合理化

だから
何回ゆうたらわかるんじゃ



今朝も
こんがらがってる
夫の洗濯物






ちゃんと
１枚１枚　脱がないから





全部１度に脱ぐから


ダンゴ状態にっつか
そのまま脱いだ状態に洗いあがってるじゃろ





ま
あたしには関係ないですから






いつもなんよ









ステテコ？もも引き？
あっスパッツ？
の中に

そのまますっぽり















ブリーフ


の両足部分に






そのまま刺さった靴下




そのまま日干ししてみよ３点セット



１度に履けるって
きっと喜ばれる

恥じる

娘とコンビニへパン買いに




どのパンにしよう





あっ

なんか
凄くふっくらして美味しそうなパン見つけたよ





すごいふっくら
ふわふわじゃ






思わず






そのパン








押して
娘に叱られた









５０前の冬・・・

対策

早朝から



電話



誰かと思いきや
お友達じゃんか　





このお友達
いつも長電話なんよね




な上にこんな朝早くから大迷惑よ



で
どーせ

いつも　本当にどうだっていい内容


それも
機関銃のように喋りまくり続けますから



ええ　ええ
あたしが相槌なんか打たなくても
一向にお構いなく喋りまくりますから
あたしのお話なんか全く聞きませんから


だったら
おうちで　壁かなんかに向かって
お喋りしてたらいいんじゃないの？
って思うんだけど

それは　やっぱ
受話器の向こうにお友達のはながいる　
ってシチュエーションがいちお大事なんやろね






でもさあ


本当に　一人でずっと喋りまくるから
これじゃあ　あたしの存在はなに？
あたし居なくてもいいじゃん



みたいな







おっ？




そうだ！




たぶん


大丈夫やな





よし











相変わらず喋りまくってるお友達の声がする
受話器




















黙って放置して

トイレ行った















戻って

恐る恐る受話器握ったら




あたしの行動知らない様子で

相変わらず喋ってたよ







よっしゃよっしゃ








で今度は

















ゴミ出しも行ってきた





全然オッケー





これからは
どんなに朝の忙しいときでも


電話くれていいからね

まんざら

二階にいたら
下で夫と娘の話す声


日ごろ　２人　ほとんど会話せんから


なんだか　とっても微笑ましい


いいねいいね
どんな会話でも
親子でおしゃべりって






ちょっくら　聞き耳そばだてて・・・・







夫「ママは本当に良く食べるよな」
娘「そうそう」


その話？



夫「運動もしないで　椅子にドッカと腰据えて
口だけ常に動かしてる」
娘「食べる事が生きがいって宣言してたし」




悪いかよ





夫「動かず　食べ続けて・・

あれじゃ　まるで　




我が家に










家畜飼ってるみたいだな」







そこまで言う

あんた　そこまで言う







娘「パパ　それは違うよ」





偉い！


やっぱ
腹痛めた　可愛い娘は違うね







娘「ママは













家畜以下よ















食べたり　卵産んだり
と





役に立つのが



家畜でしょ」











夫「そうだったな」





おのれら

わしを舐めとんのか

気づかん

お友達



スタイルいいんだよな





今日も体の線出まくりファッションで登場



ウエストも　細いな・・・・





って


あれ




腹周り

あんた　それちょっとやばくないか

その腹で　そのファッション　


勘弁してくれよーっ　
だぜったく





いやいや



あたしが言えた義理じゃない
親しき仲にも礼儀あり
ってね


だまっとこ


と
「ねーねー」

ってお友達



「はなってさ







ウエスト太いんだね」


はーーーーーーーーっ？！
あんたに言われたよ









言ったもん勝ち？







気遣ったあたしの負けか

活字効力

「さっきから食べてばかりじゃないか」
って夫
さっきていつよ
今食べ始めたばかりなのに失礼しちゃう

「昼ごはんのあと　まんじゅう食べたかと思ったら
今度はじゃがりこか　食べすぎだぞ」
なに言ってんの
食後のデザートは当たり前の世の中だし
甘い物のあとはしょっぱい物が食べたくなるのも自然の流れでしょ
まんじゅうのあとじゃがりこなんて
どこが食べすぎよ
これのどこが大食いなのよ


「そこまで言うなら・・
じゃがりこ　まんじゅうの前にチャーハン食べただろ」
うん　　お昼ごはんだからね

「の　前にパン食っただろ」
うん　小腹がすいてたから

「の　前にみかん３つ」
お肌にビタミンCじゃ

「の　前に焼き芋」
ありゃ１０時のおやつでしょうが

「の　前にカステラ」
カビそうやったから仕方なく

「の　前に横綱あられ」
目の前に放置されてたからつい・・

「で　朝ごはんにデカいおにぎり２つ
で　その前におめざ　たら言うて
塩大福　朝一に食ったよな！！！」






んな　食ったか？！




食ったな・・・食ってる



食べすぎじゃはな・・・






っつか




おっとよ

あんたはえらい


あたしの食べた物み～んな把握してんだね



毎日食べた物書き出すダイエット法あるらしいね
なんか　それ効く気してきた

進歩あり

魚焼いてたら
焦げそうになり
慌てて取り出そうと思って箸つかんだら
どうやらそれが夫の箸じゃったんやね

でもそんなん構ってられんから
炎の中箸突っ込んで
魚取り出したから　魚無事だった

んやけど
夫の箸焦げた
それも　片方が激しく損傷受けたから
長さが変わったんよね


だから

片方の無傷の箸を
短くなったほうに合わせて
わざわざ　炎で焦がすことに・・・











っつうのが
いつものはな






今年は違うよ



今年　はなは生まれ変わったよ


夫のために
汗水流したんだからね










今年は

無傷のを


焦がして
同じ長さに合わせず







無傷のを



削って
同じ長さに合わせた








捨てんで良かった

小学生時代の











彫刻刀



バレンもあるでよ






　

無事帰宅してくれた

昨日の続きです





娘が帰宅したので
恐る恐る聞いてみた
はな「朝のお餅の件なんだけど」
娘　「あ～　あれね」



はな「カビは怖いっていう・・・」
娘　「知ってたよ」




はな「ほぇっ？」
娘　「ママ　削ってるな～ってわかってた」



はな「ごめーーん


　　　ってか




　　　じゃ
　　　知ってて完食したんだね？」
娘　「そーよっ」




はな「ごめん　学校で大丈夫だった？」
娘　「うん」






はな「今度から気をつけ・・」
娘　「っていうか




　　　あの削り方じゃ　ママのことだから
　　　以前からも削って私達に食べさせてきたんだろうなって
　　　思ったし　でもそれでも今日までなんともなかったから
　　　まいっか　で今朝も見逃そうと思った


　　　んだけど




　　　今あたし　ものすごく大切な時なのに


　　　こんなときでもママ相変わらず削るんだな～っ（笑）


　　　ってちょっと感じたから



　　　で　生物の先生がつい最近言ってたの思い出したから



　　　ちょっとママをドッキリさせてみたんだよね」





スタスタ
二階に上がって行かれた娘







あたしの師匠

無事帰宅してくれ

朝起きてきた娘に
朝食は　ご飯？餅？パン？
って聞いたら
餅　って即答


え～と　お餅ね
って冷蔵庫から取り出したら




冷凍庫に入れてなかったから
ちょいとカビてる



でも
ほんのちょびっとだから　って



点々のカビの部分

娘の目盗んで

包丁で削って




安倍川餅にしてあげた



嬉しそうにそれ食べながら
娘

「お餅で思い出したんだけど
生物の先生が言ってたんだけど
『カビっていうのは恐ろしいんだぞ
カビの先の　目に見えてない部分にまで
カビの成分が浸透しているんだからな
カビやキノコはまだまだ未知なる世界で
侮っちゃあいけない　
パンや餅に生えてるカビをまさか君達



削って食べたりしていないだろうな』
って　言ってたよ

カビって怖いんだね






ごちそうさま
美味しかった」











娘　削るとこ見たのか？

やるせない事実

お友達のおでかけした話し
聞いたんだけど




友　「・・・で　そのラーメン屋　はなが絶対好きそうなお店だった」
はな「どんなラーメン屋？」
友　「安くて盛りが多い」
はな「大好き大好き」




友　「それから　次行った喫茶店絶対はなが気に入ると思った」
はな「どんなだったの？」
友　「店員全部オトコだった」
はな「そりゃ気にいる」



友　「でもあそこの美術館はなは嫌がると思うよ」
はな「なんで？」
友　「駐車料金が高い」
はな「そりゃ許さん」





友　「でもその隣のパン屋は　はな喜ぶ絶対」
はな「どうして？」
友　「試食し放題」
はな「はよ行きたい」




友　「泊まった旅館も絶対はなが行きたがると思った」
はな「どうして？」
友　「温泉の中にものすごく大きい男性のシンボルが置かれてた」
はな「行きたいすぐにでも」






私の嗜好を全て知ってるよ　といわんばかりの
お友達のお喋りに
これまた　ただのひとつも反論できん
自分に　徐々に虚しさがこみ上げてきたのだった