昨夜はワイン会に出かけたから夕刊を読んでいなかったが、
朝、食卓に夕刊が置いてあった。
よほどニュースがなかったのだろう。
朝日新聞 (西部版) 夕刊の1面トップは、なんと灯台の記事。
見出しは 「灯台守 消えゆく」 「残る女島 近く無人に」 とある。
4月現在、全国の灯台は3337基ある。
昭和10年には142基の灯台に住み込みの職員 (灯台守) がいたが、
灯台の自動化、無人化が進んで、現在は2基が有人灯台として残っていた。
そのうち青森の龍飛埼灯台が無人化となり、
残るは長崎の女島(めしま)灯台だけとなった。
その女島灯台も年内には無人灯台になり、全国から有人灯台がなくなる。
という記事だ。
因みに、
♪ご覧 あれが「竜飛岬」 北のはずれと
石川さゆりが眉間にしわを寄せて唄った 「津軽海峡冬景色」 だが、
正しくは「龍飛崎(たっぴさき)」 で、灯台名は 「龍飛埼(たっぴさき)灯台」だ。
龍飛「崎」 は岬全体を指し、灯台が建つ岬の先端は 龍飛「埼」 となる。
もう一つ
「女島」 は東シナ海に浮かぶ男女群島の島で
灯台守の悲哀を描いた映画 「喜びも悲しみも幾年月」 の舞台となっている。
私が灯台ファンになった年は、たまたま、
全国の灯台から灯台守がいなくなる、灯台史に残る年となった。
灯台守が過酷な勤務を強いられてきたことを思えば当然の成り行きだろうが
船と船人の航海と安全を見守る灯台が、
無機質な自動化と遠隔管理で明かりを灯し続けるのは、一抹の寂しさを禁じえない。
勝手な郷愁だろうが‥‥。
「灯台守」 が死語となる。
私の灯台めぐりは、ついに一人の灯台守とも顔をあわせないまま続けることとなる。
これも時代の流れ、か。 嗚呼。
当ブログの親サイト 「葡萄舎彩々」 へもお越しください。
http://members.jcom.home.ne.jp/budohsha/
朝、食卓に夕刊が置いてあった。
よほどニュースがなかったのだろう。
朝日新聞 (西部版) 夕刊の1面トップは、なんと灯台の記事。
見出しは 「灯台守 消えゆく」 「残る女島 近く無人に」 とある。
4月現在、全国の灯台は3337基ある。
昭和10年には142基の灯台に住み込みの職員 (灯台守) がいたが、
灯台の自動化、無人化が進んで、現在は2基が有人灯台として残っていた。
そのうち青森の龍飛埼灯台が無人化となり、
残るは長崎の女島(めしま)灯台だけとなった。
その女島灯台も年内には無人灯台になり、全国から有人灯台がなくなる。
という記事だ。
因みに、
♪ご覧 あれが「竜飛岬」 北のはずれと
石川さゆりが眉間にしわを寄せて唄った 「津軽海峡冬景色」 だが、
正しくは「龍飛崎(たっぴさき)」 で、灯台名は 「龍飛埼(たっぴさき)灯台」だ。
龍飛「崎」 は岬全体を指し、灯台が建つ岬の先端は 龍飛「埼」 となる。
もう一つ
「女島」 は東シナ海に浮かぶ男女群島の島で
灯台守の悲哀を描いた映画 「喜びも悲しみも幾年月」 の舞台となっている。
私が灯台ファンになった年は、たまたま、
全国の灯台から灯台守がいなくなる、灯台史に残る年となった。
灯台守が過酷な勤務を強いられてきたことを思えば当然の成り行きだろうが
船と船人の航海と安全を見守る灯台が、
無機質な自動化と遠隔管理で明かりを灯し続けるのは、一抹の寂しさを禁じえない。
勝手な郷愁だろうが‥‥。
「灯台守」 が死語となる。
私の灯台めぐりは、ついに一人の灯台守とも顔をあわせないまま続けることとなる。
これも時代の流れ、か。 嗚呼。
当ブログの親サイト 「葡萄舎彩々」 へもお越しください。
http://members.jcom.home.ne.jp/budohsha/