呉かみしばいのつどい ~紙芝居はワクワクどきどき~

子ども達と心を通わせ、共感の感性を育む
日本独自の文化、紙芝居
紙芝居の輪が広がりますように~

大田先生のご自宅へ

2016年07月11日 | 映画「かすかな光へ」
7/9(土)埼玉にお住まいの
広島県三原市ご出身の教育学者、大田堯先生のご自宅にお招きいただきました。


あっ、あの外観は、映画で見ました。
映画「かすかな光へ」で拝見したご自宅です。


そ、そ、そして、大田先生にお会いしました。
3月に、本郷にお帰りになった時以来です。
あ〜先生〜〜、
お元気そうで嬉しいです



第21回紙芝居サミットで、
語り継ぎの紙芝居として、発表させていただくことを、ご報告いたしました。
平和をたくす紙芝居『ふうちゃんのそら』を、1枚1枚丁寧に見て頂きました。

「ふうちゃんラムネ」をお土産にお渡ししました。
とても喜んで頂いて恐縮です💦

記念撮影までして頂きまして、ありがたいです。パチリ



一階のサークルをされているお部屋。
パチリ



先生からのお言葉が
「人間は本来、自己中心な生き物。
でも、依存しないと生きていけない、と言う矛盾がある。
親子であれ違う人間。
他人とは当然違うんだから、折り合いをつけて、仲良く生きていって下さい。

そして、好きなことをして社会の役に立つ、みんながそうすると、世の中が良くなるのではないでしょうか?
私もそうありたいと、思っています」

なんて謙虚な
一言、一言が、胸に深く染みます

お会いできて、幸せでした。

直接お言葉をいただき、ありがとうございました。

大田 堯 先生 プロフィール
1918年
広島県本郷生まれ
さいたま市在住
東京帝国大学文学部教育学科卒業
東京大学教育学部教授、日本子どもを守る会会長、
都留文科大学学長、日本子どもを守る会会長、日本教育学会会長などを歴任
専攻は教育史、教育哲学
97歳の現在も講演・自宅でのサークル活動など多忙
2001年に故郷の広島県本郷町の「ほんごう子ども図書館」の設立に尽力
近著『かすかな光へと歩む 生きることと学ぶこと』一ツ橋書房
『大田堯自撰集成』全4巻 藤原書房 1918年


3/10の様子はこちらから







大田堯先生、里帰りされました。

2016年03月20日 | 映画「かすかな光へ」
大田堯先生の生まれ故郷である、広島県三原市本郷にて、大田堯先生が93歳の時に撮られた映画「かすかな光へ」が上映されました。

主催は、広島県子どもの読書連絡会と、ほんごう子ども図書館、三原市。
後援には、映画の中で伸び伸びと遊ぶ子ども達の保育をしている「あんず保育園」と、私達「呉かみしばいのつどい」です。

広島県子どもの読書連絡会の小林会長の挨拶で、開会となりました。
上映会のきっかけは、広島県子どもの読書連絡会の移動例会を、ほんごう子ども図書館で開催することが決定したことでした。

偶然にも、主催の三原市の昨年12月号の広報に、大田堯先生の特集が組まれ、直接大田堯先生に取材された内容が7ページに渡って掲載されたところでした。
こちらからご覧いただけます

会場は130名の椅子が用意されていましたが、満席となり急遽補助席を出して150名以上の方々が集い、配布資料もなくなるほどの大盛会となりました。

そして、静かに映画が始まりました。

子どもの命を大切に活動している方々と一緒に観ることで、響き合うのを感じることができました。
席に着いた時は、知らない人々がバラバラの面持ちだったのに、映画を観終えてふと顔を見合わせると、誰もが知り合いのような、心と心が通い合い共感する仲間の顔となりました。
不思議だけれど、それがとても自然なことようで、大田堯先生の人生からのメッセージを共有した同志のような気持ちになりました。

そこへ大田堯先生がご登壇され、会場はワーと大きな拍手でいっぱいに包まれました。
チラシには、大田堯先生がご来場とは入っていなかったので、まさにサプライズでした。
大田堯先生の体調を第一に考えて、当日いらっしゃることができるかどうかは、祈るばかりだったそうです。

ほんごう子ども図書館の歴代の館長さんやスタッフの皆さんが、万全の体制で準備してお迎えされました。
大きな喜びに満ちた横断幕でした。

そして大田堯先生から、直接お話を拝聴しました。
一言一言が、力強く、胸に染みます。

大田堯先生のお話で、私の中に大きな気づきが2つありました。
1つめは、「命を大切にする人間になって欲しい」と、お話されたことです。
日々の生活の中、いろいろな言葉や情報に翻弄されたり、判断が難しい思うことがあります。けれど、これからは先生のおっしゃった言葉「これは、子どもの命を守ることになっているのか」と自分自身に問い直すことが、子ども達のすぐ側にいる私たちの指標となるのではないかと思いました。

2つめは、絵本もお話も紙芝居にも共通する「かたる」ことの本来の意味は「かかわる」ことだとおっしゃったことです。私は25年以上活動を続けていますが、こうして続けてこられたのも、子ども達との生身の人間同士のかかわりの中で、響き合い、私自身が変わり成長させてもらっていたからなのだと、気づかせていただきました。

大田堯先生の願いが込められたこの映画「かすかな光へ」は、全国でリレー上映されています。
詳しくは、「かすかな光へ」公式ホームページ
こちらから


先生は、3月がお誕生日で、白寿をお迎えになりました。
心よりお祝いを申し上げます。

大田堯先生、益々お元気でいらしてください。
そして、これからも私たちの行く道を照らし続けて下さい。

大田堯先生からのメッセージ「蟷螂の斧」

ご著書


ご報告をと思いましたが、このような拙い文章で申し訳ありません。
大田堯先生をはじめご関係の皆さまに、失礼をお詫びさせていただきます。


*広島県子どもの読書連絡会は、
県立図書館を会場にして、月1回の例会を持ち、読書会・会員によりブックトーク・ストーリーテリング・図書館員による新刊紹介・講師を招いての講演会等を企画実施している。又、年に1・2度は、会場を県内の会員所在地に移し、会員相互の交流を積極的に行ってる。特に、会報『あかずきん』(毎月1回発行)は、広域にわたる会員相互の睦と活動状況報告、新刊書案内、催しの案内などの重要な情報源となっている。

詳しくは、こちらから

会報「あかずきん4月号」に、上映会と交流会、ほんごう子ども図書館での移動例会のようすや感想が掲載されます。


映画「かすかな光へ」鑑賞の輪を広げよう。

2016年02月25日 | 映画「かすかな光へ」
3/10(木)10:20〜
 三原市本郷生涯学習センター
 2階多目的ホールにて(130名)
 参加費 無料 (託児はありません)




 大田 堯(たかし) 先生
映画「かすかな光へ」が上映されます。
監督:森康行
詩:「かすかな光へ」作・朗読 谷川俊太郎

公式ホームページこちらから

共催:三原市・広島県子どもの読書連絡・ほんごう子ども図書館
後援:あんず保育園・呉かみしばいのつどい(関わりを持たせていただきました)

大田堯先生から、語りをしている私たちへのメッセージ
映画「かすかな光へ」の主旨は、草の根から生命第一を考えることです。
物・金が文化になっている今の時代にあって、皆さんの活動は、物・金という点では何も得にならないが、
文化の根になる、生命に関わる大切な仕事なのです。
人は、皆一人ひとり違うということ。
違いを認め合おうという部分に共鳴してもらえるのではないか。
映画を観て仲間と互いに語り合い、絆を深めていただきたいと望みます。



「読み語り」は、
ひとにかかわるきずな
〜思い出したのが、柳田邦男の「かたる」の本義は「かかわる」だとする説である。
実際日本の各地では、子どもたちのあいだで、今でも遊びに「かたらせて」が、
かかわれせてくれ、参加するぞという意味に用いられていることろがかなりある。
子どもは、古い大人の言葉の語彙と文化を遊びの中で今につなげている、という柳田の見方の根拠となるものの一つだ。
「ほんごう子ども図書館」の母親たちが、「読み語り」にこだわるは、大人から子どもへの一方通行「聞かせ」にあきたらず「かたる」の本義である「かかわる」、きずなで子どもとつながって生きたいという気分の反映だと思われる。
子どもにかかわるのが、彼女らの言葉によれば「うれしく、幸せ」なのだ。
(かすかな光へと歩む 第3章 生命の絆を=子どもたちの未来に向けて より抜粋)


ほんごうこども図書館とは
正式名称「ほんごうこども館」として設立以来、公設民営で地域のボランティアによって運営されてきました。
子どもたちに良質の絵本や文化を届けたいという思いのもと、皆楽しみながら運営を続けています。
県内産の杉の香芳しい、かわいいログハウスで、乳幼児から楽しめる絵本を中心に紙芝居などが、皆さんをお待ちしています。
木・日祝 休館 10時から17時まで開館
《子ども広場なんじゃもんじゃ》
(本郷小学校北隣)子どもの育ちに欠かせない自然体験をたのしめる併設施設です。
詳しくはこちらから

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  大田 堯 先生 プロフィール
1918年
広島県本郷生まれ
さいたま市在住
東京帝国大学文学部教育学科卒業
東京大学教育学部教授、日本子どもを守る会会長、
都留文科大学学長、日本子どもを守る会会長、日本教育学会会長などを歴任
専攻は教育史、教育哲学
97歳の現在も講演・自宅でのサークル活動など多忙
2001年に故郷の広島県本郷町の「ほんごう子ども図書館」の設立に尽力
近著『かすかな光へと歩む 生きることと学ぶこと』一ツ橋書房
『大田堯自撰集成』全4巻 藤原書房 1918年

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映画「かすかな光へ」がDVD貸出できるようになりました。
小人数でも鑑賞できます。
気心の知れた仲間と、気軽に鑑賞会を開いていませんか。
そしておたがいの想いを語り合いませんか。
きっと他の大切な仲間にもリレーしたくなります。
貸出料お一人500円(上映の鑑賞料は自由設定です)
お申し込み・お問い合わせは
gyominuma@jcom.home.ne.jp
090-2425-9320/font>


以上は、『かすかな光へ』のリレー上映をすすめる
ほんごう子ども図書館実行委員の日高さんが、作成された内容です。