呉かみしばいのつどい ~紙芝居はワクワクどきどき~

子ども達と心を通わせ、共感の感性を育む
日本独自の文化、紙芝居
紙芝居の輪が広がりますように~

英語の読み語り『じんべいざめ』

2016年07月30日 | 小児病棟での活動
日赤でのボランティアに、
アメリカのアーティストAlexis(影絵など)がやってきました。

絵本『じんべいざめ』を英語で、読み語りしているようす。


Alexisの読み語りは、ことばの奥にある彼自身の優しさが伝わり、子ども達も付き添いのママも、私達も、暖かい気持ちに包まれました。

英語が分からなくても、ことばを大切にして丁寧に語り、絵本の世界を共に過ごす心地よさ。

絵本を読み語ることの原点に、立ち返る機会をもらえました。


そして「また、来たいです」言ってくれました。
私達こそ、ありがとう〜〜Alexis
素敵なお兄ちゃんでした。



『じんべいざめ』 新宮晋 (文化出版局)





紙芝居講座を開催します

2016年07月21日 | 紙芝居
7/25(月)
紙芝居講座を開催します。

紙芝居について、
いろいろ学べる会です。

紙芝居については、なかなか学ぶ機会が少ないので、ぜひご参加ください。

紙芝居とは何か?演じ方のコツや選び方、紙芝居の歴史など、実演を交えた講座です。

まだ、少しお席があります。

講師は、道山由美さん
豊田市こども図書室の司書をされています。
紙芝居講座の講師も、務められています。

4月には、上海でも紙芝居講座があり、講師を務められました。

紙芝居はアジアはもとより、フランス、スペイン、ドイツ、スイスなど、日本の優れた文化として受け入れられ KAMISHIBAI として、羽ばたいています。




紙芝居の「基本のキ」が分かる講座に、どうぞご参加ください
紙芝居に興味のある方なら、どなたでもどうぞ


お問合せ・お申込み
090 6402 4579 セキヤまで

brookieandherlamb@hotmail.co.jp
件名に【紙芝居】 とご記入の上
お名前と携帯番号をお知らせください。

申し訳ありませんが、託児がありません。
小・中・高・大学生は無料です。

よろしくお願いいたします。









ふうちゃん、創作の経緯から

2016年07月20日 | ふうちゃんのそら
平和をたくす紙芝居
―ふうちゃんのそら―

原 案 中峠 房江
脚本・画 よこみち けいこ
監 修 呉かみしばいのつどい





《創作の経緯》
 ふうちゃんが7歳日本は戦争中でした。そして7月1日の呉大空襲で、大好きだった町も父も奪われ、命からがら生き延びたのです。

これまで自身の戦争体験を、まわりの方や小さい子どもたちに語ってこられました。

そして「空襲の体験を通して、平和な子どもの未来に希望をたくせる紙芝居を作りたい」という長年の思いを形にしたのが『ふうちゃんのそら』です。

脚本・画を担当した地元・呉市在住の紙芝居作家よこみちけいこさんと、呉かみしばいのつどいの仲間とで、何度も話しあい、演じあい作品が仕上がりました。

紙芝居は、花火大会の夜、おばあちゃんが孫に当時の体験を語る場面から始まります。

空襲の記憶から花火の音がこわいおばあちゃんの手を、孫がぎゅっと握りしめ「だいじょうぶよ」と寄り添う場面で終わります。

戦争の怖さや悲惨さを表現するだけでなく「引き継いでいくこと」と「命をつないでいくこと」を子どもから大人まで伝えられる作品になるよう、心をつくしました。

《地域への広がり》
 昨年7月1日、ふうちゃんが逃げ込んだ防空壕跡地での慰霊祭で、紙芝居『ふうちゃんのそら』を演じました。

近所の保育園の子ども達も参加しました。その日から、保育所・幼稚園、小学校や児童会、大学、おはなし会や図書館、老人会や高齢者施設など約80カ所で演じる機会をいただいています。
(幼児から小学生は、約4,600人)

 紙芝居『ふうちゃんのそら』は、2歳の子どもから観ることができます。

小さい子ども達は、紙芝居を観終わると中峠さんのところに来て「ほんまの話じゃったん?」と聞きにきます。

涙ぐみながら、一緒に観ていたお母さんが「子どもから戦争のことを教えてと言われて、どう話したらいいか悩んでいました。私達の住んでいる呉でも、空襲があったんですね。このお話しから、始められます」と話されました。

私達は、できれば子ども達だけでなく、若い世代のお父さんやお母さんにも、一緒に観てもらえるようお願いをしています。

小学6年生からは
「戦争は悲しみだけが生まれてしまうと思った。明日と未来が平和になるために、私もできることはなんでも頑張りとおし、みんなで世界を平和にしていきたい」と感想がありました。  

 中学生からは「私もいつか、この紙芝居を伝えていきたい」と、手紙が届きました。

高校の放送部は『ふうちゃんのそら』を題材に、ビデオメッセージを作成し全国大会に出場します。

 高齢者の方々は、「初めて自分の話をするんじゃが…」と、呉空襲の体験を堰を切ったように話しはじめられ、「これを孫に観せたい」と言ってくださいます。

 この紙芝居が、世代を超えて人と人とをつなぎ、次の世代へと手渡っていくことを願っています。

いつも あたりまえのように広がる空。
この空を みあげることすら こわくて こわくて、
いつも下を向いて ふるえている子どもたちが たくさんいた、
そんな時代がありました。
ふと 空を見上げて「ああ、きれいだなあ、きもちいいなあ」と思う、
このあたりまえのことが とても幸せな ことなのです。

                         
(『ふうちゃんのそら』から抜粋)










保育所で「へいわのつどい」

2016年07月18日 | ふうちゃんのそら
保育所の「へいわのつどい」に招かれました。

年長さんです。
保育所で年長さんに会うと、皆んなしっかりしていて大きいなぁ〜と、いつも思います。

じゃ、楽しい人形劇「おさるの兄弟」からね
まねっこ遊びをするよ



紙芝居『ふうちゃんのそら』


歌「にじ」
作詞 新沢としひこ 作曲 中川ひろたか
を合唱しました。


みんな真剣に観入っていました。

紙芝居『ふうちゃんのそら』は、保育所や幼稚園の小さい子ども達が観ることができる作品として創ったので、うれしいです。
ありがとうございました






ふうちゃん、紙芝居サミットへ

2016年07月17日 | ふうちゃんのそら
7/9(土)〜10(日)

第21回 紙芝居サミット

紙芝居を子どもたちに
〜 今、子どもたちと育てたい、伝えたい、深めたい世界〜


私達、呉かみしばいのつどいは
第3セッション
〜 地域の語り継ぎの紙芝居 〜
として、発表の場をいただきました。

呉空襲の体験を通し、平和をたくす紙芝居『ふうちゃんのそら』
ふうちゃんこと、中峠さん本人による実演と、紙芝居を制作する経緯と、その広がりをお話ししました。


中峠さんの実演は臨終感に溢れ、会場と一つになりました。

脚本と画は、
呉市在住の絵本・紙芝居作家よこみちけいこ さんです。

紙芝居の画の一部を、初公開します。














語り継ぎの紙芝居として、
次の世代に手渡していくことが、私達の希望です。

羽ばたけ、ふうちゃん



制作の経緯や、作品の広がりは、
次へつづきます

こちらから