葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

冷え込み、こんなはずでは‥

2005年12月13日 20時01分49秒 | 日記 ・ 雑記録
これから厳冬期に向かって、日に日に記録する寒さは 「今冬一番の冷え込み」 となる。
だから、1週間前も、昨日も、今日も 「今冬一番の冷え込み」 だった。
メディアは、見出しで、この表現を2ヶ月近く使えるわけだ。
日増しに寒さが厳しくなっても、
厳しさが想定内なら 「季節の推移で仕方ないか」 と諦めもつくが、
これが想定外だと、ついぼやきたくなる。

想定外にさせた元凶は今冬の長期予報で、例外なく「暖冬だろう」 だった。
スキーなどの冬スポーツに興味を持たない身にはありがたい予報だった。
が、冷静に(ならなくてもいいが) 考えてみれば、
そもそも人間が、どんな科学の力を借りても、
大自然界の3ヶ月先を予測すること自体がおこがましい話なのではないか。
科学、技術の進歩とデータの蓄積は、飛躍的に予報の精度を高めただろうが
それでも、100点満点は永遠に取れないはずだ。

3ヶ月先の気候 気象を知りたがるのもおかしければ、知らせようとするのもおかしい。
予報どおりに推移すれば面白みがないし、大きく外れれば腹が立つ?
お天気に関しては、文字が読めずに絵暦に頼った時代の頃が楽しかったかもしれない。
月日が経てば、確実に、着実に季節は変わる。
1つの季節が終わってみれば、例年と大差はない。 平均気温は1℃も変わっていない。
地球の温暖化で、0,5度の変化は重大だが。