葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

雪が降る

2007年02月02日 09時20分07秒 | 日記 ・ 雑記録
昨夜は満月に近い (月齢13日の) 月が寒空に輝いて、
天窓から差し込む月明かりで部屋は明るかったのに、今朝は薄暗い。
天窓には雪が積もっているからだ。
積雪と騒ぐほどではない、と見くびっていたが、2時間経過しても降り止む気配はない。
節分前日になってあわてた冬将軍が、やっと重い腰を上げた、という感じだ。
この冬は何度も何度も、
<寒波襲来> <この冬一番の冷え込み> <平地でも10cmの積雪> などと報道されたが、
多少震え上がっただけで、ついに冬らしい景色にはお目にかからなかった。
今朝の雪は <ツジツマあわせの雪> ということか。 なんとも律儀なことだ。

明後日は中国山地の西端の、低い山を縫って峠を越えて郷里・長門市で飲み会だ。
私が長門市に向かう日は往々にして雪に悩まされる。
年に10回、この時期には一度しか行かないのに、その日に限って雪が積もる。
年に一度のために冬用のタイヤなど履かせてないから、積雪 = 断念、だ。

雪といえば、
小樽の日和山灯台に据えたカメラで付近の様子をリアルタイムに見ることが出来、
それを観れば (当たり前だが) 一面の雪だ。
道内はいうに及ばず、全国の灯台から <灯台守> は居なくなったので、
風に晒され、雪に閉ざされての過酷な勤務はなくなったが
内地の人間からは想像を絶する苦労が、北国・雪国では日常だったろう。
寒がりで臆病な灯台ファンのオジサンは、雪が融けて穏やかな気候になってから
「風雪の灯台めぐり」 に出かける。

昨日、資料を作った。
道内40基の灯台について、1/25000 地形図と yahoo! 地図を見るための一覧表だ。
   風の旅 「風雪の灯台めぐり」 資料室  こちら です。
とも~る さんから面白いサイトを紹介されたのがきっかけだが、
(大変失礼な言い方だが) 世の中には、物好きで、こまめで、
気の遠くなるような作業をこつこつと、延々と続ける方々が居るものだ。
ずるい私は <いいとこ取り> で、自分の目的に合った資料を作ったのだが、
地理と地図と灯台が好きな私だけの自己満足の資料だ。
まぁ、HPそれ自体に <人知れず微笑む> 要素は強いから、
自分だけの世界で一人悦に入る、ということなのか。

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