「心のこり」 という唄がある。
私バカよね おバカさんよね うしろ指 うしろ指 さされても
あなたひとりに 命をかけて 耐えてきたのよ 今日まで
秋風が吹く 港の町を 船が 出てゆくように
私も旅に出るわ 明日の朝早く
なかにし礼 が作詞し、中村泰士が作曲して、細川たかし が唄った。
さすが、なかにし礼 で、自嘲的な唄いだしが受けたのか、ヒット曲となった。
事と内容は異なるが、唄いだしの ♪私バカよね おバカさんよね
の部分は、昨夜からず~っと、今に続いて私の心境だ。
昨夜は、葡萄舎騎士の会 の31回目の例会だった。
葡萄舎騎士の会 031 の記録は 「美酒夜光」 へ。 こちら です。
場所は 酒飲食堂・毛利。
この 「葡萄舎だより」 にも予告を書いた (昨日の記事)。
ご丁寧に <酒飲食堂> を <シャインショクドウ> と読むんだ、とまで。
毎回の事ながらワインリストを作って、皆に配った。
ワインの銘柄は横文字ばかりで、小料理屋の親父さんには分かるまいが(失礼)、
記念に一部差し上げた。
すると、
「字が違ってるよ」 のひと言。 「何が? どこが?」 と私。
「酒飲食堂じゃなくて、洒飲食堂だよ。 オレが酒飲みだと思って!」 と親父さん。
グワァワァワァァァ~ン!!!
瞬間、目の前と頭の中が 真っ白になったのか、真っ黒になったのか分からない。
とにかく、取り乱した。
60年間、私の辞書に、私の頭の中に 「洒」 という文字がなかったとは!
だから、
ご丁寧に <酒飲食堂> を <シャインショクドウ> と読むんだ、とまで書いた。
60年間、「私のシャレ、は 酒落 だった」 というお粗末の一席。
なんと情けない失態よ!
クチハバッタイ言い方になるけど、
私は世間水準の (少し上の) 知識と教養を身に着けて、
還暦間近のこの歳まで生きてきた、と信じて疑ったことがない。
こんなことだと、自分では気付かないけれど、
人様から見れば、自信満々の私の振る舞いが高慢に映ったことや、
愚かしく映ったことも度々かも知れない。 あぁ、恥ずかしい。
私の机のそばの壁には、「つもりちがい十か条」 が貼ってある。
いみじくも書いてある。
‥‥
高いつもりで低いのが 教養
深いつもりで浅いのが 知識
‥‥
まさしく、私のことだ。 一事が万事だ。
世間水準 (の少し上) だと思っていた私の教養や知識の、なんと薄っぺらだったことか!
軽薄さを思い知らされて、ショックだった。 嗚呼。
私バカよね おバカさんよね うしろ指 うしろ指 さされても
あなたひとりに 命をかけて 耐えてきたのよ 今日まで
秋風が吹く 港の町を 船が 出てゆくように
私も旅に出るわ 明日の朝早く
なかにし礼 が作詞し、中村泰士が作曲して、細川たかし が唄った。
さすが、なかにし礼 で、自嘲的な唄いだしが受けたのか、ヒット曲となった。
事と内容は異なるが、唄いだしの ♪私バカよね おバカさんよね
の部分は、昨夜からず~っと、今に続いて私の心境だ。
昨夜は、葡萄舎騎士の会 の31回目の例会だった。
葡萄舎騎士の会 031 の記録は 「美酒夜光」 へ。 こちら です。
場所は 酒飲食堂・毛利。
この 「葡萄舎だより」 にも予告を書いた (昨日の記事)。
ご丁寧に <酒飲食堂> を <シャインショクドウ> と読むんだ、とまで。
毎回の事ながらワインリストを作って、皆に配った。
ワインの銘柄は横文字ばかりで、小料理屋の親父さんには分かるまいが(失礼)、
記念に一部差し上げた。
すると、
「字が違ってるよ」 のひと言。 「何が? どこが?」 と私。
「酒飲食堂じゃなくて、洒飲食堂だよ。 オレが酒飲みだと思って!」 と親父さん。
グワァワァワァァァ~ン!!!
瞬間、目の前と頭の中が 真っ白になったのか、真っ黒になったのか分からない。
とにかく、取り乱した。
60年間、私の辞書に、私の頭の中に 「洒」 という文字がなかったとは!
だから、
ご丁寧に <酒飲食堂> を <シャインショクドウ> と読むんだ、とまで書いた。
60年間、「私のシャレ、は 酒落 だった」 というお粗末の一席。
なんと情けない失態よ!
クチハバッタイ言い方になるけど、
私は世間水準の (少し上の) 知識と教養を身に着けて、
還暦間近のこの歳まで生きてきた、と信じて疑ったことがない。
こんなことだと、自分では気付かないけれど、
人様から見れば、自信満々の私の振る舞いが高慢に映ったことや、
愚かしく映ったことも度々かも知れない。 あぁ、恥ずかしい。
私の机のそばの壁には、「つもりちがい十か条」 が貼ってある。
いみじくも書いてある。
‥‥
高いつもりで低いのが 教養
深いつもりで浅いのが 知識
‥‥
まさしく、私のことだ。 一事が万事だ。
世間水準 (の少し上) だと思っていた私の教養や知識の、なんと薄っぺらだったことか!
軽薄さを思い知らされて、ショックだった。 嗚呼。