葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

11/26 葡萄舎騎士の会

2005年12月01日 22時20分54秒 | ワイン会の記録
「葡萄舎騎士の会」 には。チュッチュさんという広報担当がおいでだ。
「HP・葡萄舎彩々」 の 「ワイン会レポート」 に、例会ごとにレポートを寄稿くださっているが、そのレポートをそのまま転載する。


恒例になりつつある、由布岳を眺めながらの温泉付一泊ワイン会。
騎士の会020 紅葉美しい湯布院にて、さちさんの幹事で始まり始まり。
今回は、騎士の会フルメンバーに、エレガントなドレスを着こなされた
美しい紅葉さん、はるばる遠方より来てくださった風来坊さんを
お迎えして、総勢10名でにぎやかに乾杯♪

食前酒として、さちさんの、Florio  Baglio MARSARA VERGINE 1990 
琥珀色がトロリとして、きちんとした大人なビター。。
シチリアに旅したことがあり、今回の旅のテーマに添って持ってこられて
いましたよん。

そして、アロマさん回復祝いにと、とっておきのシャンパン!
釣り迷人さんより、Dom Perignon 1996 Moet & Chandon
素敵な泡に、うっとり。。一瞬で恋におちるってこんな感じかも。
つづいて、Roger Goulart Brut Rose 2003
ロゼ色が華やかで、酸味があり、椿を模したかぶら(芯は干し柿)や、お寿司にもあう!
ここのお料理は、ほんと手が込んでておいしいの。

つづいて、白のトップバッター。
わたくしめの、Evesham Wood Chardonnay Le Puits Sec Organic 2003
風来坊さんからの、アフターが良いなんていわれると、天にも昇る気持ち!
おだてられると、調子にのっちゃって、こんなつたないレポートが
いまだに続いてますm(__)m
それから、舎弟さんの、Ch. Smith Haut Lafitte Pessac-Leognan 1993ソーヴィニオンブランの干し草の感じが大好き。
そして、はるばるマンハッタンから旅してきた、風来坊さんの
Corton -Charlemagne Bonneau du Martray 1990
とっても、ボディがあつく、味わい豊かにおいしすぎるぅー!!!
ほんとに満足続出で、どうなっちゃうの!?、この先。。。

お椀がでてきて、さちさんが赤がほしくないですか?の一声。
やってきました、アロマさんの
Bourgogne Rouge Vieilles Vignes - Comte Philippe Senard NV
フレッシュで野いちご系なさわやかさ。
アロマっちが復活して、ほんと良かった!
そして、いよいよこの時がやってきました。
葡萄さんの心憎い演出!ボトルを見るまで誰も知らなかった!
なんと、ゲストの紅葉さんにあわせて
Ch. Cardinal-Villemaurine P. Carrille (St-Emiion) 1976 
すごい!!ロマンティックすぎる、葡萄さん。
深いルビー色、しっかりとした円熟味、素敵。。。
このワインと、コンラッドさんからの貴重なワインをいっしょに。
Nuits St Georges Aux Murgers Henri Jayer 1976
すごすぎます。この瞬間に感謝。
時を経て、眠りからさめたようにまどろむ色合い。
ほわっと丸ぁーるいおだやかな味わい。
気持ちが優しくなるって感じです。

こんな素敵な経験をしたら、もぉー、酔っ払いです。
風来坊さんからのDucru-Beaucaillou St-julien 1997
ほんと、ごめんなさい。グラスがいっぱいで、飲んでないのです。。
そして、サトカレさんの、Caus Merlot Can Rafols dels Caus 1998
こちらも、いただいた記憶が、、、
レポート役としたことが、、、なんという失態、、、お詫びします。
それに、コンラッドさんからのChateau d'Yquem 1993
飲んでないかも!?と翌朝話していたら
いいえ、しっかり飲んでいたと、、、しかも、甘いのは苦手だけど、
この甘さは好きなのよねぇーなどと発言していたとのこと、、、
恐るべしです。。

2次会では、葡萄さんのスペシャル、梅酒カルピスをいただき、
舎弟さんのMeursault -Charmes Remoissenet Pere & Fils 1994 
を、アロマッチ作成、チーズのせクラッカーとおいしくいただき、
思い出のルモワスネだからと、ボトルまでもらっちゃいました。

由布岳のふところに抱かれて、かけ流し温泉で癒され、
みなさんのあふれる笑顔に包まれて、また、来年もですね。。。

「遺影」

2005年12月01日 11時36分35秒 | 日記 ・ 雑記録
私の顔に、鼻髭、顎鬚が似合うかどうか知らない。
ただ、自分の顔に髭を蓄えることには異常な憧れがある。
ところが、私の家内も母も、私の髭に拒絶反応を示す。
シルクロードでの2ヶ月間の長旅のあいだ、
家人の目に触れないことをいいことに、髭を伸ばした。
日一日と髭が伸びていく様を、鏡を見て、手で触って、人知れず快感に浸った。
いま思えば、成田に帰り着いたときに、きれいさっぱりと剃り落とすべきだった。
でも、未練だった。 帰宅したら、やはり悪評だった。
懇意な方々に髭面をご披露したあとで、剃り落とした。
「泣いて馬謖を斬る」 ならぬ 「泣いて髭を剃る」 だ。

間もなく、私も還暦を迎える。
私の人生、暦が一回りしたところで、還暦を機に髭を伸ばす。
今度は、誰がなんと言おうと。 私には珍しい 「不退転の決意」 だ。

3ヶ月間の、つかの間の夢を見たあとで、髭をそり落とす直前に写真を撮った。
遺影だ。
私の人生、髭とは縁がなかったから、せめて遺影には、髭面を残したい。
遺言を書いておかなければなるまい。
「私の遺影には、すでに用意してある写真を使うように!」

11月上旬に撮影した写真が、今日、出来上がった。
もう、思い残すことはない。