アマ無線再開に当たって、取りあえず電波の
発射をするためには、無線機(RIG)とアンテナを
何とかしなければならない。
お休み前にはベランダにサガ電子のアローライン
(21~144Mhz用)を上げていたのだけれど、数年前に
撤去し、アンテナも無い。
まずはRIGが生きているのか・・・TS-690に火を入れてみると・・・
5~6秒ほど経って表示部に周波数が表示され、メータ等の
表示も問題ない。
メインダイアルを回すと普通に変化し、各スイッチ類も
問題無さそう・・・が!!「音が出ない」
AFゲインを目一杯上げてもRFゲインをいじっても・・・
「こりゃAF段がいかれたか?」とすぐさまWeb検索。
「TS-690音が出ない」で検索すると・・・出てくる出てくる
どうも持病のようで、470μの電解コンのパンク・液漏れ。
原因は推測できたので、長年の埃をブロアで飛ばし、
フロントパネル・つまみ類を「ハヤトール」で磨き中性洗剤の
お風呂に入れて(笑)見違えるような輝きを取り戻した。
さて、コンデンサの交換なのだが、各部の調整とチェックもあり
ショップに持ち込み修理と調整をお願いした。
自分でやっても良いのだけど何しろ老眼と、手先の衰えも有り
測定器もテスタくらいしか残ってないので、ここはプロにお任せ。
「おおっ!懐かしいRIGですね~」と言われたがそんなに
レトロでは無いはず・・・と思ったが1990年頃のRIGなんだよね~(hi
一週間ほどで無事帰還し、各部調整完了。もちろん無事音は出た。
出力も各バンド50W出ており、問題なし。
このRIGは3級を取得したときに我が家の大蔵大臣に申告しなくて
良い、臨時収入が有ったので購入したRIG。
何を思ったかフィルタもフル実装したんだけど、ATは端折った。
その1年後に2級を取得したためせっかくだからと50Wに改造。
改造はKENWOODに送り、メーカーでの改造と改造証明を貰い
免許登録した記憶がある。
なので正式にはTS-690D(25W機)改になるのかな?(hi
25WのPAユニットも返して貰ったので、現PAがNGになっても大丈夫?
このRIGを語ると必ず出る「混変調の脆弱」は今も健在(?)で
contestやE-spo時には近くで強力な局が出ると・・・
こればっかりはフィルタや混信除去装置を入れてもだめ。
「耳フィルタ」で乗り切るしか無い。
ダイオードを交換等改造すると良くなるとの話もあるが・・・
・良いところ
1・つまみとボタンで全て直感的に実行できるインターフェイス
2・コンパクトなわりに十分な機能
3・アンテナ端子が2系統
4・全体的なデザイン(これは個人の趣味か?hi)
5・賑やかな表示・メーター廻り(hi
・う~んなところ
1・上記混変調の弱さ
2・ノイズに弱い
3・旧TORIOとは思えない音質(かん高い)
4・テンキーが付いてるのにバンドセレクトはUP・DOWNキーのみ
5・CWでのセミブレークイン(まぁVOX・DELAY調整で何とかなるけど)
まぁでも当時のコンパクト・エントリー機としては必要にして
十二分な機能と性能があるのでお気に入りのRIGではあります。
もちろん現在のRIGと比較しては可哀想。
ただ私の運用スタイルでは十分実用機!。
by JJ1WGG
SP-23付き
*2019年5月20日 追加情報で内部の写真をUP→「TS-690 その2」
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