呉かみしばいのつどい ~紙芝居はワクワクどきどき~

子ども達と心を通わせ、共感の感性を育む
日本独自の文化、紙芝居
紙芝居の輪が広がりますように~

愛知県から高校生さん

2023年08月25日 | よこみちけいこさん
2023.8.21
愛知県にある日本福祉大学付属高校から、平和学習に呉まで来られました。
コロナ前に一度来られていて、四年ぶり二度目の来呉です。

平和をたくす紙芝居『ふうちゃんのそら』の実演を観て、ふうちゃんこと中峠房江さんの体験を聞き交流する会です。






場所は、呉市きんろう会館。
呉駅から徒歩5分…
だけど今年は、酷暑🔥猛暑🔥
汗だくの高校生は元気いっぱい、パワーをいただきました

先ず最初に当時の呉市の背景をお話しします。
当時の呉港は最先端の科学技術とそれを扱う職工たちが集まる「東洋一の軍港」として名を馳せていました。
旧呉海軍工廠では、戦艦製造を担い先端的な軍需鉄鋼研究の拠点でもありました。
約14回も空襲受けたと言われる呉市。
特に、広島に原爆が投下される約1ヶ月前の7月1日未明から7月2日にかけて、旧呉市街地と市民を襲った大空襲があり街は戦場となりたした。呉の街は焼け野原となり、その日だけで約2,000人の方がお亡くなりになりました。
終戦までの空襲全体の犠牲者は3,700人に上ったそうです。

映画「この世界の片隅に」は、同じ呉で、すずさんは山の上から、ふうちゃんは街の中で、同じ時間に呉空襲に巻き込まれます。
是非ご覧になってみてください。



私は呉空襲の事を大人になるまで知りませんでした。
自分の住んでいる地域の歴史を知ること、それを次の世代に伝えて行くことの大切さを、平和をたくす紙芝居『ふうちゃんのそら』から学びました。

yahoo!未来に残す戦争の記憶は全国であった空襲についての証言やデータを見ることが出来ます。



日本福祉大学付属高校の先生が、愛知に帰ったら、自分達の住んでいる地元の戦争の史跡を周る計画を立てていますと仰っていました。

つづく








呉国際交流センターで紙芝居会

2023年08月22日 | よこみちけいこさん
2023.8.22
呉国際交流センターにて、日本の文化【紙芝居】を知ってもらう会を開催しました。

対象の子ども達は、小1〜6年と中学生、高校生で20人くらい。

国籍は、フィリピン、ブラジル、中国、サモアと、日本国籍の外国人だそうです。


夏休み中なので、宿題のサポートをするボランティアの高校生や大学生20人くらいも一緒です。


「紙芝居を観たことある人〜」と聞いたところ手が上がったのは5人くらいでした。

聞いてみると、日本の保育所に通っていた子達でした。ほとんどの人が初めて紙芝居を観る記念すべき日となりました。


紙芝居は日本で生まれた文化です。今は海外にKAMISHIBAIとして羽ばたいています。紙芝居の始まりを知らせる拍子木、紙芝居を入れる箱は舞台と言います。」と説明をしてはじめました。


【プログラム】

①紙芝居の実演 

オープニングの『おおきくおおきくおおきくなあれ』は、最後にケーキが飛び出して来て、8月生まれの人に「ハッピーバースデートゥーユー」を皆んなで歌いました。





次の『あついひの おばけさん』は、熱中症をテーマにした紙芝居

日本のおばけ【カラ傘おばけ】と【河童】が出てきます。

今年の猛暑にピッタリの紙芝居です。





お次は『なんだろな?

言葉が通じない子達も居るとお聞きしていたので、果物や野菜の影絵を当てっこする紙芝居です。





実演最後は『りえちゃんとやぶ

この紙芝居は呉のお祭りを伝える手作り紙芝居。

呉のお祭りに出る鬼は【やぶ】と言って怖いけど五穀芳醇を願う大切な役割があるんだって〜

篠笛(しのぶえ)と和太鼓の演奏も入って盛り上がりました。


 



②紙芝居を演じてみよう!

会場から『のーびたのびた』を演じてもらいました。

初めてなのにとっても上手、拍手拍手でした





③紙芝居作家よこみちけいこさんと、紙芝居を作りをしよう‼️

呉市在住の、よこみち先生が子ども達に質問しながら即興で紙芝居を仕上げていきます。

紙芝居のタイトルは『まほうのたまご

子どもに画用紙に⭕️を描いてもらってスタート。

次に何か思いつく動物でも植物でも言ってみてーと「turtle…亀

帽子を被った亀を、よこみち先生が描いて、、、4枚の場面の出来上がり!

最後に実演したら、これまた面白い〜





日本の文化「紙芝居」を楽しんでもらえたかな