constructive monologue

エゴイストの言説遊戯

38→47→?

2006年10月02日 | hrat
昨季より9勝アップも最下位が屈辱…ノムさん来季逆襲誓う!(『サンケイスポーツ』)
ノムさん来季クビかける…昨年より9勝増の47勝もザンゲ(『スポーツ報知』)

47勝85敗4分の勝率.356(セリーグ首位打者の福留の打率.357より低い)で、楽天の2年目のシーズンが終了。得点、失点、防御率、本塁打数がリーグ最低で、オリックスと9勝10敗1分で互角だった以外は、ほとんどダブルスコアで負け越していることから導かれる当然の結果である。野村監督はプレーオフ進出を来季の目標に掲げているが、オリックスを除いた4球団との戦力的な差を考えると、最下位脱出に集中したほうが無難だろう。

来季に向けた補強戦略としては、投手陣では、岩隈、一場、グリンに続く先発の整備が急務となる。ルーキーの田中や、獲得が噂される桑田が加わったとしても未知数の部分が大きく、また確実に計算できる左腕の先発の育成も課題だろうが、有銘、インチェ、松崎あたりの成長を待つだけの余裕があるかにかかってくる。

打撃陣については、フェルナンデスの前後の打者が問題で、いつまでも山崎武司にHRを期待している場合ではなく、また長打力に欠けるリックには7番あたり任せ、その確実性を活かすとすれば、とりわけ左の長距離砲がほしいところである。あとは磯部が復調し、3番に座ることができれば、鉄平・高須・磯部・フェルナンデスとそこそこの打線になる。
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