葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

男の港 下北漁港 他2曲

2006年05月06日 09時44分29秒 | 日記 ・ 雑記録
今年に入ってから灯台に夢中の私だから、
カラオケで唄う歌くらい 「灯台」 が入った歌を、と思ってチャレンジしたのが
鳥羽一郎の 「男の港」。 これは一週間かけてマスターした。
私が言うところの 「マスター」 とは、
歌詞を全て覚えて、人前で唄っても恥ずかしくない程度だが‥‥。

で、どうせ8曲入りのCDを買ったのだから、と 「下北漁港」 もモノにした。
星野哲郎の作詞だから、この歌ははずせない。
似たような海の男の歌ばかりでも面白くないので、
およそ鳥羽一郎らしからぬ 「カサブランカ・グッバイ」 もマスターした。
この歌の作詞は内館牧子だ。 粋がる男のブザマな結末を描いて、この歌はいい。

もう一曲マスターした。 「男宿」。
惚れた女がいて、その女には好きな男がいて、
惚れた女に愛想をつかさせて、好きな男と駆け落ちさせる、という
いかにも演歌らしい演歌だが、演歌の世界を馬鹿にしてはいけない。
これは日本人の心情の深淵だ。
   それとなく紅き花みな友にゆずりて
   そむきて泣きて忘れ草つむ
と詠んで、
与謝野鉄幹と晶子の前から姿を消した、山川登美子だっているじゃないか。

かくして、この1ヶ月は鳥羽一郎の4曲をマスターするのに没頭した。
カラオケのお師匠さんから合格点をいただいたから、もうよかろう。

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