無事帰宅してくれた

昨日の続きです





娘が帰宅したので
恐る恐る聞いてみた
はな「朝のお餅の件なんだけど」
娘　「あ～　あれね」



はな「カビは怖いっていう・・・」
娘　「知ってたよ」




はな「ほぇっ？」
娘　「ママ　削ってるな～ってわかってた」



はな「ごめーーん


　　　ってか




　　　じゃ
　　　知ってて完食したんだね？」
娘　「そーよっ」




はな「ごめん　学校で大丈夫だった？」
娘　「うん」






はな「今度から気をつけ・・」
娘　「っていうか




　　　あの削り方じゃ　ママのことだから
　　　以前からも削って私達に食べさせてきたんだろうなって
　　　思ったし　でもそれでも今日までなんともなかったから
　　　まいっか　で今朝も見逃そうと思った


　　　んだけど




　　　今あたし　ものすごく大切な時なのに


　　　こんなときでもママ相変わらず削るんだな～っ（笑）


　　　ってちょっと感じたから



　　　で　生物の先生がつい最近言ってたの思い出したから



　　　ちょっとママをドッキリさせてみたんだよね」





スタスタ
二階に上がって行かれた娘







あたしの師匠

無事帰宅してくれ

朝起きてきた娘に
朝食は　ご飯？餅？パン？
って聞いたら
餅　って即答


え～と　お餅ね
って冷蔵庫から取り出したら




冷凍庫に入れてなかったから
ちょいとカビてる



でも
ほんのちょびっとだから　って



点々のカビの部分

娘の目盗んで

包丁で削って




安倍川餅にしてあげた



嬉しそうにそれ食べながら
娘

「お餅で思い出したんだけど
生物の先生が言ってたんだけど
『カビっていうのは恐ろしいんだぞ
カビの先の　目に見えてない部分にまで
カビの成分が浸透しているんだからな
カビやキノコはまだまだ未知なる世界で
侮っちゃあいけない　
パンや餅に生えてるカビをまさか君達



削って食べたりしていないだろうな』
って　言ってたよ

カビって怖いんだね






ごちそうさま
美味しかった」











娘　削るとこ見たのか？

やるせない事実

お友達のおでかけした話し
聞いたんだけど




友　「・・・で　そのラーメン屋　はなが絶対好きそうなお店だった」
はな「どんなラーメン屋？」
友　「安くて盛りが多い」
はな「大好き大好き」




友　「それから　次行った喫茶店絶対はなが気に入ると思った」
はな「どんなだったの？」
友　「店員全部オトコだった」
はな「そりゃ気にいる」



友　「でもあそこの美術館はなは嫌がると思うよ」
はな「なんで？」
友　「駐車料金が高い」
はな「そりゃ許さん」





友　「でもその隣のパン屋は　はな喜ぶ絶対」
はな「どうして？」
友　「試食し放題」
はな「はよ行きたい」




友　「泊まった旅館も絶対はなが行きたがると思った」
はな「どうして？」
友　「温泉の中にものすごく大きい男性のシンボルが置かれてた」
はな「行きたいすぐにでも」






私の嗜好を全て知ってるよ　といわんばかりの
お友達のお喋りに
これまた　ただのひとつも反論できん
自分に　徐々に虚しさがこみ上げてきたのだった

良さを知れ

友達「今度　あれくるね　行こうよ」


ほっ？

あんた　興味あったんか

回り　誰も行く人なんかいない思いよったから
でもチッケトもう売り切れ寸前やし
一人ででも行こうかと思いよったから

そっちから誘ってくれて　超嬉しい



はな「うん　行く行く行くーーっ」





友「あれ　凄いよね」

はな「うんうん凄い」




友「練習も大変よね」

はな「ほんとよね」




友「華やかよね」

はな「うんキンキラ衣装よね」




友「感動するよね」

はな「・・・うん・・或る意味感動かもね」




友「みんな綺麗よね」

はな「・・・・？







みんな？」









ちょっと

あんたの行きたい公演て




なに？












なんか　ちょっと嫌な空気になってきた








はな「なんの公演の話してる？」



友「はっ？




だーかーらー














千手観音よ」


（綺麗な女性の舞踊団のあれ）






ぶっ








あたしゃ














てっきり


きみまろかと・・






友「きみまろなんて行きたくない」

はな「はっ　あたしだって観音見たくないわい」



結局
お友達とは　最後まで折り合い付かんで
物別れに終わった

巻き込まれそうに

電車で　不思議なじいさん　ばーさんに出逢った



後から乗ってきたばあさんが　あたしの隣に座り
すぐに喋り始めたから　誰かと話してるんだろうって思って
ばあさんのほう見たら　一人で喋ってる


なんなんじゃ

で　ちょっと嫌だなって思ってたら

次の駅ぐらいから　じいさんが乗ってきて
ばあさんと反対側の　また私の隣に座ってきた
そう　あたしを軸にして両手にばあさん　じいさん



で　相変わらずばあさん　大きい声でずっと独り言言ってたんだけど

じきに
じいさん



その独り言に応戦し始めた



っちゅうか

合いの手打ち出した



たまげた











例えば・・・　ばあさんが　食べ物屋さんの名前を言って
昔は良かった　美味しかった　みたいなことを言ったら

じいさんが　そのお店の大将がどーたらこーたら　みたいなこと言うんだよ　

明らかに他人同士なのに　なんで会話みたいに
私を挟んでずっと喋り続けれるのか　もう気持ち悪いというか
不思議というか　なんともクレイジーな気分でいた




ら


ばあさん
次の駅で降りた










ら




じいさん


急に静かになった





なんだったのか
今のサラウンド




でも
ちょっといい？




ちなみに
あたし

その会話？に出てた食べ物屋さん
知ってたから

思わず
「そこの味噌おでんうまかったんだよな」
って　突っ込みそうになったんよ
あぶないあぶない

このわたくしが

村祭りのお手伝い頼まれた
「はなさん以外に２人お年寄りのかたがお手伝いされます
仲良く３人でやってね」
あたしは　言わせてもらうが　老若男女だれとでも仲良くできる
という国技をもとい特技を持っている
大丈夫よ




お手伝い　お手伝い　　っと


エプロン持ってかなきゃね
はて　どうしよう
私ってお洒落だから若々しいナウいエプロンしか持ってない
３人で仲良く　って言われてるんだから
一人若々しい私が目立っちゃ申し訳ない
その２人のばあさんの支度　想像して・・・・
できるだけ地味な格好することに


タンスの奥底時間かけて掘り出して
ようやく茶色の割烹着見つけた
よし
あとは頭に結ぶ三角巾ね
日本手ぬぐい用意した



いざ　出陣








２人のばあさんもう来てた




あいさつした
んだけど
２人の格好　
申しあわせたかのような
短い　あれなんつうのギャルソンタイプつうのか
腰に紐回すイマドキのエプロンして
頭には１人はピンクの１人は赤のバンダナ巻いて
手首にゃ可愛らしいカバーつけて・・




ハイカラばあちゃん


軽くめまいっつうか



はな　やられた感あり



飛び交う言葉が方言の嵐で
もう外国語しゃべってるにちがいない２人を前に




もはや
あんた大人しいね
と　いわれた借り物状態のはななのでした

そろそろ真面目に・・

ドライヤーのスイッチが壊れたから
どうにもこうにもならん



あ
でもスイッチオンのまま　壊れたから
　
コンセント入れたとたん熱風出てくるし
コンセント抜いたら熱風止まる


んやから

何の問題も無いこと判明


まだまだ使えるんだからね
捨てるなんてもったいない




「はっ？　問題ないどころか　

問題大ありでしょ



危険だから　やめて」


娘は反対したけど





なにが危険？










そりゃ




コンセント抜いたとき








ちょっと



火花は飛び散るよ



でも　それくらいじゃ危険てゆわん
火事になるわけじゃあるまいし





な～んもこわがらんでええ













って


今日
その火花で





そばにあるタオルちょっと焦げた

なんとなく惹かれて

なにかバイトしなきゃな・・・
このごろ物入りでさ


チラシ朝から見てたら






かっこいい仕事見つけたよ





で
娘に相談
「ふ～ん
いいんじゃないの




あ




でも


それって　職業の性質柄





色々遠くまで派遣されるんじゃないの




っていうか



ママ　
かっこいいから　とか

テレビの見すぎ！」






そっか・・・
遠くのスーパーに派遣されるのかぁ





って
そうなの？









万引きＧメン

知恵をしぼれば

食の太い人と　食の細い人が
同時におうちに来て（お互いほぼ初顔合わせ）

お茶出す事にしたんだけど
お茶だけじゃ　あれやから
ヨウカンも出すことにしたんやけど


どのくらいの厚さに切ろうか

　
食の太い人に合わせて　太目のヨウカン出したら
食の細い人が食べきれん
でも食の細い人に合わせて　細めのヨウカン出したら
食の太い人の機嫌損ねる


はて
どうしたものか



！

ひらめいた



太目のヨウカン出したよ


「こんなに食べきれません」

ほらほら　ショクホソ言い出した

あたしの狙い通りじゃ

その横で　このオバハンなに気取ってん
みたいな顔ちらと見せて　涼しげにヨウカンパクついてるショクフト


「じゃあ　そのヨウカン半分お隣の方（ショクフト）に
食べていただきましょうよ」
て　あたし素早く包丁取り出して
ショクホソのヨウカン目の前で半分に切って
ショクフトにあげた

ら　ショクフト　めっちゃ喜んだ




もう
はな　ってなんて頭いいんだろう
得意満面よ



って
パソコン前のあなた
あきれてるのか



ヤレヤレ思うてるやろ

発言の重み

お友達が
「これ　見て！」
って　嬉しそうにケータイの画像見せてきた

おっ
あったかそうなジャケットやら
マフラーやら　セーターが写ってるじゃん





いいなーっ



凄いじゃん









いったい　



どこのフリマでゲットしたんか
聞いてみた




ら




その場の空気が
一挙に凍りつき




伊勢丹の３万円の福袋だったこと判明






しまった










フリマの友とセレブの友
うっかり聞く相手まちごうた




「よく見たら　すごくいい品物だよね」
とか　
言えば言うほど
空回りした　はなであった