葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

黄砂度

2006年05月05日 10時33分37秒 | 日記 ・ 雑記録
葡萄舎から空を見上げて、その日の天候を予測するとき、
観天望気の対象となるのは、北西の四王司山だ。
標高392mの低山だが、
勢いを無くした中国山地が海に没するこの地では、まずまず目立つ山だろう。
冬は平地に降った雪がすぐに溶けても四王司山には残るし、
四王司颪(おろし)と名づけた季節風が吹き降ろす山だ。
雲がかかれば、当然、雨だ。

この季節、私は四王司山の霞み具合で、今現在の黄砂の度合いを判断する。
四王司山の木々がはっきり見えれば黄砂は少ない日だから、
灯台へ行こうか、となる。
自然の移ろいに合わせて、晴耕雨読などと言葉もあるが、
私の場合は、山見えれば動き、山見えざればサテ今日は何をしようか。

私の観天望気は定時観測ではないから、
口惜しいのは昼過ぎに四王司山を眺めて、山容がくっきりと見えるときだ。
こんな黄砂が少ない日を無駄にして!
単純な日々だ。

ニュースになるほどの黄砂の日を5、黄砂を感じない日を0、とする私の黄砂度で、
今日の黄砂度は1。 五月晴れとは程遠いが、こどもの日としては雨が降らなくてよかった。
世間ではUターンの混雑が始まっているらしい。
田舎町で、何もしないでGWを過ごす。 これもあり、か。

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