Bravo! オペラ & クラシック音楽

オペラとクラシック音楽に関する肩の凝らない芸術的な鑑賞の記録

8/23(木)サントリーサマーフェス/野平一郎のオペラ『亡命』を最高水準の歌手陣と演奏家たちが世界初演/現代オペラの可能性を問う

2018年08月23日 23時00分00秒 | 劇場でオペラ鑑賞
サントリーホール サマーフェスティバル 2018
《ザ・プロデューサー・シリーズ》
野平一郎がひらくオペラ『亡命』(世界初演)


2018年8月23日(木)19:00〜 サントリーホール・ブルーローズ 指定席 2列 8番 5,000円
作品:オペラ『亡命』〜英語上演・日本語字幕付(2018/世界初演)
作曲:野平一郎
原作・台本:野平多美
【出演】
ベルケシュ・ベーラ(作曲家):松平 敬(バリトン)
ベルケシュ・ソーニャ(ベーラの妻、精神科医):幸田浩子(ソプラノ)
オリヴァー(ソーニャの父):鈴木 准(テノール)
カトナ・ゾルタン(ヴァイオリニスト、作曲家):山下浩司(バス・バリトン)
カトナ・エスター(ゾルタンの妻、チェリスト):小野美咲(メゾ・ソプラノ)
【演奏】
指 揮:野平一郎
フルート:高木綾子
クラリネット:山根孝司
ホルン:福川伸陽
ヴァイオリン:川田知子
チェロ:向山佳絵子
ピアノ:藤原亜美

 サントリーホールで開催される現代音楽の祭典「サマーフェスティバル」。今年は今日の公演のみ、聴くことになった。野平一郎さんの作曲による真作オペラ『亡命』の世界初演である。オペラといっても会場はブルーローズでのこと。つまり形式としては、「室内オペラ」という規模で、上演も完全な演奏会形式で演出なしであった。原作と台本は奥さんの野平多美さんによるもので、何と英語である(もちろん日本語字幕装置付き)。
 ステージの下手側に、野平さんの指揮で、室内アンサンブル(フルート、クラリネット、ホルン、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ)が演奏し、歌手陣は上手側半分で譜面台を立てて、出たり入ったりしながら自分のパートを立って歌う。上記の出演者の項目のところな書いた配役は中心となるキャラクタであり、実際はもっと沢山の登場人物がいるのを交替で受け持ちながらの歌唱であったので、途中からストーリーも内容も良く分からなくなってしまった。
 基本的なストーリーは1950年代のハンガリー(共産圏)で、そこから亡命した音楽家と、亡命できなかった音楽家の物語なのだが、それを現代から過去を振り返って見るというシチュエーションになっている(登場人物のモデルはバルトークとコダーイ)。これを現代も過去も同じ人が演じるので、その内誰が誰だか分からなくなってしまった。しかも音楽は野平さんの現代音楽。聴きやすい曲ではあったが、難解なことには変わりなく、上演時間2時間15分という大作でもあり、聴く方もかなり疲れた・・・。正直言って、良いも悪いも評価するほど理解できていないので、今回は取り敢えず、世界初演を聴いた、ということだけに留めておきたい。



 ← 読み終わりましたら、クリックお願いします。


★・・・・・★・・・・・★・・・・・★・・・・・★・・・・・★・・・・・★・・・・・★・・・・・★・・・・・★・・・・・★

当ブログの人気ページをご紹介します。
↓コチラのバナーをクリックしてください。↓








コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 8/21(火)読響《三大協奏曲》/... | トップ | 8/25(土)読響土曜マチネー/シ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

劇場でオペラ鑑賞」カテゴリの最新記事