呉かみしばいのつどい ~紙芝居はワクワクどきどき~

子ども達と心を通わせ、共感の感性を育む
日本独自の文化、紙芝居
紙芝居の輪が広がりますように~

映画「かすかな光へ」鑑賞の輪を広げよう。

2016年02月25日 | 映画「かすかな光へ」
3/10(木)10:20〜
 三原市本郷生涯学習センター
 2階多目的ホールにて(130名)
 参加費 無料 (託児はありません)




 大田 堯(たかし) 先生
映画「かすかな光へ」が上映されます。
監督:森康行
詩:「かすかな光へ」作・朗読 谷川俊太郎

公式ホームページこちらから

共催:三原市・広島県子どもの読書連絡・ほんごう子ども図書館
後援:あんず保育園・呉かみしばいのつどい(関わりを持たせていただきました)

大田堯先生から、語りをしている私たちへのメッセージ
映画「かすかな光へ」の主旨は、草の根から生命第一を考えることです。
物・金が文化になっている今の時代にあって、皆さんの活動は、物・金という点では何も得にならないが、
文化の根になる、生命に関わる大切な仕事なのです。
人は、皆一人ひとり違うということ。
違いを認め合おうという部分に共鳴してもらえるのではないか。
映画を観て仲間と互いに語り合い、絆を深めていただきたいと望みます。



「読み語り」は、
ひとにかかわるきずな
〜思い出したのが、柳田邦男の「かたる」の本義は「かかわる」だとする説である。
実際日本の各地では、子どもたちのあいだで、今でも遊びに「かたらせて」が、
かかわれせてくれ、参加するぞという意味に用いられていることろがかなりある。
子どもは、古い大人の言葉の語彙と文化を遊びの中で今につなげている、という柳田の見方の根拠となるものの一つだ。
「ほんごう子ども図書館」の母親たちが、「読み語り」にこだわるは、大人から子どもへの一方通行「聞かせ」にあきたらず「かたる」の本義である「かかわる」、きずなで子どもとつながって生きたいという気分の反映だと思われる。
子どもにかかわるのが、彼女らの言葉によれば「うれしく、幸せ」なのだ。
(かすかな光へと歩む 第3章 生命の絆を=子どもたちの未来に向けて より抜粋)


ほんごうこども図書館とは
正式名称「ほんごうこども館」として設立以来、公設民営で地域のボランティアによって運営されてきました。
子どもたちに良質の絵本や文化を届けたいという思いのもと、皆楽しみながら運営を続けています。
県内産の杉の香芳しい、かわいいログハウスで、乳幼児から楽しめる絵本を中心に紙芝居などが、皆さんをお待ちしています。
木・日祝 休館 10時から17時まで開館
《子ども広場なんじゃもんじゃ》
(本郷小学校北隣)子どもの育ちに欠かせない自然体験をたのしめる併設施設です。
詳しくはこちらから

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  大田 堯 先生 プロフィール
1918年
広島県本郷生まれ
さいたま市在住
東京帝国大学文学部教育学科卒業
東京大学教育学部教授、日本子どもを守る会会長、
都留文科大学学長、日本子どもを守る会会長、日本教育学会会長などを歴任
専攻は教育史、教育哲学
97歳の現在も講演・自宅でのサークル活動など多忙
2001年に故郷の広島県本郷町の「ほんごう子ども図書館」の設立に尽力
近著『かすかな光へと歩む 生きることと学ぶこと』一ツ橋書房
『大田堯自撰集成』全4巻 藤原書房 1918年

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映画「かすかな光へ」がDVD貸出できるようになりました。
小人数でも鑑賞できます。
気心の知れた仲間と、気軽に鑑賞会を開いていませんか。
そしておたがいの想いを語り合いませんか。
きっと他の大切な仲間にもリレーしたくなります。
貸出料お一人500円(上映の鑑賞料は自由設定です)
お申し込み・お問い合わせは
gyominuma@jcom.home.ne.jp
090-2425-9320/font>


以上は、『かすかな光へ』のリレー上映をすすめる
ほんごう子ども図書館実行委員の日高さんが、作成された内容です。




すごい人です、紙芝居講座

2016年02月12日 | 紙芝居
熊野町立図書館での紙芝居講座のようすをお伝えします。

定員30名のところ41名も参加くださいました。図書館の職員さんも加わって会場は端から端まで埋め尽くされました。
こんなに紙芝居について知りたい方がいらっしゃるなんて、嬉しいです。

まずは、よこみち けいこ先生のコーナーにイラストを描いていただき、写真撮影パチリン

紙芝居講座の「はじまり~はじまり~」
最初に『おおきく おおきく おおきくなあれ』みんなが声を合わせることで、会場が一つになりました。

『かりゆしの海』
幸せがやってきますように「ユガフタボーリ」と祈りの言葉を一緒に唱えました。
私達が紙芝居を演じることは、子ども達に平和を伝えていること、をお話しました。


次いで、紙芝居だけのプログラムもできますと、クイズや当てっこなど、色々な紙芝居がありますとご紹介。
『どっちだ』


『あれあれなぁーに?』

下読みの仕方と、場面の絵を演じ手がしっかり見て練習してくださいね、とお話しています。
『たべられたやまんば』

『ごきげんのわるいコックさん』で抜き方や動かし方を見て笑いました。


お待たせいたしました。
よこみち けいこ先生による、作家の立場からの紙芝居と絵本の違いをお話いただきました。

描き方も、お話の作り方も、全然違うんだと言うことが分かりやすくて、皆さん納得されていました。
先生キレイ
髪もツヤツヤです。



「絵本」は内向きの文化
「紙芝居」は外向きの文化だそうです。



ダンボールで作った手作りの舞台です。(よこみち先生のご主人の手作りです)
3面開きの舞台が買えない人も、これで演じられますね。

昨年、創作した『ふうちゃんのそら』平和をたくす紙芝居を最後に観ていただきました。


『にじ』を合唱しました。
ふと 空を見上げて「ああ きれいだなあ、きもちいいなあ」と思う、このあたりまえのことが とても幸せなことなのです。のメッセージと共に


熊野町立図書館さん、紙芝居の講座の機会を頂きありがとうございました。
また、3面開きの舞台の購入と、紙芝居文化の会のおすすめ紙芝居を揃えていただけることになりました。

私達は、紙芝居は図書館で借りることで作品を手に取ることができます。
図書館の紙芝居の環境が整うことは、とても大事だと考えています。

どの図書館に行っても、共感の感性を育む日本独自の文化「紙芝居」が、絵本と同じように揃うことを願っています。

皆さんに感謝しています。
ありがとうございました。

呉かみしばいのつどいは、
来週 2/19(金) 13時~
特別出張例会として、
熊野町民会館 研修室1階に会場を移します。
どなたでも、どうぞ。
紙芝居を持って来て、演じ合いましょう


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ラジオで紙芝居のお話しました

2016年02月10日 | 紙芝居
3年前になりますが
広島FMの、ひろしまこども夢財団 ★papamama smileというコーナーで
紙芝居についてお話した内容です。

懐かしい~~ので、抜粋して載せますね

子どもも親も楽しめる紙芝居の魅力

【徳永DJ】
まずは,紙芝居文化の会というのは,どんな活動をされているんですか?

【関家さん】
紙芝居文化の会は,紙芝居を愛する人,興味のある人,演じたい人など様々な人が国境を越えて出会い,交流する場のことです。

日本独自の文化としてのは紙芝居を研究し,学びあい,世界中に根付かせて行きたいと,紙芝居講座の開講や会報を発行しています。

【徳永DJ】
国境を越えているっていうのはすごいですね!
昭和の初期には自転車に乗って紙芝居が来ていた時代があったと聞いているんですが,今では自転車はなくても,移動式紙芝居があるんですか?

【関家さん】
そうですね~。
観光地で見たことがあるということを聞いたことがあります。
今は,幼稚園や保育所,絵本会などで紙芝居を見ることができます。
親子で紙芝居を手に取るためには,お近くの図書館に行ってみるといいと思います。

【徳永DJ】
図書館になるんですね~。

【関家さん】
はい。
きっといろんな紙芝居に出会えると思いますが,どれを選んだらいいかやはり迷われると思いますよね。
そこでお知らせです。
これまで,ありそうでなかった紙芝居だけの展示,「おすすめ紙芝居マラソン」が,中国・四国地方に始めてやって来ます。

【徳永DJ】
ネーミングからして楽しそうなんですが,「おすすめ紙芝居マラソン」というのは何ですか?

【関家さん】
これは,紙芝居文化の会が検討を重ねて,何千点もの紙芝居の中から選びに選んだおすすめの紙芝居41作品の展示のことです。
作品は,ジャンルごとに分けてあって一目で分かるように展示してあって,子どもさんの興味に合わせた内容の作品を次々に選ぶことができます。

また,イラスト入りで紙芝居の演じ方や,絵本との違いなどのパネルチェンジもあり,とっても分かりやすいので,ぜひ家族でお出かけ下さい。

【徳永DJ】
関家さんおすすめの紙芝居はどんな作品なんですか?

【関家さん】
はい。まついえいこさんの作品
「おおきくおおきくおおきくなあれ」です。

この紙芝居は,赤ちゃんから小学生まで誰でも楽しむことが出来ます。演じる人と一緒に,「おおきくおおきくおおきくなあれ」と声を合わせることで,ちっちゃかった豚が大きく,ちっちゃかった卵も大きく,ちっちゃかったケーキも大きくなります。これは子どもたちみんなの力で大きくしたという喜びと,自分自身も大きく成長したいという心からの願いを声に出せる参加型の素敵な紙芝居です。
世界中の子ども達に愛されています。


【徳永DJ】
そういう作品もあるんですね。
また,絵本とも違う魅力があるんですね!

いやぁ,ほんとおもしろそうですね!
他に紙芝居を自分で選ぶときに参考にしたり気をつけたりすることはありますか?

【関家さん】
そうですね。図書館のおはなし会などで,親子で楽しめた,楽しかったなと思うものを参考にされるのはどうかなと思います。

子どもさんの成長や興味のあるもの,季節に沿った紙芝居などを選ばれるといいのではないかと思います。

それから今は,インターネットの検索で「かみしばい」と入れると,いろんな情報がでてきますので,そこから選ぶのも楽しいです。

【徳永DJ】
結構たくさんインターネットで情報が出てくるんですね!
映像と違って紙芝居の魅力ってどんなことなんでしょう?

【関家さん】
生身の人間同士の心が通い合うというところではないでしょうか?
紙芝居は本と違って一枚一枚バラバラで,表に絵があって,裏に文字があります。
演じ手がいて,紙芝居を次の画面を抜くことで,お話が進行するんですよね。

次の画面が見え始めるワクワク感やドキドキ感は紙芝居ならではの魅力です。

その時,演じ手が子ども達の反応を全身で受け取って応えることができる,映像では味わえないコミュニケーションが生まれます。

【徳永DJ】
すごく近い文化なんですね!
最近のお子さん達は紙芝居を見る機会がもしかしたら少ないかもしれないんですが,紙芝居を体験した子ども達はどんな様子ですか?

【関家さん】
目がキラキラを輝いて,画面に食い入って,大きな声をみんなで一緒に出したり,手を出したりして,心の動きをそのまま表現して,会場の一体感を感じることが出来る雰囲気です。

【徳永DJ】
お子さん達もすごく自然にいられるんですね!
紙芝居は家で作ろうと思ったら,作れるんですか?

【関家さん】
作れます,作れますー!
絵日記のように,子どもさんが書いた絵に文章をつけたり,思い出の写真を貼ったりするのもいいと思います。
家族で出かけたときの話や,思い出を残すのにも,手作り紙芝居はとてもいいかと思います。
子どもさんが、わが家のオリジナル紙芝居の「はじまり,はじまり~」と演じたりするのも楽しいですよね!

【徳永DJ】
そうですね!
絵日記でなくて紙芝居で残すのも素敵ですね!
冬休みにお子さん達と一緒に作られてみるのもいいかもしれません。
 
では,最後にパパさんママさんにメッセージをお願いします。

【関家さん】
ぜひ,紙芝居を見終わったあとの余韻を味わってもらいたいですね!
親子で「あ~よかったね,楽しかったね」と紙芝居ならではの心が通じ合う体験は子どもの心に一生の宝物として残ると思います。

演じる時は恥ずかしがって紙芝居の後ろに隠れたりしないで,お父さんお母さんに演じてもらいたいと思います。

子どもさんの顔を見ながら親子のコミュニケーションが生まれるキラキラした時間を持ってもらえるといいなと思います。

私達大人がこの日本独自の文化である紙芝居を次の世代に手渡していくということは,人と人との絆を強くし子ども達の心を耕すことで,社会全体がよい未来へ向かっていけるのではないかと私は信じています。

【徳永DJ】
そのお子さん達が大人になって,また自分のお子さん達に繋いでいくといいですよね!




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紙芝居講座in熊野町立図書館

2016年02月10日 | 紙芝居
告知が遅れました

明日、2/11(木・祝)
13:30~15:30です。

内容は、紙芝居の実演を交えながら
楽しくお話しますよ

実演は、人形劇45年の歴史
中峠房江こと、ふうちゃんです

この講座のさらにスゴイところは、
呉市在住の紙芝居・絵本作家
よこみち けいこ 先生が
作家の立場から、紙芝居と絵本の違いを
形の違い、描き方から、お話の作り方から、楽しみ方の違いを
原画を持ちいてのお話が納得なんです

紙芝居を理解して
すぐに演じてみたくなる講座で、
3人チームでは、河内子ども図書館、三原市中央図書館に続いて3回目です

お配りする
よこみち けいこ 著書一覧ですよ。


よこみち けいこ先生のブログからも
紙芝居講座の紹介があります。
先生のブログは、作品の製作過程やウラ話、人柄溢れるお話が満載なので
ぜひご覧ください。
おすすめデス、楽しいですよ
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つくし文庫ジオジオの活動

2016年02月06日 | 絵本
家から歩いて5分のところにある、
お隣の団地の自治会館で仲間と絵本会をしています。


つくし文庫ジオジオ、といいます。
呉市焼山泉ケ丘自治会館の中にある図書室を中心に、文庫活動と絵本会を、月に1回第4土曜の10:00~11:00に開催しています。
自治会館での絵本会というのは、全国でも珍しいそうです。


2006年のクリスマス会からスタートして、今年で10年になります
 
恒例の自治会放送からはじまります。
「ポンポンポンポ~ン
10時から、泉ケ丘自治会館で絵本会を開催しま す。小さい子どもも小中学生も、大人も、どなたでも遊びに来てください。」と、団地に声が響きます。

この放送を、毎月楽しみにしている高齢者の方もいらっしゃるそうです。
プログラムは、絵本の読み語りや紙芝居に加えて、昔話やわらべ歌、なぞなぞと手遊びはもちろん、時には人形劇や手品、何でもござれのお楽しみ会です。

近所のお爺ちゃんやお婆ちゃんが孫を連れて来たり、ふざけている兄弟を「こりゃ」と、叱ってくれることもあります。

また、1歳の女の子が小5になった今では、絵本の読み語りや紙芝居を演じて、小さい子達の目標になっています。

スーパーや公園でバッタリ会う子たちに「元気?大きいなったね。ジオジオで待っとるよ~」と自然に手を振りあえるのは、私達にとっても嬉しいことです。


甘茶手帖17号(2015年3月発行)に、ジオジオの絵本会をステキに掲載いただきました。甘茶手帖、ここからみてね


ひろしまこども夢財団イクちゃんネット 支援のカタチにも掲載されました。
ここからね