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日常の何気ない出来事

裁判員制度2

2008-12-02 | Weblog
裁判員候補者通知書が配布されましたね。
やはり裁判員になりたくない人が多いようです。

埼玉県の女性(61)
「295,000人の一人に選ばれてラッキー、60年間生きてきて善悪は判断できる。裁判員裁判では普通のおばさんの声を反映させたい」

ちょっと待ってーな、61歳なのか60歳なのか、この際ハッキリさせようではないか!

あとね、普通と思っている人に限って普通じゃないことが多いんだよー。
普通というのは自分じゃなくて他人が評価するものですが、何か?

普通のおばさんにお聞きしたいのですが、親告罪って知ってますか?
告訴がなければ公訴を提起することができない犯罪もあるのに、善悪だけで判断するなら全て犯罪になってしまいます。

普通のおばさんにお聞きしたいのですが、あなたは嘘をついたことがありますか?
善悪で判断したら悪だと思うんです。あなたは犯罪者ですか?

もうひとつ、量刑の判断基準は何ですか?
情状酌量の余地は?
故意なのか?過失なのか?その過失は重大なのか?
殺人罪=そこに殺意があったかどうか・・・
物的証拠?自供?
死刑?無期懲役?

人を裁くことができるのは神のみかもしれない。
法治国家であるからこそ私たちの安全が守られているこの現実。
しかしながら冤罪も沢山存在しているという事実!

日本国憲法は誰が作ったのですか?
自由と平等は相反すると思いませんか?

中絶は犯罪?自殺は?自殺未遂は?
他人を傷つければ罪で、自分を傷つけるのは罪じゃないの?
これって何?宗教?哲学?わからへんわー。

残念ながら普通のおばさんと思っているおばさんの声は反映して欲しくないです。

なんか「ゆとり教育」と「裁判員制度」は同じにおいがプンプンする。


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