コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

春期研修会 1回目

2009-05-14 00:45:09 | ミニカウンセリング

春の研修会、ミニカウンセリングが始まりました。
実際に参加するのは久しぶりで、参加しているときは「ミニカウンセリング」のカテゴリーでブログ書いてるはずだから探してみると…2007年の春期研修会が最後ですね。

2007年の7月…いろいろ激動しているときでした。
そのときを最後に、しばらくブログを書くこともなくなってましたし、搾り出すように9月に書いたものを読むと、そのときの気持ちと同じものを今も持っていることがわかります。

さて、2年ぶりの研修会参加です。
ここに至る経緯がまた私らしいのですが、ちょうど研修会の最初の分かち合いで話したことにつながります。

私自身はミニカンに参加しづらい気持ちがあります。
この2年間、いやここ数日だけでも、外に出さずに押さえつけているものが渦巻いています。
ミニカンの場というのは、私には心地よすぎて、ついついフタが緩んでそれらが顔を出してきます。
それらを言語化して、外に出してやるというのはとても心地よい作業です。
そうです、そのことは重々承知しています。
しかし一方で、「知らないふり」している自分自身が揺り動かされて、問題と向き合う作業を強いられます。
「問題に向き合いたくない」「問題をなんとかしたい」二つの相反する思いに悩まされます。
つまりは「問題に向き合うことなく、私のあずかり知らないところで解決している」などという都合のいい事を望みます。
いや、そんなことがあるはずないのですけどね。
でも、そんな満たされるはずのない思いは「先延ばし」という手段で誤魔化しにかかります。

そんな私ですが、自分ではとても起こすことの出来ない”流れ”が現れたとき、そこに乗っかるのは結構抵抗なかったりします。
そういう部分にプライドはなく、求めに応じることはよくあります。
もちろん、頑なに乗っからない”求め”もありますけれど。

今回は、昨年から動き出した「真宗カウンセリング研究会の世話役」という流れの中で、ワークショップや研修会に参加することになりました。
流れが心地よさそうだったので、「参加したら向き合わないといけないかも」ということをすっかり失念して…

いざ始まってから青ざめている私がいます。


今回は参加人数も少なめなので、じっくりと進めていくことになりそうです。
第一回目の今回は、初参加の方も居られるので先生から丁寧に「ミニカウンセリング」の説明が行われました。
その過程で、私ともう一人の世話役の方とで実践して見せることになりました。
おそらく自分から率先して話し出すことはなかったであろう事を、「先生のご指名」という流れにのっかり、クライエント役として話しだしました。
ほんの10分間ですが、2年ぶりの感覚は「あるべきところに帰ってこさせてもらえた」という感じです。

話を聞いてもらいながら、自分の抱えていることが明確化されてくる。
一旦、自分は「問題に触れたくない」という所に帰結する。
でも、自分から出ているはずのその言葉がしっくりこない。
「問題をなんとかしたい」という自分も現れてくる。

ゆったりと、自分の内なる声に向き合うひと時でした。
まぁ、今振り返ると「よう、あんなこと話せたな」という気持ちもありますが、あの時あの場所でこそ結びついたところでしたね。
だから、正確には上で書いた流れも、今はしっくり来ていません。
もっと違う感じで、違う思いもそのときに現れていたはずです。

確かに、あのとき向き合って、言葉にして、明確化していた私がいた。
ということですね。

さて、これから10週間、乗っかってしまったからには、その場に飛び込んでいこうと思います。
何が出てくることやら。

真カ研の公式ホームページも更新しました。
http://dbpca.web.fc2.com/

10月の福岡ワークショップの予定も詳細が決まり、いよいよ7月京都、8月金沢、10月福岡と動きます。
うまく参加者が集まってくれるかの心配がありますが、そこはなるようになった状態で。
(でも、ぜひみなさまのお申込をお待ちしております)