呉かみしばいのつどい ~紙芝居はワクワクどきどき~

子ども達と心を通わせ、共感の感性を育む
日本独自の文化、紙芝居
紙芝居の輪が広がりますように~

川尻保育所で、ふうちゃんのそら

2017年06月30日 | ふうちゃんのそら

6月29日(木)川尻保育所に行きました。

ステキな円形の講堂があります。
よこみちさんのピアノ演奏がはじまり、子どもたちが、お口チャックで入場してきました。
年長さん、年中さん、あっ年少さんが、その間に座りました。



最初は、紙芝居『おおきく おおきく おおきくなあれ』


最後に、みんなで大きくしたケーキを食べました。
美味しかったぁ〜



次は、紙芝居『ふうちゃんのそら』

さっきまで楽しい紙芝居だったので、最初は楽しいことをしたい気持ちだった子どもたち・・・
どんどん引き込まれて、年少さんもしっかり観ています。

静かに終わりました。


最後の場面で、こどもたちと一緒に「にじ」を歌いました。
小さい年齢の子どもたち、乳母車でやってきた乳児さんや、あかちゃんまでやってきました。
140人だそうです。
大合唱です。
にじの手話もしっかりしています。

演奏は、よこみちけいこさんのピアノと、夫のたかさんのサックスフォンです
「にじ」も、かっこいい〜〜
子どもたち、びっくりです



歌が終わったら・・・・あら?
「アンコール、アンコール、アンコール」と手拍子がはじまりました


え?初めての、まさかのアンコールです
じゃ〜行くか〜イエィ〜


夫婦の息はピッタリだ〜 


「アンパン」と「忍たまらん太郎の100%勇気」子どもたち、張り裂けんばかりに歌っています。
そして、カッコイイ〜〜サックス〜〜きゃあ〜



さいごは更に盛り上がり、聴かせます「情熱大陸」イエ〜イ
こどもたちのところにも、入っていっちゃう、まさにライブです。



ちびちゃんもノリノリで手拍子、体をスイングしてています。




実は、よこみちさんご夫婦は、Tブレイクというバンドを、トランペットとパーカッションの仲間を入れた、4人でされてます。
本格的だけど面白い、歌あり手品あり、保育園から高齢者施設まで、どんな場所でも盛り上げちゃう、楽しい音楽活動をされているんですよ。
だから、急なアンコールにも慌てることはないのでした。


活動のようすは、よこみちけいこさんのブログから、依頼もできます。
夫のたかさんは、ブラジルの方から来た人になったり、ルパン三世、銭形平次、多才なるパフォーマーです。
ポチッと




川尻保育所の平和のつどいは、ステキな時間でした。
子どもたち、先生方(ノリの良い)ありがとうございました。




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図書館教育部会で、ふうちゃんのそら

2017年06月30日 | ふうちゃんのそら
6月28日(水)
呉市立小学校の図書館教育部会6月定例研究会で、『ふうちゃんのそら』を演じました。


きっかけは今年の1月に、和庄小学校の6年生に紙芝居を演じたことです。
和庄小学校の校長先生から、ぜひ『ふうちゃんのそら』を研究会でと、お声掛け頂きました。

紙芝居を観終わって、校長先生が、子どもたちにお話された言葉が忘れられません。
「みんな、平和のために自分は何かできるのかな?と思っているかもしれないけれど、
みんなの中にも将来、こうして平和についてだれかに伝え広める人が出てくるかもしれない。
だって・・・この紙芝居の絵を描いたのは、私の教え子なのよ!」

校長先生は、よこみちけいこさんの中学生の時の恩師でした。
当日気がついたので、驚きの再会でした。

詳しいようすは、よこみちけいこさんのブログからご覧ください。

この和庄小学校での紙芝居は、6年生の保護者の方たちが、どうしても子どもたちに観せて欲しい紙芝居があるんですと、校長先生に直接お話しされて実現しました。
ありがとうございます。
次の世代へと、作品を観た人の想いで広がり、手渡していけることが、一番嬉しいです。

紙芝居『ふうちゃんのそら』の上演は150回を越えました。
これまで1万人以上の方に、観ていただいています。
そのほとんどが、幼児から小学生です。

今年の1月までの1年半の活動をまとめたものを、「月刊子どもの文化」に掲載いただきました。こちらからご覧ください。

昭和北小学校で約700人の全校生徒さんに、プロジェクターで観てもらっているようすもご覧いただけます。

これまで、
昭和北小学校、昭和西小学校、昭和南小学校、本通小学校、広南小学校、明立小学校、港町小学校、三原市立南方小学校、広島市立己斐小学校で演じる機会をいただきました。
プロジェクターを使って全校生徒に、学年別や教室ごとに紙芝居など、やり方はいろいろです。
子どもたちと直接お話しができることが、嬉しいです。
質問もあったり、たくさんの感想もいただきました。
伝わってるんだな〜と、励まされています。


中学校、児童会や、大学、県外の小学校、保育所や幼稚園、図書館、高齢者施設や老人会などでも演じています。


学校の図書室や、学級文庫に、絵本『ふうちゃんのそら』を置いていただきました。
絵本は1000部が完売しました。

紙芝居は、もうすぐ出来上がりそうです。




戦争の悲惨さだけを伝えるのではなく、平和をたくす紙芝居として制作して2年が経ちました。
ありがとうございます。



ぜひこの機会に、原画の迫力にふれてください。(無料です)
期間は、8月15日まで。

今なら、広図書館にて、よこみちけいこさんの作品コーナーがあります。




紙芝居の実演は、7/30(日) 8/4(金)
10:30〜です。(無料です)




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中新開保育所で、ふうちゃんのそら

2017年06月28日 | ふうちゃんのそら
7月1日は、呉空襲の日です。
今週は、紙芝居『ふうちゃんのそら』を演じに行きます。


6月27日(火)呉市中新開保育所です。


中新開保育所は、終戦70年に紙芝居が完成してすぐに初演をした、記念すべき場所です。
よこみちけいこさんのピアノ演奏が素晴らしいのをご存知の先生が「ピアノで何か弾いて〜」のリクエストがきっかけで、紙芝居の後に「にじ」の歌を歌う今のスタイルが完成しました
ありがとうございました。

年長さんと年中さんです。


食い入るように観ています。


「にじ」の歌は、よこみちさんのピアノと、お仲間のトランペットの伴奏で、大合唱。
歌に併せて手話をしている子もいます。
初めて聴いたトランペットの音色が心にしみます。
しびれました

歌詞はこちらです。ポチッと
子どもたちと一緒に歌うと、毎回胸が熱くなります。
手話はいろいろあるみたいです。


先生が「中峠さんに質問がある人」と投げかけられたら、「ハイ、ハイ、ハイ」って一斉に手が挙がりました。




年長女児
「何で音が鳴っているんですか?」

中峠さん
「飛行機が来たから、危ないという、サイレンの音です。
「ウ〜〜〜〜」は、警戒警報。「ウ〜ウ〜ウ〜」は、空襲警報の音です。
小学校のとき、サイレンの音が凄く怖かった。
飛行機の音も、怖かったです。
戦争は、いつもいつも怖い音がいっぱいありました。」


年長男児
「いつ爆弾が落ちてきたんですか?」

中峠さん
「飛行機は1台だけじゃない。
飛行機はたくさん来て、昼間も夜も、爆弾を落とすんです。
昼間は、機関銃で人を狙って撃ってくるんです。機銃掃射いうんです。
だから私は、小さいときは、お空を見ることができなかって、お星さまも見れんかった。
戦争が終わって、初めて空をみたんです。
戦争の時は、絵本も、紙芝居もなっくて、楽しいことがなかったんよ。
だから今、みんなと一緒に楽しいことをしたいんです。」


中峠さん
「戦争って、子どもたちにとって怖いものでしか、ないいんよ。
みんなは、怖いものある?なに?」

こども達
「おばけ〜」「鬼」「車」


先生から
「子どもたちは、中峠さんがふうちゃんだと、分かっていないかもしれないんです。」

中峠さん
「この話しの、この子(第2場面)は、私の小さい頃なんよ。

このふうちゃんが、どんどんどんどん大きくなって、
今の私。この、おばあちゃんになったの。
みんなも、おじいちゃんやおばあちゃんになるんよ〜」
こども達
「え〜いやだ〜いやだ〜」

中峠さん
「じゃ、みんなで、ふうちゃ〜んって、呼んでみて〜」

こども達
「ふうちゃ〜ん」

中峠さん
「は〜い



 

和やかな質疑応答でした。
平和の会でした。
中新開保育所の子どもたち、先生方、ありがとうございました。   



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いちごの家6月 紙芝居会

2017年06月27日 | いちごの家 熊野 紙芝居
月に1回
放課後等デイサービスいちごの家くまの
に紙芝居を通して、コミュニケーションを取る楽しみや、
共感することの喜びを体験してもらえたら良いな~と思って、伺っています
(施設の詳細はこちらをポチッと

2107/6/15(木)16:00~
今回も、紙芝居が大好きな生徒さんがお待ちかね
小1の生徒さんから、高校生の男子、女性と男性の先生が一緒でした。

お部屋に着くなり、小学生男子のA君とB君の2人、右手をすっと挙げて
「ぼくは、今日、紙芝居やりたいです」と、
そしたら、もう1人の男子C君も
「ぼくも、やります」
あら〜、嬉しいスタートです。


はじまるよったら、はじまるよ



『かっぱのすもう』 
脚本 渋谷勲  画 梅田 俊作   監修 松谷みよ子  (童心社)

持って行った紙芝居の中から、A君が選びました。
「民話だから長いし、どうしようかな?難しいし」と思ったけど、A君はこの作品を気に入っています。
「じゃ〜やってみよう!!」と
そこでA君には、かっぱの台詞をやってもらったら、、、
すごく上手かったし、私との息も合わせて演じることができました
「すもう、とろ〜。すもう、とろ〜」「みあって、みあって」
A君に、みんなで拍手拍手




『ともだちだーれ?WHO'S THEIR FRIEND』
脚本 得田之久 絵 和歌山静子  (童心社)

B君が、演じてくれました。
「かささんの ともだちだあれ?」
「くれよんさんの ともだちだあれ?」と、問いかけます。
こども達は、口々にあってこします。
参加型の紙芝居、B君はちゃんと観客の声を聞いて、次の場面にいきました。
コミュニケーションが取れていて、楽しかったです。
B君に、みんなで拍手拍手



手遊び おはしに おさらに ぼたもち だんご



『くいしんぼうのまんまるおに』 
脚本・絵 松井エイコ 
企画協力 東京都障害児のための算数・数学研究会 (童心社)


次は、C君。
はりきってはじめました。
C君は、3人のまんまるおにのセリフ「おいしいもの たべたいよー」「あーん、あーん、あーん、おいらのがないよー」気持ちが入っています。
演じながら、表の場面が見たくなると、前に回って確認するC君。
紙芝居を演じる自然な姿だな〜と、思いました。
C君に、みんなで拍手拍手

この紙芝居は、かずとかたちのファンタジー【全5巻】の中の1作品。こちらポチッと
3人のまんまるおにが主人公。
ソフトクリームやほしのクッキーを、食べられるまんまるおにと、食べられないまんまるおにの物語りを通して、自然に数の世界へ興味と理解が深められるという作品です。
好きな場面は7場面「よし、さがしにいこう!」と、考えて決心するところ!!
ホイサッ ホイサッ ホイサッ ホイサッサッ
(ここは、みんなも一緒にホイサッサッて言います)
おいしい においがするよ ホイサッサ
さあ、どうなったでしょうか?


子どもたちも、私も大好きな紙芝居なので、おすすめです。
この作品は1対1対応の紙芝居。
そのことについて、次のような解説と、この紙芝居がどうやって生まれたかが紙芝居の裏面に書かれています。
演じていただく参考になると思いますので、書きださせていただきました。



かずとかたちの世界 ー 1対1対応 ー  
             松井 幹夫(数学教育協議会常任理事
 
 この作品は3人のくいしんぼうのまんまるおにが主人公として登場して自分たちとぴったりの数の食べ物を探しにいくお話しです。
 「いち、に、さん、し・・・・」と数詞を唱えることができても、それで「数」がわかったことにはなりません。「数」がほんとうにわかるためにはもっと大切な体験が必要です。
 3人のまんまるおにたちは、空から降ってきた大好きな食べ物がたりなくて困ります。そこで、自分たちにぴったりと配れるものを探す冒険に出発するのです。
 この作品が示すように、自分たち1人ひとりに1個ずつがぴったりと合う「ものの集まり」がどうかを確かめること(数学的には1対1対応づけるといいます)で、「同じ数だ」ということがわかってくるのです。
 この作品は「数」がわかる基本である「1対1対応」の体験を紙芝居に凝縮したのです。



かずとかたちのファンタジー」について  
 東京都障害児のための算数・数学研究会

 「障害のある、なしに関わらず、子どもたちにはほんものの文化を伝えよう!共感と感動の世界を作り出すなかでこそ、生きる力をはぐくむ子どものための教育が実現する」それが私たちの実践の道筋ですし、十数年にわたって実践し続けてきたことでした。
 絵本、ペープサート、歌、劇遊びなど、いろいろな児童文学を授業に取り入れる中で、紙芝居が共感を作り出す、すぐれた特徴を持っていることに私たちはきづきました。
 そして私たちは「算数を教える」という目標の中でも、これを実現しようとしてきました。
 会のメンバーで障害児学級担任の杉山敏夫さんは、目の前の子どもたちの反応を考えながら「手作り紙芝居」を作りました。子どもたちは紙芝居で学ぶ算数が大好きになりました。
 この成功の中から、私たちはもっと普遍的な作品、すべての子どもたちに渡せるような算数紙芝居作品がほしいとの思いを抱きました。そして、この共同研究をもとに作家の創作作品として「かずとかたちのファンタジー」が生まれたのです。





紙芝居は、本来1人で語るものですが、いちごの家の子どもたちには、コミュニケーションをとる楽しさを味わってもらいたいので、参加したい時は演じてもらっています。




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熊野町立図書館は、子どもと行こう

2017年06月26日 | ふうちゃんのそら
いつもお世話になっている「熊野町立図書館」をご紹介させていただきます。

1昨年前、開館10周年を迎えました

屋根は、本を開いたデザインになっているそうです。


熊野町立図書館の、児童コーナーは右側の丸いあたりです。
丸い児童コーナーに、絵本や児童書が丸く配置してあるので、
真ん中のイスに座ると、絵本に囲まれて幸せな気持ちになります。

そして「おはなしのへや」という、すてきなお部屋があります。
たくさんの紙芝居や、あかちゃん絵本、洋書絵本や、絵本や児童書に関する入門書や手引書などが揃っています。

「くつをぬいでね」と書いてあります。
そう、畳のお部屋。
真ん中に丸いちゃぶ台のようなテーブルが置いてあります。

赤ちゃんを連れて図書館に行っても、ここならのんびり絵本を選んだり読んであげたりできます。
紙芝居も畳の上に広げて、ゆっくり見ることができるので選びやすいです。




0・1・2歳を対象にした「小さなこどもたちのためのおはなし会」も、こちらでありますよ。(おおむね第4水曜10時30〜11時、ご確認くださいね)
もう少し大きい子どもを対象にした「子ぐま絵本の会」は、毎月第1・3土曜15:30〜です。




展示もいろいろな場所に、工夫がいっぱいされているので、選びやすくて一気に借りたりしてしまいます。
先週行ったら、
「よこみちけいこさんのコーナー」が

原画展のチラシや新聞記事、よこみちさんの作品が展示されています。
ありがとうございます。




熊野町立図書館は、町立ならではの良さがあって、こじんまりとアットホーム。
図書館の方にも気軽に、本のことなら何でも相談できますよ。
(みなさん優しいから安心して

そう、これをお伝えしなくちゃ。
熊野町民図書館は、お1人さま、何冊でも借りることが出来ます
最初は、ビックリしました。
どっさり返却する4人家族を見た時は(50冊???)、度肝を抜かれました。
町の文化水準が上がりますね〜〜



今は、入口の右側に七夕飾りがあって、願いごとを書くことができます。


左側には、子どもを対象とした企画が掲示されています。
その名も「ま夜中の冒険隊」
夏休み、夜の7時に、真っ暗な図書館を探検するんですよ〜
この日だけは、図書館の本棚が、お化け屋敷の迷路・・・・
優しい職員さんも、オバケと化します
さあ〜怖い紙芝居を見た後に、、、、

毎年大人気!!
応募多数で抽選になるそうです。



ポチッとしたらお知らせお知らせ一覧「ま夜中の探検隊」お知らせへ

詳しくは、熊野町立図書館にお問い合わせください。
082-855-6710




子どもにも、子連れにも優しい、熊野図書館に行ってみよう〜〜




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