葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

年の瀬の一日 忘中閑?

2005年12月28日 23時47分34秒 | 日記 ・ 雑記録
エキストラワイン会と葡萄舎忘年会の中日。
年末年始の食材買出しに出かけた。
ローストビーフ用の牛肉を2kg、シチュウ用の牛肉を1kg、ズワイの爪を1kg、
牛テールを2本、牡蠣のグラタンを20個、その他諸々。
これだけあれば年末年始、誰が何人来てもクリアできるだろう。

実に久しぶりに風呂掃除をした。 某氏の来訪に備えてだが、
こんな機会でもなければ年に1回の大掃除をしないのだから情けない。
明日はトイレの大掃除が待っている。

年の瀬に、するべきことはたくさんありそうなのに、久しぶりにTVを観た。
ナベツネが他局の番組に出演していた。
一番嫌いな男だが、率直な発言を聞いてみると、案外、いい好々爺だ。
自分の戦争体験に基づいて、靖国参拝を非難するのには見直した。
時間を置いて、清原も出演していた。
好きな野球人ではないが、彼の発言をじ~っときいてみると、知らなかった一面を見た。
シッカリした考えの持ち主じゃないか。
結局、マスメディアが作り上げた虚像を見て、それが私のナベツネ観になり、
清原観になっていたのだろうか!

教育TVでは瀬戸内寂聴も観た。
世阿弥を題材に 「秘花」 という小説を書くらしい。
これが最後の小説、と思いながら、命永らえて次々と小説を著す自分をみっともないと語る。
83歳 (だったと思うが) にして、驚くべき好奇心と行動力の持ち主だ。
「花鏡」 の中の一節、
初心忘するべからず、  時々忘するべからず、  老後も忘るべからず
いい言葉だ。 私も年老いたのかナ。
TVも、まんざら捨てたものじゃないじゃないか。