呉かみしばいのつどい ~紙芝居はワクワクどきどき~

子ども達と心を通わせ、共感の感性を育む
日本独自の文化、紙芝居
紙芝居の輪が広がりますように~

順教寺での紙芝居会 その2

2023年04月15日 | 紙芝居

順教寺の続き⏩⏩

2023/4/15 10:00〜11:00

「お寺の紙芝居会」が開催されました。


朝からの土砂降りにも関わらず、子どもは小学生が中心に、大人も一緒に40人ほどでした。

本堂の畳に座って観る紙芝居は、リラックスできて良いですね🙆

そして、お寺の本堂は声が響いて一体感が増し増しです😉

コミュニケーション取れ取れです🙌

かみつどメンバー、呉から1時間の距離での出前紙芝居!!

「さあ、紙芝居のはじまり〜🎵はじまり〜🎵」


【プログラム】

人形劇「おさるの兄弟」

紙芝居『ゆびでつんつん』

紙芝居『まんじゅうのすきな おとのさま』

紙芝居『ネコロンボのかつやく』

紙芝居『とりのみじっちゃ』

積み上げ話『大きな荷物』









子ども達の反応はもちろん上々、大人からも「久しぶりにお腹の底から笑った〜」とのご感想があり、嬉しかったです✨✨
来年も出来るといいなぁ〜🎵

実は順教寺は、私自身も30年前からご縁がある大切な場所です。
広図書館での【ババールの絵本会】で活動を始めて3年くらい経ったところで、自宅で文庫活動も始めた頃、偶然にも吉川先生とお会いする幸運に恵まれました。
ちょうどその頃、順教寺では夏休みに【広島県内で絵本会をしている人たちが集まる合宿】を企画されていていました。(企画名を忘れてしまいました🙏)
順教寺に絵本愛を持ち寄り、子どもも連れて本堂で雑魚寝のお泊まり会です⭐️
寝る場所がないくらい、ぎゅうぎゅうでした。

そして、子ども達が寝静まったら、大人の時間。
絵本活動の先輩方から、好きな絵本や児童書のお話しを聞くことができたり、活動へのアドバイスをいただいたり尽きない夜を過ごした記憶は鮮明です。
絵本が好き!
という共通の想いで集まることのできる合宿。
順教寺の大きな懐に包まれて、とても幸せだったことを思い出します🥰

30年経っても、何も変わらないお寺の佇まい、お庭の美しさは、まるでタイムスリップしたような錯覚をおこします。
そして30年、変わらず暖かく向かい入れてくださる、吉川先生と住職さんの暖かさです。

ご縁に感謝しています🙇‍♀️










順教寺での紙芝居会 その1

2023年04月15日 | 紙芝居

2023/4/15

「お寺の紙芝居会」が開催されました。

場所は広島県東広島市河内町【順教寺】です。



         (画像お借りしました🙇‍♀️)

順教寺さんとは長いお付き合いの、我らが中峠ふうちゃん🌈

聞くところによると40年以上、毎年4月の中頃に、順教寺で人形劇をして来られたそうです🤩


順教寺は、吉川五百枝先生のお寺です。

吉川先生は【広島県子どもの読書連絡会】初代会長を務められた方です。

50年以上前、図書館の児童へのサービスは始まったばかりの手探り状態。

更に、広島市内など大きな町から離れた地域には図書館の施設も充分でなかった時代です。

吉川先生や中峠さんは、町の図書館へ出向き団体貸し出しの絵本や児童書を借りて、子ども達へ届ける活動を始められた先駆者で、大先輩です。

当時、お寺や自治会館、各家庭での文庫活動は日本全国で広がりをみせていました。


子どもの心の成長に想いのある方々が、「どんな場所に住んでいても、どんな子どもにも読書を通して生きる喜びを手渡したい」と、絶え間ない読書推進活動とより良い環境作り、利用者側の発信を、長年続けて来られました。

現在は、各地に図書館があって【児童コーナー】があって【おはなし会】が開催される、当たり前に児童サービスを受けることができるのは、大先輩の方々の情熱と地道な活動があったからですね😊

感謝の気持ちでいっぱいです💕


振り返ると、私が小学1年生の時、呉市立広図書館は広交差点の広警察の辺りにありました。

友達と45人くらいで、怖いもの見たさで行ったのかな?

覚えているのは、まだ小学生が自由に本を借りることは出来ず、保険証を持って来るようにと言われて帰ったことです。

当時の図書館は、現在の明るくオープンな図書館のイメージとは違い、大正ロマンの小さな資料館のような重厚な雰囲気で、光の届かない冷んやりしとた空気の感じを覚えています。


それから20年以上経って、私は妊娠をきっかけに、新しい広図書館でスタートした【ババールの絵本会】の立ち上げメンバーになるとは思ってもいませんでした✨✨


色々、懐かしい〜〜

歴史があるなぁ〜


長くなったので、

紙芝居会については、次のページに書きま〜す⏩⏩







呉ストーリーテリング研究会で紙芝居

2023年04月12日 | 紙芝居
呉ストーリーテリング研究会のお楽しみ会がありました。
おはなしに関するものなら、
ストーリーテリング、絵本、紙芝居、ブックトーク、わらべ歌、人形劇、何でもOKで披露します。

紙芝居は2作品ありました。
①紙芝居『うぐいすのホー』
    脚本 杉浦宏 絵 松成真理子
    (童心社)2005年
今年は桜が咲くのが早かったけれど、うぐいすの鳴き声は聴こえていますね。
桜の花の蜜を鳥達が飲んで、ついばんだ花がハラハラと散るなんて、この紙芝居に出会う10年前まで知らなかった。
最後の場面の桜舞い散る美しさに、春の歓びを感じる紙芝居です🌸🌸🌸🌸

 


②紙芝居『ねこはしる』
    脚本 工藤直子 絵 ほてはまたかし 
    (鈴木出版)2005年  24場面
詩集『のはらうた』で有名な工藤直子さんの著書『ねこはしる』を紙芝居にしたものです。
中峠さんの大好きな紙芝居だそうです。
文学的な紙芝居の出版が難しいとされていますが、観ている人達が前のめりになる、ドラマチックで見応えある紙芝居でした。
見終わった後も皆さん余韻に浸り、紙芝居って凄いですねと、口々に感動を述べられました。
ミュージカルや人形劇にもなった作品なんですね。
ぜひ高学年から大人に観てもらえる機会があると嬉しいです。









放課後等デイサービスでの紙芝居会

2023年04月07日 | 紙芝居
2013年くらいから、近くの放課後等デイサービスの生徒さん達の所で、紙芝居会をしています。

職員さんが「もう何年になるんですかね?」
私「8年か9年くらいかな?」
そんな会話があって、振り返ってみると早いもので10年目でした。

放課後等デイサービスを利用しているのは、小中高等学校に通っている生徒さんと、特別支援学校に通っている生徒さんだそうです。

10年前はプログラムを組み立てて、私が演じるのを観て楽しむ会でしたが、2年目くらいからだったかなぁ〜
「生徒さんが紙芝居をする会」に進化。
私は、生徒さんが演じられそうな作品を選んで持って行くようになりました。

最初から紙芝居に興味がある生徒さんもいれば、4年生になって急に「やります!」と大成長する生徒さんもいて、その姿に胸が熱くなることもしばしばです。

以前、高校生の男子生徒さんは2年経ったある日、それまでモジモジしていた彼が「やります!」と手を挙げました。
吃音があったのですが、みんなよく知っている間柄なので、ゆっくり待って拍手を贈りました👏
思い合ってる暖かさが良いのです😭
それから彼は、卒業まで毎回演じるようになりました。

小学1年生だった男子生徒さんは4年生になった今でも、舞台に入った紙芝居を抜いて差し込む進行のみをします。
お話しは私が読んでの連携プレイ。
この抜いて差し込むタイミングが上手いんです。そこを皆んなが拍手を贈ります👏

思い出すのは、当時3年生の男子生徒さんが演じた『ひよこちゃん』(下に画像🐥)
前に出て演じ始める時、職員さんから「A君、片方の目が見えないんです」と言われて、どうしようかな?と思っていたら、彼は前に出て、紙芝居の絵を見ながら、自分の思いつくお話しを語り出しました。
観客に絵を語る。
まさにこれぞ紙芝居でした。
彼は最後まで語りきりました。
そのお話しが優しさに溢れていたのも嬉しかった😭。
大きな拍手を贈られて自信に満ち溢れた彼の表情(鼻の穴が膨らんでた)を、忘れることができません。

支援の必要な子ども達への、紙芝居の活用の可能性を、毎回感じています。
紙芝居を演じる度に贈られる拍手👏によって、生きる自信に繋がる!
紙芝居にはその力があり、まだまだ可能性があると感じています。


演じる為に観客の前に立ち、舞台を開けて始まる紙芝居の世界。
その世界を観客と共有することで生まれる一体感。
ワクワクやどきどきを一緒に味わい体験する喜びは、紙芝居ならではの共感の世界です。

10年以上前に、東京での紙芝居の勉強会で、先生から「紙芝居を一言で表すなら【コミュニケーション】です。」と言われたことを思い出します。
まだその時は、学び始めたばかりで、その意味が分からなかった私ですが、今はこうやって生徒さん達の実践のおかげで、心から納得できるようになりました。

1930年に日本で生まれた紙芝居は、90年を越える歴史となりました。
今は世界へと羽ばたき【KAMISHIBAI 】として、多くの国々から、紙芝居の持つ素晴らしさが認められています。
この日本独自の文化財である紙芝居を、日本人こそ再確認し、まだまだ紙芝居に潜む可能性を探って研究されたらいいのになぁと、望みを持っています✨✨


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『ひよこちゃん』は、子どもの成長を描いたお話しです。
童心社さんのホームページから、少しご覧になれます。


ふうちゃんYouTubeと、ゆめタウン呉店の本屋さん

2023年04月05日 | ふうちゃんのそら
絵本『ふうちゃんのそら』が2019年に出版されてから4年目となりました。
出版社は、株式会社ニコモ。
通販でも購入できます。

そして、ついに!
YouTubeにて、全ページ、プロの語りで公開中。
サイレンの音は本物だそうです。
ぜひ、ご覧くださいね!



直接購入できるのは、ゆめタウン呉店の本屋さん【啓文社】さんです。
ホームページを見たら創業70周年とのことです。おめでとうございます㊗️

久しぶりに訪れて、もちろん『ふうちゃんのそら』を探しましたら、、、、
特別のコーナーにジャジャンと表紙出しで(すみません、専門用語が分かりません。平置きではなく縦置きなのか?)しっかりと陳列されてました。
ありがとうございます。
浜田桂子先生の『へいわってどんなこと?』のお隣なのです。やった〜🌈