葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

雨の日に買い物

2006年05月10日 15時46分04秒 | 日記 ・ 雑記録
春先にも雨が続いて、GWが中休み、そしてまた予報どおりに雨、雨。
瑞穂の国 ・ 日本として、これだけ雨水が溜まれば稲の作付けは大丈夫だろう。

夏物の衣料を補充する要があって、さて買い物に、と思ったが
この強い雨に濡れずに買い物をするとなるとデパートしかない。 下関大丸へ。
しかし、デパートの衣料ってどうしてあんなにも高いのだろう。
1万円というポロシャツの値札を見て、とたんに購買意欲が萎えた。
で、隣の書店に。 下関で最大、西日本でも有数の大きさらしい。

この大型書店が進出して、かなりの摩擦があった。、
それまで数10m離れた場所で営業していた地元企業の既存書店が悲鳴を上げた。
同じフロアで隣接していれば、客は当然大きい店に足を運ぶ。
ざっと見渡したところ、客数の比率は、既存書店1 : 大型書店9
既存書店は死活問題だと大騒ぎしたが、この趨勢は変わるまい。 存亡の危機だ。
教科書販売を一手に握っているからといって、どれほどの力になるのだろうか。

既存書店は下関生え抜きの企業だから、市民感情に訴えると言っていたが、
現実には1 : 9 の集客力の差になっている。
下関の市民は既存書店に愛着も同情も感じていないように見える。
そりゃそうだろう。
ネットで本を注文すれば3日で届くご時世に、
旧態依然、取り寄せるまで平気で2週間待たせていたのだから。
とうに私は、本を買う時は小倉で、と決めていたが、
これで小倉まで出かけなくて済む。

食品、衣料、電器に始まった大手資本の席捲は書籍の分野に及んで、
よほど特化しないと中小は生き残れなくなった。
感ずること無きにしも非ずだが、どうしようもなかろうなァ。

今日の教訓。
1 「灯台」 の本を探しても見つからない。 「岬」 の本を探すべし。
2 (私のようなビンボー人に) バーゲン以外ではデパートの衣料は買えない。

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