66年のビートルズ来日でした。
パリでもミラノでも30半ばを過ぎた男性が派手な花柄のネクタイをするなんてことは、ある意味タブーでしたが、その風潮を変えたのもこの年代からでしょう。
(画像は La Repubblica.it Milano からです)
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