constructive monologue

エゴイストの言説遊戯

アノマリーの証明

2011年08月12日 | hrat
13連戦の真只中にあって、これまで相性の良かったオリックス戦(9勝3敗)で3タテを喰らい、気がつけば最下位の西武とのゲーム差が1になってしまった楽天。ソフトバンクと日本ハムの二強状態にあって、現実的目標を3位の椅子確保に設定するより仕方のない楽天であるが、当面の競合相手であるオリックス・ロッテ・西武に対して勝ち越しているか、ほぼ五分の対戦成績(対西武5勝6敗)を残しており、まだクライマクスシリーズ進出の望みが絶たれるような「終戦」が眼前に迫っているわけではない。

岩隈が先発ローテーションに復帰し、ラズナーを抑えにまわすことで「勝利の方程式」が整備されていることを考えると、ますます問題が打線にあるといわざるを得ない。8月4日の西武戦で今季初の二桁得点を記録して、貧打と拙攻に苦しんできた状況から抜け出すきっかけになるかと思われたが、それも一夜限りの「真夏の夜の夢」に過ぎなかったようだ。統一球の影響で「投高打低」がいくら顕著といっても、低調な打線が改善される気配はいっこうに見えてこない。一般に夏場は投手陣が疲れ、打線が活発になると言われるが、投手優位の状況がこの一般論によってある程度崩れるにしても、今の楽天打線にしてみれば焼け石に水でしかないだろう。
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