後見人グループ＝正恩氏の経験不足をカバー

平壌で２０日、金正日キムジョンイル総書記の遺体と対面した北朝鮮の幹部リストには、権力序列１位となった金正恩ジョンウン氏（２８）を軍、党および親族で支えようという意図が明確に表れている。

正恩氏への権力世襲で最大の不安要素は若年ゆえの経験不足だ。軍や党幹部の間で正恩氏の指導力に疑問符が付けば、権力構造が流動化しかねない。

北朝鮮国営ラジオが遺体と対面した幹部として名前を挙げたのは正恩氏を含めて２８人。

韓国の崔鎮旭チェジンウク統一研究院北朝鮮研究センター長は、同行した幹部らが、政権の中心メンバーになるとした上で、「序列１６位の張成沢チャンソンテク氏を中心とした『後見人グループ』が正恩氏の経験不足をカバーし、安定化を図るだろう」とみる。

張氏は金総書記の義弟で、その妻は序列５位に名前が挙がった金総書記実妹の金敬姫キムギョンヒ氏。２人の「ロイヤルファミリー」と、序列４位の軍総参謀長の李リ氏が、崔センター長の言う後見人たちだ。


本当に北を立て直すことが出来るのは、正男氏ではなかろうか？