年初でゲ謎(ゲゲゲの謎)を見てきたせいか
友人との間で盛り上がっている
ゲゲゲの鬼太郎話ですが、
昨年Netflixで公開された悪魔くんを
勢いで友人が見たそうで、
「超よかった!ベネディクト・カンバーバッチの
シャーロック見てる感じになる!!」っていうので
ほう。とお試し分を見てきて
ウヒョーという気持ちになっているsachiakiです。
ゲゲゲの鬼太郎6期が出た時にも
シーズンによって鬼太郎の性格が違う
って話が出てくるんだけど、
私が見ていた平成時代は4期と言われるもので
やはり同時期に悪魔くんも放映してまして
鬼太郎くんと悪魔くんの性格や行動様式が
けっこう近いので親和性が高いんですよね。
要するにその時代の考え方がそういうものだった。
ってことなんだと思います。
振り返れば「魔神英雄伝ワタル」も「勇者シリーズ」も
主人公は明るく真っ直ぐでちょっと頼りない
劉備元徳的な性質が強い感じかな。
正義に熱く、友情に熱く、仲間と協調していく感じ。
ホロスコープ的にいえば
1975年〜1982年生まれは天王星蠍座世代。
この世代は人との関わり方を変革させていくことを好む世代。
パートナーシップであったり性の多様性なんかを求めるのも
この世代の人たちが大人になったのもあるのかもね。
自分らしさを中核に持ちながら人とどう繋がるかを
考える人たちってことなので、
ちょうどドンピシャで見ていた
友情・努力・勝利の王道ジャンプの影響も大きく
やや後ろ世代からすると熱苦しいし、
この人たちがもたらした多様性のせいで
混乱も感じているためややクールっていうところもあるかな。
冷静に分析してもう一度整頓していきましょう。
みたいなところがあるかも。
そんな熱苦しい世代育ちのわたしたち世代が
世に放っている6期鬼太郎くんはやや現実主義で
初代墓場鬼太郎の性格に近いそうです。
初代といえば戦争帰りの
水木さんの死生観が強く出ているので
やっぱどっか斜に構えてるところがありますよね。
人間に期待してない感じというか……。
というわけでネトフリ版悪魔くんの性格は
まさにシャーロック的というか、
相棒の右京さん的というか、
謎解きに全振りしているので
性格がちょっとぶっ壊れ気味w
人の気持ちが理解できないところも
現代的といえばそういうことなのかも。
悪魔くんを育ててくれた初代悪魔くん(いわゆる埋もれ木版)が
とっても平和主義で「みんな仲良くしよう!」って
タイプであったのと正反対な感じも
うまく作ってるなって思いました。
お人好しの元に事情持ちの子が預けられると
その感情の処理が追いつかなくて
人との関係を断ちたがるきらいがあるっていうのかな。
育て親である悪魔くんを「オヤジ」と呼んでいるので
反発はしているけれど認めてるのかな。
でも「みんな仲良く」には馴染めないから
仲良くなれないって感じなのかも。
そんな人外的な悪魔くんのサポートには
埋もれ木版でメフィスト2世と呼ばれていた
彼の息子(人間とのハーフ)がいて
まさにワトソンくんのように動き
見ていてフフッてなります。
悪魔使いが荒くて人の事情お構い無しで
事実だけを述べまくる悪魔くんの
良いパートナーだなと思います。(ケンカしてたけど)
まぁそんな感じでアニメだとバカにせずに
見てみると結構面白いよっていうのと
平和主義だからこそ、現実主義世代との
軋轢もあるのかな?と感じた次第です。
今そこにある危機が大きいからこそ
平和主義の志を貫きたいところです。
現実は大切だけど「理想も語れなきゃ終わりだ」ですからね。
それではまた!モイモイ