認めたくはないが

お友達が　もう着ないお洋服送ってくれた
私は彼女に　捨てる服があれば必ずちょーだい
って言いまくってるからね

今回もなんやかんや送ってくれたよ


で
今回
懇切丁寧にお手紙まで入ってる


なになに


『その服の中に　１枚とんでもなく腹回りのでかいズボンが
入ってると思うけど　言っておくがそれはあたしのじゃない
あたしの兄嫁が妊娠中に履いてたズボンやから』






あ
そう



自分はデブじゃない

が強調したかったんやね





しかしそんなデカズボン
私だってブカブカやぞ
そりゃ　なんでもかんでも送れ　とは言ったがのう





まあ
とにかく　今からこのいろんな服試着ファッションショーよ




まずは　ズボンから
おーーっ　ズボンも沢山送ってくれてる
片っ端から履いてこ

あれや　これや　一人鏡の前に立ち
私ってなんてスタイルいいの
って惚れ惚れ試着していったんだけど







全部履き終わり



あれ？


全部のズボン






そこそこきつかったんですがなにか？





ちょっと

妊婦のズボンてどれよ



どれもピッタリちゅうかちょっとキツメやったんじゃけど




お




そうか



ふふ





お友達送り忘れたんやねきっと




聞いた


ら




忘れてないて





結論




妊婦もお友達も私も
同じ腹回りちゅうこと




あんた　えらそうな手紙よこすなや

ご褒美

５００円ひろた
っつうか

見つけた


ラッキー





どこにいったやら
行方不明だった
ハサミやら
ベルトも見つかったよ








家で　お宝発掘な気分
にさせてくれる








ええもんやね








掃除って






久しぶりにしてみた

みなさんはどう

暖かいのはいいことなんだけど
どうにも体が窮屈というか動き辛い
ママロボットの動きみたい　って娘



ちょっと　どうなってんのか
数えてみたら








９枚着てるよ私




下半身は４枚やから
臀部なんか　計１３枚のなんやかんやに包まれてることになる
そりゃあったかいがな



な分　トイレが地獄

紛らわしいこと

ありゃ
なんでこんなところに　こんな物が
キッチンに歯ブラシ・・・・






あっ





そうだった




シンク周り掃除しようと思って
洗面所に置いてる使い古し歯ブラシを
持ってきたんだったね



ちゃちゃっとシンクそれで磨いて
洗面所に戻しに行ったら




あれれ
使い古し歯ブラシ洗面所にあるぞ









・・・・・・・






あっ


っつうことは



今シンク磨いたこの歯ブラシ





夫の現役歯ブラシやったんか






まちごうた
いつもの置き場所に置いてなかった夫がいけない
いつもの置き場所に戻しておいてあげた







本当に私は優しい

一目散

夫とお散歩

してたら


もう草ボーボーボーで
屋根やら壁やらがガタガタな家発見


「わーっ　あたしんちみたい」

「ほんまな」





「あたしんちとどっちが緑茂ってる？　なーんてね」

「いい勝負だな」



夫と会話が弾むね



テンションあがってくる


「空き家かな」

「どーかな」








「誰か住んでたら笑える　ガハハ」

「はな　声でかい　聞こえたらどーする」




人　出てきた



逃げた





聞こえたか

感謝の気持ちは

夫
「倉庫に　野良犬かなにかが侵入したかも」




まさか




「オレの靴が散乱してる」




んなわけないでしょ





「来てみろ　ほら」



あ　それか



それね




あたしが　　干してあげてんのよ





雨に濡れた　夫の革靴
気が利く嫁のあたしは
わざわざ干しといてあげたというのに

なんちゅう言い草じゃ




夫
「はっ？

これを干してるというのか」




忙しかったから
ちょっと　投げ入れただけなのに

ありがとの一言もないんか

母からの教え

「風邪ひいたかな・・」
娘が言うから


私は　母親らしくアドバイスしてあげた




ら



「あ　また言ったね





もう　ママにはうんざり





鼻水出る　って言ったときも
お腹が痛い　って言ったときも
咳が出る　　って言ったときも






どんなときでも











正露丸　飲んどき


って




もう　なにも言いたくない」







はなのアドバイス
まちごうとる？

一人ドキドキ

もう　本当に怖かった

朝
オーブントースターから火を噴いた

わたしパニくって
ヒョエーって　叫んだけど
そばで朝ごはん食べてる夫　娘
全く知らん顔
火事なるかもしれん　炎上げてるちゅうに
我関せず　の二人組



わたし一人どうすることもできず
トースターに水ぶっかけようかと思ったけど
中で焼いてる餅がもったいないって　瞬時に判断して
そのまま　燃え上がる炎ただ見守るしかできなくて
オロオロしてたら
徐々に鎮火・・・



はーーーっ
事無きを得て　やれやれ

って
あんたら　つめたかないか
家火事なるとこやったんよ





娘　ひとこと



「いつものことじゃん」









まっ


そーなんだけど・・


そーなんだけど
今回はなんだか　煙もモクモク　かなりやばかったんよ




「あたしは　以前からママに何度も何度も注意してきたよね
でも　全く言う事聞かないじゃん

その積もり積もったオーブントースターの底の受け皿に

溜まりまくってるパンやらチーズやら野菜やらのクズ　
掃除しないと火事になるって」





もう　何年もほったらかしにしてるから
受け皿に落ちてる　なんやらかんやらの山盛りのクズに引火しまくりの
このごろ


餅？
炎にあぶられ　黒焦げよ

とてももったいない

もう　どうして？
なんだか味がイマイチなのよ
こんなものなの？ここのお店のは・・

高級店の佃煮貰ったんだけど
おいしそうだし　これだけは賞味期限内に
絶対食べちゃる　って張り切って
何度も何度も裏のシール確かめて
今年の２月までって期限守って
今日開けたのに

どうしても
日頃食べるのとは味が違うんよね


高級なんだから　こんな味なんかね



この佃煮・・



どーにもこーにも










酸っぱい




佃煮が酸っぱいなんて・・





あっ
そうだ


高級なお店だから
酢が使われてるのかも


思わず
原材料書かれてるとこ調べてみた




酢の記載無し





もう
このお店に訴えちゃろか





って　娘に言うたら




「ちょっと見せて」
って　佃煮のビンに貼られてる賞味期限確かめ始めた



「古くなんかないわよ　今年の２月までは大丈夫なんだから」
私がえらそうに言うと

「・・・・っつかママ　　　





賞味期限の下に




冷凍保存した場合　って書かれてあるけど」











貰って　嬉しくて
コンロの横にずっと鎮座させちょった

発酵したんやね

かあさんは哀しいよ

なんだかお腹が痛い

悪い病気かも








即　娘







「どれだけ古い物食べたの？」






どれだけ

っつう修飾語



わざわざつけてもろてありがとよ




心配する気配ゼロの夫と娘